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液状化対策★発生原因や判定方法かんたん解説

液状化現象

こんにちは、土木学士ちゃんさとです。

 

今回のテーマは【液状化対策】

発生原因や判定方法などもまとめましたので、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人

名前:ちゃんさと 1992年生まれ
  • 元公務員(土木職)の主婦ブロガー💻
  • 国立大学★土木工学科卒業(学士)
  • 大学卒業後、某県庁の地方公務員(土木職)に合格!7年間はたらいた経験をもつ
  • 現場監督・施工管理の経験あり
  • 1級土木施工管理技士・危険物取扱者(乙)・玉掛けの資格もち
  • 今はブログで土木、土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報を発信中!

 

液状化対策①(液状化&側方流動)

軟弱地盤

液状化は、ゆるい砂地盤に地震動などの急激なせん断力が作用すると、砂地盤内に過剰間隙水圧が発生し、有効応力の低下とともに液体状となる現象です。

一方、側方流動とは、液体状となった土層が解放面に向かう現象です。(傾斜地盤も同様)

 

これらの液状化現象に対する対策としては、基礎に限られますが、

液状化対策

  1. 設計土質定数の低減
  2. 側方流動圧の配慮
  3. 層境界部の損傷に配慮し、杭体設計の変更

などが挙げられます。

 

また、側方移動という現象もあり、軟弱地盤上に橋台を設けると、地盤に高低差が生じ、ヒービング現象と同様に地盤が低いほうへもぐりこむ現象のことを指します。

発生原因の指標はN値6、qu=120kN/㎡以下であるときです。

対策としては、以下のことが考えられます。

側方移動対策

  1. NEXCOの側方移動指数F値、道路橋示方書による側方移動判定I値による判断(I=μ₁μ₂μ₃・γh/c)
  2. 軟弱地盤の改良
  3. 側面盛土の改良

また、側方移動の有無を把握する試験の一例としては、一軸・三軸圧縮試験があり、F値やI値判定の粘着力推定が挙げられます。

〈関連記事〉

軟弱地盤対策工法の一覧まとめ!n値や覚え方もかんたん伝授

 

液状化対策②(判定および留意点)

液状化の判定を行う必要がある砂質系の土層は以下のとおりです。

液状化判定が必要な土層

  1. 地下水位が現地盤から10m以内~20m以内の深さに存在する飽和土層
  2. 細粒分含有率FCが35%以下、FCが35%以下を超えても塑性指数Ipが15以下
  3. 平均粒径D50が10㎜以下で、かつ10%粒径D10が1mm以下

また、液状化の有無を把握する試験の一例としてはこんな感じ 🙂

土質試験の種類(液状化の有無) 分かること
ボーリング調査 地下水位の把握
標準貫入試験 液状化判定用N値の算定
粒度試験 細粒分含有率、粒径
液性限界・塑性限界試験 塑性指数
単位体積重量試験 液状化判定用単位重量

標準貫入試験

【標準貫入試験★概略図】

〈関連記事〉

標準貫入試験とは?N値との関係や目的&手順をわかりやすく解説

原位置試験の種類&一覧!土質試験の原位置試験についてかんたん解説

 

また、液状化判定における留意点をまとめました。(道路橋示方書参考)

①対象土層は沖積層(第四紀のうち新しい地質時代)

⇒洪積層は対象外

②粒度試験、液性限界、試験および塑性限界試験を1m間隔で実施

⇒従来とは異なるため発注者と要協議

③レベル1地震動に対して液状化判定

④層厚が1m程度以上連続した土層が対象

⇒緩い砂質土でも層厚が1m以下であれば除外

⑤河床など水位が地表面より高い場合は地下水位を地表面とする

 

以上です。

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興味のある方はぜひご覧ください。

ありがとうございました。

 

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