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コンクリート用語まとめ★基本的な意味がすぐわかる(一覧表)

コンクリート用語

コンクリートに関連する基本的な用語をまとめました。

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この記事を書いた人

名前:ちゃんさと
  • 元公務員の土木ブロガー💻
  • 国立大学の土木工学科卒業(学士、コンクリート研修室所属)
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
  • 転職活動経験あり(現在フリーランス)
  • 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信中!

もくじ

コンクリート用語まとめ

それぞれの定義や意味をサクッと確認していきましょう。

❶コンクリート名称

セメント

色々なコンクリート

  1. コンクリート
  2. モルタル
  3. セメントペースト
  4. 無筋コンクリート
  5. 鉄筋コンクリート
  6. プレストレストコンクリート・プレストレス
  7. AEコンクリート
  8. レディーミクストコンクリート
  9. マスコンクリート
  10. 流動化コンクリート
  11. 膨張コンクリート
  12. 高流動コンクリート
  13. 水中コンクリート
  14. プレパックドコンリート
  15. 吹付けコンクリート

コンクリート

セメント、水、細骨材、粗骨材および必要に応じて加える混和材料を構成材料とし、これらを練り混ぜ、その他に方法により混合し硬化させたもの。

 

モルタル

セメント、水、(細骨材)、および必要に応じて加える混和材料を構成材料とし、これらを練り混ぜ、その他に方法により混合し硬化させたもの。

 

セメントペースト

セメント、水および必要に応じて加える混和材料を構成材料とし、これらを練り混ぜ、その他に方法により混合し硬化させたもの。

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無筋コンクリート

鋼材で補強しないコンクリート。

ただしコンクリートの収縮ひび割れその他に対する用心のためだけに鋼材を用いたものは無筋コンクリートと定義される。

 

鉄筋コンクリート

鉄筋で補強されたコンクリート。

外力に対して鉄筋とコンクリートが一体となって働くもの。

 

プレストレストコンクリート・プレストレス

PC鋼材などによってプレストレストが与えられている一種の鉄筋コンクリート。

プレストレスとは、荷重作用によって断面に生じる応力を打ち消すように、あらかじめ計画的にコンクリートに与える応力のこと。

 

AEコンクリート

AE剤などを用いて微細な空気泡を含ませたコンクリート

 

レディーミクストコンクリート

整備されたコンクリート製造設備をもった工場から、荷卸し地点における品質を指示して購入することができるフレッシュコンクリートのこと。

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マスコンクリート

部材あるいは構造物の寸法が大きく、セメントの水和熱による温度の上昇を考慮して設計・施工しなければならないコンクリートのこと。

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マスコンクリート|温度ひび割れ対策や定義・養生の留意点

 

流動化コンクリート

あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに流動化剤を添加し、これを攪拌して流動性を増大させたコンクリートのこと。

 

膨張コンクリート

混和材として膨張材を加えてつくったコンクリートのこと。

 

高流動コンクリート

フレッシュ時の材料分離抵抗性を損なうことなく、流動性を著しく高めたコンクリートのこと。

 

水中コンクリート

淡水中、安定液中あるいは海水中に打ち込むコンクリートのこと。

 

プレパックドコンリート

あらかじめ型枠内に特定の粒度をもつ粗骨材を詰めておき、その間隙にモルタルを注入してつくるコンクリートのこと。

 

吹付けコンクリート

コンプレッサあるいはポンプなどを利用して、ノズル位置までホース中を運搬したコンクリートを圧縮空気により施工面に吹付けて形成させたコンクリートのこと。

 

❷材料&混和材(剤)

砂利

材料&混和材(剤)

  1. 骨材
  2. 砂利
  3. 再生骨材
  4. 細骨材
  5. 粗骨材
  6. 粒度
  7. 骨材の粗粒率
  8. 骨材の実積率
  9. 細骨材率
  10. 粗骨材の最大寸法
  11. 骨材の表面水
  12. 骨材の表面乾燥飽水状態
  13. 骨材の絶対乾燥状態
  14. 結合材
  15. 混和材料
  16. 混和材
  17. 混和剤
  18. エントレインドエア
  19. エントラップトエア

 

骨材

モルタルまたはコンクリートをつくるために、セメントおよび水と練り混ぜる砂、砂利、砕砂、砕石、スラグ骨材、その他これらに類似の材料のこと。

 

自然作用によって岩石などからできた細骨材のこと。

 

砂利

自然作用によって岩石などからできた粗骨材のこと。

 

再生骨材

解体したコンクリート塊などを破砕などの処理を行うことにより製造したコンクリート用の骨材。

細骨材と粗骨材の2種類がある。

 

細骨材

10mm網ふるいを全部通り、5mm網ふるいを質量で85%以上通る骨材のこと。

 

粗骨材

5mm網ふるいに質量で85%以上とどまる骨材のこと。

粗骨材について★土木コンクリート用語かんたん解説

粒度

骨材の大小の粒の分布状態のこと。

 

骨材の粗粒率

80、40、20、10、5、2.5、1.2、0.6、0.3および0.15mmの呼び寸法の網ふるいの一組を用いてふるい分けを行った場合、各ふるいを通らない全部の試料の百分率の和を100で除した値。

