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コンクリート非破壊検査の種類一覧!非破壊試験の原理や規格をチェック

コンクリート非破壊検査の種類一覧
非破壊試験(検査)の種類や一覧がまとまって見れたらなぁ…

こんなお悩みにお答えします。

コンクリート構造物の非破壊検査の種類について図解でまとめました 🙂

さらに、試験方法の原理や規格についても一覧表にまとめましたのでぜひご覧ください。

 

コンクリート非破壊検査の種類一覧|分類

コンクリート構造物の非破壊検査は、構造物の状態によって大きく分けて5つに分類できます。

非破壊検査の種類

  1. 配筋・かぶり厚さ
  2. 強度
  3. 施工不良(ジャンカ・コールドジョイント・内部空洞)や劣化損傷(浮き・はくり)
  4. 劣化損傷(ひび割れ)
  5. 鉄筋腐食

コンクリート非破壊検査フロー

 

コンクリート非破壊検査(試験)一覧表

非破壊検査の種類や原理、規格一覧はこちらです。

非破壊検査対象①配筋・かぶり厚さ

非破壊検査で配筋位置とかぶり厚さを確認し、設計通りの鉄筋配置が確保されているかを評価する工程。

構造耐久性を左右するため、施工段階での精度確認として重要な検査項目です。

非破壊検査の種類 原理(何をどう測るか) 規格
電磁波レーダ法 電磁波をコンクリート内部へ放射し、鉄筋などから返ってくる反射波を解析して位置・かぶり厚さ・空洞を推定する。 NDIS 3429(日本非破壊検査協会)
電磁誘導法 コイルに流す電流の変化から生じる磁界を利用し、鉄筋などの良導体の存在を検出して位置・かぶり厚さを測定する。 NDIS 3430(日本非破壊検査協会)
X線法 X線を構造物の断面方向に透過させ、撮影された透過画像から鉄筋位置・欠陥・内部構造を高精度で確認する。 NDIS 1401(日本非破壊検査協会)

さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

【電磁波レーダ法】原理や留意点かんたん解説

電磁誘導法とは?原理や電磁波レーダ法との違いをサクッと解説

X線法によるコンクリート非破壊検査★原理や特徴まとめ

非破壊検査対象②強度

非破壊検査でコンクリート内部の強度を推定し、設計基準を満たしているかを確認する工程。

リバウンドハンマ法や超音波法などを用い、供試体を破壊せずに品質を評価する重要な検査項目です。

非破壊検査の種類 原理(何をどう測るか) 規格
リバウンドハンマ法 コンクリート表面に重錘を衝突させ、その反発度(硬さ)から圧縮強度を推定する。 JIS A 1155:2012
超音波法(透過法) コンクリート中を伝わる超音波の音速と強度の相関を利用し、強度や内部欠陥を推定する。 JIS Z 2355
衝撃弾性波法 表面をインパクタで打撃し、伝播する縦弾性波速度と強度の関係式から内部の健全性や強度を推定する。 NDIS 2426-2(日本非破壊検査協会)

さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

リバウンドハンマー(別名:シュミットハンマー)の試験方法

超音波法★コンクリート強度やひび割れ深さを調査する方法

衝撃弾性波法によるコンクリート非破壊検査★図解でかんたん解説

非破壊検査対象③施工不良

非破壊検査により、ジャンカ・空洞・豆板などの施工不良の有無を確認し、構造性能に影響する欠陥がないかを評価する工程。

外観では判断できない内部欠陥を把握し、品質確保に重要な検査項目となります。

非破壊検査の種類 原理(何をどう測るか) 規格
打音法 コンクリート表面をハンマで打撃し、音の違いを分析して空洞・浮き・剥離などの欠陥を検知する。 NDIS 2426-3(日本非破壊検査協会)
電磁波レーダ法 電磁波を照射し、比誘電率の違いによって返ってくる反射波を解析し、施工不良箇所や鉄筋位置を検出する。 NDIS 3429(日本非破壊検査協会)
衝撃弾性波法 インパクタで打撃し、縦弾性波の伝搬速度低下・経路伸長・反射波・曲げ振動などの変化から空洞・剥離などの欠陥を検出する。 NDIS 2426-2(日本非破壊検査協会)
赤外線法(サーモグラフィー法) 表面温度を赤外線カメラで計測し、温度分布の異常から空洞・剥離などの欠陥を非接触で検知する。 NDIS 3428(日本非破壊検査協会)
施工不良の主なものとしては、ジャンカ、コールドジョイント、内部空洞、浮き、はくりなどがあります

さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

打音法によるコンクリート非破壊検査★原理×検査方法×特徴

【電磁波レーダ法】原理や留意点かんたん解説

赤外線法(サーモグラフィー)によるコンクリート調査(非破壊検査)

非破壊検査対象④劣化損傷・ひび割れ

非破壊検査で、ひび割れ・剥離・鉄筋腐食などの劣化損傷を把握し、進行度や補修の必要性を評価する工程。

外観だけでは分からない内部の劣化を確認し、長期耐久性の確保に役立つ重要項目です。

非破壊検査の種類 原理(何をどう測るか) 規格
超音波法(直角回析波法) 超音波を発信し、ひび割れ先端で生じる回析波(圧縮波)を検出。回析波の到達時間差からひび割れ深さを測定する。 JCMS Ⅲ B 5705-2003(日本建材産業協会)
衝撃弾性波法 インパクタで打撃し、縦弾性波がひび割れ先端で回析する際の伝搬時間差を解析して、ひび割れ深さを推定する。 NDIS 2426-2(日本非破壊検査協会)
X線法 X線を構造物に透過させ、撮影された透過画像からひび割れの分布・幅・深さの状況を高精度で検出する。 NDIS 1401(日本非破壊検査協会)

さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

X線法によるコンクリート非破壊検査★原理や特徴まとめ

超音波法★コンクリート強度やひび割れ深さを調査する方法

非破壊検査対象⑤鉄筋腐食

非破壊検査で鉄筋の腐食度合いを把握し、進行状況や補修の必要性を評価する工程。

自然伝位法などで内部の腐食を非破壊で確認し、耐久性確保に重要な判断材料となります。

非破壊検査の種類 原理(何をどう測るか) 規格
電気化学的方法(自然電位法) 鉄筋腐食に伴って変化する電位を測定し、腐食の進行度や腐食リスクを診断する電気化学的手法。 ASTM C 876-91

さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

【自然電位法】原理や留意点★コンクリート鉄筋腐食について解説

 

JISでのコンクリート非破壊検査項目や基準

また、JISでは非破壊検査の検査項目や基準についてまとめられています。

非破壊検査一次比較表

JIS非破壊検査一次比較表

 

非破壊検査二次比較表(1)

JIS非破壊検査二次比較表(1)

 

非破壊検査二次比較表(2)

JIS非破壊検査二次比較表(2)

(引用:JIS非破壊検査)

くわしくはJISで確認してみてくださいね 😉

 

 

コンクリート非破壊検査の種類一覧!非破壊試験の原理や規格まとめ

非破壊検査まとめ

非破壊検査とは電磁波や電流、超音波などを利用して、構造物をこわさずに構造物の状態を検査すること

非破壊検査の規格はJIS(日本産業規格)やNDIS(日本非破壊検査協会)を確認

コンクリート構造物の非破壊検査の種類は大きく分けて5つに分類できる

  1. 配筋・かぶり厚さ
  2. 強度
  3. 施工不良(ジャンカ・コールドジョイント・内部空洞)や劣化損傷(浮き・はくり)
  4. 劣化損傷(ひび割れ)
  5. 鉄筋腐食

 

今回は以上です。

ありがとうございました。

 

この記事を書いている人

名前:ちゃんさと
  • 土木ブロガー💻
  • 国公立大学の土木工学科卒業
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
  • 1級土木施工管理技士の資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や土木知識をメインにさまざまな情報発信をしています。

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