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単位堆積重量★求め方や単位!密度(単位堆積質量)との違いもチェック

単位堆積重量

【定義と単位】単位堆積重量

単位堆積重量とは、単位堆積あたりの重量です。

単位堆積とは1㎥、1㎝³、1mmなどを指しています。

そして単位堆積重量の単位は【kN/㎥】や【N/m³】を使用することが多いです。

 

単位換算

1kN=101.9㎏

1㎏=0.0098kN(9.8N)

1000N=1kN

 

単位堆積重量と密度(単位堆積質量)との違いと求め方

単位堆積重量の求め方は以下のとおり。

単位堆積重量=密度×重力加速度

物体の密度に重力加速度(9.80665m/s²)を掛け算することで求められます。

 

一方、単位堆積重量と密度(単位堆積質量)の違いは、その名のとおり、重量か質量かということ。

重量のほうは、重力加速度(9.80665m/s²)がかかっている状態。

普段、重力の力を体で感じることはないですけど、宇宙に行ったとすれば体は浮いて、重力の影響を受けないことはなんとなく想像できますよね。

だから例えば、単位堆積【重量】は地球で測るのと宇宙で測るのでは異なります。

一方で密度(単位堆積質量)は、もともと重力加速度(9.80665m/s²)を考えていないので、地球で測っても宇宙で測っても同じになります。

 

一般的な土木・コンクリート材料の単位堆積重量

一般的な土木・コンクリート材料の単位堆積重量をまとめておきます。

参考にしてください。

材料 単位堆積重量

(kN/㎥)

骨材 乾燥 17
飽水 20
砂利 乾燥 17
飽水 21
砕石 乾燥 15
飽水 19
砂混じり砂利 乾燥 20
飽水 23
コンクリート 無筋コンクリート 普通コンクリート Fc≦36 23
36<Fc≦48 23.5
48<Fc≦60 24
軽量コンクリート1種 Fc≦27 19
27<Fc≦36 24
軽量コンクリート2種 Fc≦27 17
鉄筋コンクリート 普通コンクリート Fc≦36 24
36<Fc≦48 24.5
48<Fc≦60 25
軽量コンクリート1種 Fc≦27 20
27<Fc≦36 22
軽量コンクリート2種 Fc≦27 18
鉄骨鉄筋コンクリート 普通コンクリート Fc≦36 25
36<Fc≦48 25.5
48<Fc≦60 26
軽量コンクリート1種 Fc≦27 21
27<Fc≦36 23
軽量コンクリート2種 Fc≦27 19
遮蔽用コンクリート 22~60
普通モルタル 20
パーライトモルタル 10
処理木材 集成材 5
乾燥 13
通常 16
飽水 18

 

以上です。

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ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

名前:ちゃんさと
  • 元公務員の土木ブロガー💻
  • 国立大学★土木工学科卒業(学士)
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
  • 転職活動経験あり(現在フリーランス)
  • 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信中!

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