 

骨材の実積率

容器に満たした骨材の絶対容積の、その容器の容積に対する百分率。

 

細骨材率

コンクリート中の全骨材量に対する細骨材量の絶対容積比を百分率で表した値。

記号:s/a

細骨材率について★コンクリートの基礎知識

粗骨材の最大寸法

質量で骨材の90%以上が通るふるいのうち、最小寸法のふるいの呼び寸法で示される粗骨材の寸法。

 

骨材の表面水

骨材粒の表面に付着して存在し、コンクリートの練り混ぜ水の一部となりえる水のこと。

その量は、骨材に含まれる水量から骨材粒の内部に吸収されている水量を差し引いた値で示される。

細骨材の表面水率★計算方法!例題でかんたん解説

骨材の表面乾燥飽水状態

骨材の表面水がなく、骨材粒の内部の空隙がすべて水で満たされている状態のこと。

 

骨材の絶対乾燥状態

骨材を100~110℃の温度で定質量となるまで乾燥し、骨材粒の内部に含まれている自由水が取り去られた状態のこと。

 

結合材

水と反応し、コンクリートの強度発現に寄与する物質を生成するものの総称。

セメント、高炉スラグ、フライアッシュなどを含めたもの。

 

混和材料

セメント、水、骨材以外の材料で、コンクリートなどに特別の性質を与えるために、打ち込みを行う前までに必要に応じて加える材料のこと。

 

混和材

混和材料のうち、使用量が比較的多く、それ自体の容積がコンクリートなどの練上り容積に算入できるもの。

 

混和剤

混和材料のうち、使用量が少なく、それ自体の容積がコンクリートの練上り容積に算入されないもの。

【関連記事】

混和剤と混和材の違いとは?コンクリート混和材料の種類や効果まとめ

 

エントレインドエア

AE剤または空気連行作用のある混和剤を用いてコンクリート中に連行させた独立した微細な空気泡のこと。

 

エントラップトエア

混和剤を用いなくても、コンクリート中に自然に含まれる空気泡のこと。

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エントレインドエアとエントラップエアの違い★土木用語の基礎知識

❸鋼材・鉄筋

鉄筋

鋼材・鉄筋

  1. 鋼材
  2. 普通丸鋼
  3. 異形棒鋼・異形鉄筋
  4. PC鋼材
  5. スペーサー
  6. クリープ
  7. あき
  8. かぶり

 

鋼材

鉄を主成分とする構造用炭素鋼の総称。

鉄筋コンクリート用棒鋼、PC鋼材、形鋼、鋼板などが含まれる。

 

普通丸鋼

断面が一様な円形の鉄筋。

 

異形棒鋼・異形鉄筋

コンクリートの付着をよくするために、表面に突起をもつ棒状の鋼材。

 

PC鋼材

プレストレストコンクリートに用いる緊張用の鋼材。

 

スペーサー

鉄筋あるいはPC鋼材、シースなどに所定のかぶりを与えたり、その間隔を正しく保持したりするために用いる部品のこと。

 

クリープ

応力を作用させた状態において、弾性ひずみおよび乾燥収縮ひずみを除いたひずみが時間とともに増大していく現象。

【関連記事】

コンクリートのクリープ現象と収縮について|図解でかんたん解説

 

あき

互いにとなり合って配置された鋼材の純間隔のこと。

鉄筋のあきとは?土木初心者の知らない鉄筋の世界

 

かぶり

鋼材あるいはシースの表面からコンクリート表面までの最短距離で計測したコンクリートの厚さのこと。

 

❹設計

設計

  1. 示方配合・現場配合
  2. 設計基準強度・配合強度
  3. 水セメント比

 

示方配合・現場配合

示方配合は、所定の品質のコンクリートが得られるような配合で、仕様書または責任技術者によって指示されたもの。

コンクリート練上がり1㎥の材料使用量で表す。

現場配合は、示方配合のコンクリートが得られるように、現場における材料の状態および計量方法に応じて定めた配合のこと。

 

設計基準強度・配合強度

設計基準強度は、構造計算において、基準とするコンクリート強度のこと。

一般に材齢28日における圧縮強度(記号:f’ck)を基準とする。

 

配合強度は、コンクリートの配合を決める場合に目標とする強度。

一般に材齢28日における圧縮強度(記号:f’cr)を基準とする。

 

水セメント比

水セメントは、フレッシュコンクリートまたはフレッシュモルタルに含まれるセメントペースト中の水とセメントの質量比。

質量百分率で表されることが多い。

【関連記事】

水セメント比について★強度×基準×計算まるっと解説

❺コンクリートの状態や劣化

豆板

状態や劣化

  1. フレッシュ(コンクリート・モルタル・ペースト)
  2. スランプ
  3. ブリーディング
  4. レイタンス
  5. コンシステンシー
  6. ワーカビリティー
  7. アルカリシリカ反応
  8. 耐凍害性・初期凍害
  9. 化学的侵食
  10. コールドジョイント

フレッシュ(コンクリート・モルタル・ペースト)

