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【足場】最大積載荷重の基準★土木施工管理技士の試験にもよく出ます

足場の最大積載荷重

こんにちは、ちゃんさとです。

足場の最大積載荷重について知りたいな~

こんなお悩みを解決します。

 

足場の最大積載荷重の基準や注意事項などをまとめましたので参考にしてください。

また足場については、土木施工管理技士の試験にもよく出ますので要チェックですよー 🙂

 

この記事を書いている人

名前:ちゃんさと 女性/既婚 1992年生まれ
  • 元公務員の主婦ブロガー💻
  • 国公立大学の土木工学科卒業
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間はたらきましたが、人間関係のストレスや組織体制が合わないと感じて退職しました。
  • 1級土木施工管理技士の資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信をしています。

それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。

 

【足場】最大積載荷重の一般的な注意事項

足場については、労働安全衛生法(または規則)や建設業労働災害防止協会の基準に基づき作業をおこなってください。

注意事項

  • 足場の構造、材料に応じて作業床の最大積載荷重を定めて、これを超えないようにすること
  • 最大積載荷重を足場の見やすい場所に表示して、作業員に周知させること
  • 足場の設計は、風、雪なども考慮すること
  • 床材が木材の場合、支点間隔や荷重に応じて計算した以下の許容曲げ応力の値を超えないようにすること

 

木材の許容曲げ応力表

木材の種類 許容曲げ応力(N/mm²)
針葉樹 あかまつ、くろまつ、からまつ、ひば、ひのき、つが、べいまつ、べいひ 13.2
すぎ、もみ、えぞまつ、とどまつ、べいすぎ、べいつが 10.3
広葉樹 かし 19.1
くり、なら、ぶな、けやき 14.7
合板(アピトンまたはカボールをフェノール樹脂により接着したもの) 16.2

参考に、足場についての労働安全衛生法を一部のせておきます。

事業者は、足場の構造及び材料に応じて、作業床の最大積載荷重を定め、かつ、これを超えて積載してはならない。

(引用:労働安全衛生法第562条第1項)

事業者は、令別表第八第一号に掲げる部材又は単管足場用鋼管規格に適合する鋼管を用いて構成される鋼管足場については、前条第一項に定めるところによるほか、単管足場にあつては第一号から第四号まで、わく組足場にあつては第五号から第七号までに定めるところに適合したものでなければ使用してはならない。

(引用:労働安全衛生法第571条第1項)

令別表第八  鋼管足場用の部材及び附属金具(第十三条関係)
  一  わく組足場用の部材
    1  建わく(簡易わくを含む。)
    2  交さ筋かい
    3  布わく
    4  床付き布わく
    5  持送りわく

さらにくわしく法令・規則が知りたいかたは、以下の記事がおすすめです。

労働安全衛生規則(足場)
【足場】労働安全衛生規則を分かりやすく書き換え(改稿)

続きを見る

 

【足場】最大積載荷重の基準

足場

足場の最大積載荷重基準表

足場の種類 1スパンあたりの最大積載荷重 備考
標準わく組足場 建わく幅 1,200mm 500㎏以下
  • 床付き布わくによって決まる場合の同時積載層数および床付き布わくの最大積載荷重については別表1、2による

 

900mm 400㎏以下
簡易わく組足場 250㎏以下
低層工事簡易わく組足場 250㎏以下
  • 1スパンあたりの最大積載荷重は250㎏以下(中央集中荷重)
  • 同スパン内の同時積載総数は2層以下とする。
単管足場 400㎏以下
  • 1スパンあたりの最大積載荷重は400㎏以下
  • 同スパン内の同時積載総数は2層以下とし、連続スパンにわたって積載しない
ブラケット一側足場(単管) 150㎏以下
  • 1スパンあたりの最大積載荷重は150㎏以下
  • 建地1本あたり100㎏とする
吊りわく足場 片側200㎏以下
  • 両側合わせては400㎏以下
  • 鉄骨梁とりつけ式吊り足場および鉄骨柱とりつけ式吊り足場も片側200㎏以下とする
吊り棚足場 ループ吊り 430㎏/本
  • 吊りチェーン1本あたりの許容体力は2.36kNとする
  • ループ吊りのときは4.21kNとする
1本吊り 240㎏/本
くさび緊結式足場 建地における「前踏み」と「あと踏み」のあいだ 900mm以上 400㎏以下
  • この積載荷重は同一スパン上2層までとする
  • 連続スパンにわたって積載しないこと
400mm以上900mm以下 200㎏以下
低層住宅工事用足場 ブラケット一側足場 1本建地 200㎏以下
  • 足場1構面につき400㎏以下とする
2本縦地
低層住宅工事用二側足場