まだ固まらない状態にあるコンクリート、モルタルおよびセメントペーストのこと。

 

スランプ

フレッシュコンクリートのやわらかさの程度を示す指標のひとつ。

スランプコーンを引き上げた直後に測った頂部からの下がりで表す。

【関連記事】

コンクリート【スランプ】の基準・許容値・試験などを徹底解説

 

ブリーディング

フレッシュコンクリートなどにおいて、固体材料の沈降または分離によって、練り混ぜ水の一部が遊離して上昇する現象。

 

レイタンス

コンクリートの打ち込み後、ブリーディングに伴い内部の微細な粒子が浮上し、コンクリート、モルタル、セメントペーストの表面に形成されるぜい弱な層のこと。

【さらにくわしく】

コンクリートのレイタンスとは?意味や処理方法かんたん解説

 

コンシステンシー

主として水量の多少によって左右されるフレッシュコンクリートなどの変形または流動に対する抵抗性のこと。

 

ワーカビリティー

材料分離を生じることなく、運搬、打ち込み、締固め、仕上げなどの作業が簡単にできる程度を表すフレッシュコンクリートの性質。

【関連記事】

ワーカビリティー&コンシステンシー|コンクリートの性質を表す土木用語

 

アルカリシリカ反応

骨材中の反応性鉱物とセメント、その他のアルカリ分がアルカリシリカゲルを生成する反応。

これによりコンクリートの膨張ひび割れ、ポップアウトなどが生じる。

【さらにくわしく】

アルカリ骨材(シリカ)反応の原因・基準・対策をわかりやすく解説

 

耐凍害性・初期凍害

耐凍害性とは、凍結融解のくり返し作用に対する抵抗性のこと。

初期凍害は、凝結硬化の初期に受けるコンクリートの凍害を指す。

【さらにくわしく】

コンクリートの凍害って何?メカニズム・特徴・対策を簡単に解説!

 

化学的侵食

酸や硫酸塩などの侵食物質によりコンクリートの溶解、劣化や、侵入した侵食物質がセメント組成物質や鋼材と反応し、体積膨張によってひび割れやかぶりのはく離、さらには鋼材腐食を引き起こす劣化現象のこと。

【さらにくわしく】

コンクリートの化学的侵食の対策やメカニズムについて

 

コールドジョイント

先に打ち込まれたコンクリートと後から打ち込んだコンクリートとの間が、完全に一体化していない不連続面のこと。

【さらにくわしく】

コンクリートの【コールドジョイント】とは?原因や対策まるわかり

❻現場関連のコンクリート用語

コンクリート打ち込み

現場関連

  1. 打ち重ね時間間隔
  2. バッチ
  3. せき板
  4. パイプクーリング
  5. ノズルマン
  6. 工場製品
  7. 成形

打ち重ね時間間隔

コンクリートを層状に打ち重ねる場合に、下層のコンクリートの打ち込み終了から上層のコンクリートの打ち込み開始までの時間の差。

 

バッチ

1回に練り混ぜるコンクリート、モルタル、あるいはセメントペーストの量。

 

せき板

型枠の一部でコンクリートに直接接する木、金属、プラスチックなどの板類のこと。

 

パイプクーリング

マスコンクリートなどの施工において、打込んだ後のコンクリートの温度を制御するため、あらかじめコンクリート中に埋め込んだパイプの中に冷水または空気を流してコンクリートを冷却する方法。

 

ノズルマン

トンネルなどの吹付けコンクリートにおいて、コンクリートを吹付け面に吹付ける作業を行う人を指す。

 

工場製品

管理された工場で継続的に製造されるプレキャストコンクリート製品のこと。

 

成形

コンクリートを型枠に詰め、締め固めて工場製品の形をつくること。

 

❼コンクリート養生

コンクリート養生

養生

  1. 標準養生
  2. 湿潤養生
  3. 温度制御養生
  4. 保温養生
  5. 給熱養生
  6. 促進養生
  7. 蒸気養生
  8. オートクレープ養生

【関連記事】

コンクリートの養生|種類や目的まるっと解説!わかりやすい一覧表付き

 

標準養生

温度20±3℃に保ちながら、水中または湿度100%に近い湿潤状態で行う養生のこと。

 

湿潤養生

打ち込み後、一定期間コンクリートを湿潤状態に保つ養生のこと。

 

温度制御養生

打ち込み後、一定期間コンクリートの温度を制御する養生のこと。

 

保温養生

断熱性の高い材料などでコンクリート表面を覆って熱の放出を極力抑え、セメントの水和熱を利用して必要な温度を保つ養生のこと。

 

給熱養生

養生期間中なんらかの熱源を用いてコンクリートを加熱する養生のこと。

 

促進養生

コンクリートの硬化や強度発現を促進するために行う養生のこと。

 

蒸気養生

高温度の水蒸気のなかで行う促進養生のこと。

 

オートクレープ養生

高温・高圧の蒸気がま(オートクレープ)のなかで、常圧より高い圧力下で高温の水蒸気を用いて行う養生のこと。

 

以上です。

そのほか、さらにくわしくは以下の記事やコンクリートカテゴリーをご覧ください。

ありがとうございました。

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