(参考文献:建設業労働災害防止協会「足場の組立て等作業の安全」)

足場の支柱と支柱の間のことを【スパン】といいます。1スパン何枚か使うときには、最大積載荷重を超えないように注意が必要です。
足場の建地(たてじ)とは垂直にたっている部材のこと!建地が2列に並んでいるとき、建物がわの建地を前踏み(まえふみ)、外がわの建地を後踏み(あとふみ)といいます。

 

別表1:床付き布わくによって決まる基準

布わくとは、水平方向の布地とはり材、それに掴み金物を接合して作られた足場部材のこと。作業床の役割を果たすのものを「床付き布枠わく」や「布板」といいます。

 

足場の区分 種類(mm)や形状 建わく幅(mm) 1層・1スパンあたりの最大積載荷重(㎏) 同時積載層数
床付き布わく
  • 幅500
  • 2枚敷き
1,200 500㎏以下 2
1,219
  • 幅500、幅300、各1枚敷き
  • 幅500、幅240、各1枚敷き
900 400㎏以下
914 370㎏以下
  • 幅500
  • 1枚敷き
750 250㎏以下
762
  • 幅500
  • 1枚敷き
600
610

(参考文献:建設業労働災害防止協会「足場の組立て等作業の安全」)

別表2:床付き布わくの許容積載荷重

区分 幅(mm) 長さ(mm) 許容荷重(㎏/枚)
床付き布わく 240
  • 1,800
  • 1,829
120㎏以下
300 150㎏以下
500 250㎏以下
低層わく用の床付き布わく 500

(参考文献:建設業労働災害防止協会「足場の組立て等作業の安全」)

 

【足場】許容積載荷重と最大積載荷重のちがい

許容積載荷重とは、布板1枚あたりが耐えられる限界の荷重のことです。

いっぽうで最大積載荷重は、布板を組み合わせた状態で、各スパンごとに耐えられる最大の荷重のことを指します。

許容積載荷重と最大積載荷重のちがいは、部材単体(布板1枚あたり)なのか、スパン(足場の支柱間の布板の合計)で考えるかどうかということですね。

 


足場については土木施工管理技士の試験問題にもよく出る

土木現場の人

足場については、土木施工管理技士の試験問題にもよくでます。

ここでひとつ例題(過去問)を見てみましょう。

問題

事業者が行う足場の組み立て作業などに関する次の記述のうち、労働安全衛生規則上、正しいものはどれか。(平成26年学科試験 問題B No.22)

  1. 作業床は、足場の構造および材料に応じて、最大積載荷重を定めることし、やむを得ずこれをこえて積載する場合は、労働者に十分周知させなければならない。
  2. 高さが2m以上の作業場所において、足場に作業床を設けるときは、その作業床は、吊り足場の場合を除き、幅は30㎝以上、床材間のスキマは5cm以下としなければならない。
  3. 吊り足場のワイヤロープは、直径の減少が公称径の15%を超えた時点のものから使用してはならない。
  4. 足場の組み立て等作業主任者は、器具、工具、安全帯等および保護帽の機能を点検し、不良品をとりのぞくほか、安全帯および保護帽の使用状況を確認しなければならない。

解答

1.✖作業床は、足場の構造および材料に応じて、最大積載荷重を定めることし、やむを得ずこれをこえて積載する場合は、労働者に十分周知させなければならない。

(労働安全衛生規則第562条:事業者は、足場の構造および材料に応じて作業床の最大積載荷重を定め、かつ、これを超えて積載してはならない。

 

2.✖高さが2m以上の作業場所において、足場に作業床を設けるときは、その作業床は、吊り足場の場合を除き、幅は30㎝以上、床材間のスキマは5cm以下としなければならない。

(労働安全衛生規則第563条:幅は40cm以上、床材間の隙間は3cm以下とすること

 

3.✖吊り足場のワイヤロープは、直径の減少が公称径の15%を超えた時点のものから使用してはならない。

(労働安全衛生規則第574条:つりワイヤーロープは直径の減少が公称径の7%を超えるものは使用してはならない

 

4.足場の組み立て等作業主任者は、器具、工具、安全帯等および保護帽の機能を点検し、不良品をとりのぞくほか、安全帯および保護帽の使用状況を確認しなければならない。

(労働安全衛生規則第566条)

足場の最大積載荷重について知っていれば、1番の文章はすぐにまちがいだと分かります。

選択肢をひとつ減らせて、正解率をアップさせることができるのです。

 

まとめ

足場の最大積載荷重まとめ

  • 足場については、労働安全衛生法や建設業労働災害防止協会の基準に基づくこと
  • 足場の最大積載荷重とは、布板を組み合わせて各スパンごとに耐えられる最大荷重のこと
  • 足場の構造、材料に応じて作業床の最大積載荷重を定めて、これを超えないようにすること
  • 足場の最大積載荷重を足場の見やすい場所に表示して、作業員に周知させること
  • 足場の設計は、風、雪なども考慮すること
  • 許容積載荷重と最大積載荷重のちがいは、部材単体(布板1枚あたり)なのか、スパン(足場の支柱間の布板の合計)で考えるかどうか
  • 足場の基準は土木施工管理技士の試験にもよく出るので覚えておいて損はなし
  • 床材が木材の場合、支点間隔、作業時の荷重に応じて計算した以下の許容曲げ応力の値を超えないようにすること。

木材の許容曲げ応力表

木材の種類 許容曲げ応力(N/mm²)
針葉樹 あかまつ、くろまつ、からまつ、ひば、ひのき、つが、べいまつ、べいひ 13.2
すぎ、もみ、えぞまつ、とどまつ、べいすぎ、べいつが 10.3
広葉樹 かし 19.1
くり、なら、ぶな、けやき 14.7
合板(アピトンまたはカボールをフェノール樹脂により接着したもの) 16.2

足場における最大積載荷重および許容積載荷重

足場の区分 足場の種類 荷重の基準
床付き布わく 形状 建わく幅 最大積載荷重

(1スパンあたり)

幅500、2枚敷き 1,200mm 500㎏以下
1,219mm
幅500、幅300、各1枚敷き

幅500、幅240、各1枚敷き

900mm 400㎏以下
914mm 370㎏以下
幅500、1枚敷き 750mm  250㎏以下
762mm
600mm
610mm
標準わく組足場 1,200mm 500㎏以下
900mm 400㎏以下
簡易わく組足場 250㎏以下
低層工事簡易わく組足場 250㎏以下
単管足場 400㎏以下
ブラケット一側足場(単管) 150㎏以下
吊りわく足場 片側200㎏以下
吊り棚足場 ループ吊り 430㎏/本
1本吊り 240㎏/本
くさび緊結式足場 建地における「前踏み」と「あと踏み」のあいだ 900mm以上 400㎏以下
400mm以上900mm以下 200㎏以下
低層住宅工事用足場 ブラケット一側足場 1本建地 200㎏以下
2本縦地
低層住宅工事用二側足場

 

足場の区分 幅(mm) 許容積載荷重(㎏/枚)
床付き布わく 240 120㎏以下
300 150㎏以下
500 250㎏以下
低層わく用の床付き布わく 500

 

今回は以上です。

参考になればうれしいです。

ありがとうございました。

 

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