こんにちは、1級土木施工管理技士のちゃんさとです。
こんなぎもんにお答えします。
今回は、1級土木施工管理技士の難易度ランキングや偏差値、合格率について解説!(ついでに2級土木も掲載)
受験の参考になればうれしいです。
一級土木施工管理技士の難易度ランキングや偏差値は?合格率もチェック
はじめに、1級土木施工管理技士の資格の難易度ランキングについては、公的な資料はありません。
資格サイトや資格の合格率、試験内容などから独自でランキング化しています。
あくまで目安として参考にしてくださいね。
主な土木・建築系の資格47種類の中で、
- 1級土木施工管理技士の難易度ランキングは23位!(偏差値:53 難易度:ふつう)
- 2級土木施工管理技士の難易度ランキングは30位!(偏差値:48 難易度:かんたん)
難関と言われる1級建築士やコンクリート診断士に比べれば、比較的とりやすい資格といえますね。
1級土木施工管理技士の資格を受験してみて感じた難易度
実際に1級土木施工管理技士に合格した私が感じた難易度についてお話します。
上記の資格難易度ランキングでは、1級土木施工管理技士は偏差値53程度となっています。(客観的視点で総合的に判断)
しかし私が個人的に感じた難易度は、偏差値56~58くらいはあるかなと…。
2級建築士やコンクリート技士と同じくらいですかね~。
なぜランキングより難易度が高いと感じた理由は、以下の理由が挙げられます。
難易度が高いと感じた理由
- 資格には実務経験が必要
- 働きながら勉強しなければならない
- 年齢が高くなるにつれ、知識を覚えることがむずかしくなる
実務経験が必要であるため、ある程度年齢を重ねてからでないと受験することができません。
実務経験は大学などの指定学科を卒業して、最短で3年ですが、学歴等がない場合、15年以上の実務経験が必要になります。
また、建設会社や土木関係の仕事をしながら受験することになるため、勉強時間は限られてしまいます。
建設関係の仕事は忙しいところがほとんどですので、まとまった勉強時間を確保することはかなり難しいです。
さらに年齢を重ねるにつれ、物覚えもだんだん悪くなってしまいます。
覚えることも多いので、そのような状況や受験資格を考えると、決してかんたんに取れる資格ではないと感じました。
ただ、偏差値やランキング順位はあくまで目安です。
しっかり勉強すればかならず合格できます。
がんばりましょう!
1級土木施工管理技士の合格率は?2級土木施工管理技士の合格率も掲載
ちなみに最新年度の土木施工管理技士合格率はこちらです。
令和5年度の合格率(最新) | |
1級土木施工管理技士 | 2級土木施工管理技士 |
第一次検定:49.5% | 第一次検定:50.6% |
第二次検定:33.2% | 第二次検定:62.6% |
まずは1級土木施工管理技士の合格率です。
第一次検定(学科試験)
- 合格者数(人):青の棒グラフ
- 受験者数(人):橙の棒グラフ
- 合格率(%):黄色の線グラフ
1級土木施工管理技士の学科試験の合格率はだいたい50%~60%で推移しています。
(最新)令和5年の1級土木施工管理技士★第一次検定の合格率は49.5%でした。
第二次検定(実地試験)
- 合格者数(人):青の棒グラフ
- 受験者数(人):橙の棒グラフ
- 合格率(%):黄色の線グラフ
1級土木施工管理技士の実地試験の合格率はだいたい30%~50%で推移しています。
やはり学科試験(マーク)より実地試験(筆記)の方が合格率が低いですね。
(最新)令和5年の1級土木施工管理技士★第二次検定の合格率は33.2%でした。
2級土木施工管理技士の合格率
続いては2級土木施工管理技士です。
第一次検定(学科試験)
- 合格者数(人):青の棒グラフ
- 受験者数(人):橙の棒グラフ
- 合格率(%):黄色の線グラフ
2級土木施工管理技士の学科試験の合格率はだいたい40%~70%で推移しています。
年々合格率が上がっています。
しかし残念ながら受験者数は年々減少傾向にあります。
(最新)令和5年の2級土木施工管理技士★第一次検定の合格率は50.6%でした。
第二次検定(実地試験)
- 合格者数(人):青の棒グラフ
- 受験者数(人):橙の棒グラフ
- 合格率(%):黄色の線グラフ
2級土木施工管理技士の実地試験の合格率はだいたい20%~50%で推移しています。
(最新)令和5年の2級土木施工管理技士★第二次検定の合格率は62.6%でした。
一級土木施工管理技士の勉強時間は?(ニ級土木も)
私が一級土木施工管理技士を受験して合格した時の勉強時間は、
第一次検定(学科試験)
- 4か月前から準備
- 平日最低1時間
- 休日最低2時間
- 過去問6年分をひたすら解く(5回くらいくりかえした)
2級土木の方も同等の時間が必要かと思います。
平日は、仕事も始業時間前の30分と寝る前の30分は、必ず問題を解いて解説を読んでいました。
休日はできない日もありましたが、平均的に2時間は過去問と向き合う時間を取っていました。
たくさんの問題集を解く必要はありません。
1つの問題集を何度も解いた方が良いです。
まずは必ず、過去問はやってください。
問題の傾向もありますので、過去問は最新版を買うことをおすすめします。
1級土木のおすすめの過去問や参考書については、また別記事でご確認ください。
第二次検定(実地試験)
- 3か月前から準備
- 平日最低1時間
- 休日最低3時間
- 品質管理・工程管理・安全管理の3種類についてまとめてひたすら暗記!
学科試験はマークですので、運よく受かる可能性はあります。
いっぽうで第二次検定(実地)は筆記ですので、自分が担当した工事をまとめなければなりません。
経験記述については記述例などをまとめていますので、別記事で併せてご確認ください。
一級土木施工管理技士の難易度ランキングや偏差値&合格率まとめ
土木施工管理技士難易度まとめ
土木施工管理技士の難易度は、土木・建築系の資格での比較すると、1級土木施工管理技士はふつう、2級土木施工管理技士はかんたん
- 1級土木施工管理技士の土木・建築★難易度ランキングは23位!(偏差値:53 難易度:ふつう)
- 2級土木施工管理技士の土木・建築★難易度ランキングは30位!(偏差値:48 難易度:かんたん)
偏差値やランキング順位はあくまで目安!しっかり勉強すればかならず合格できる!
土木施工管理技士の勉強時間
第一次検定(学科試験)
- 4か月前から準備
- 平日最低1時間
- 休日最低2時間
- 過去問6年分をひたすら解く(5回くらいくりかえした)
第二次検定(実地試験)
- 3か月前から準備
- 平日最低1時間
- 休日最低3時間
- 品質管理・工程管理・安全管理の3種類についてまとめてひたすら暗記!
令和5年度の合格率(最新) | |
1級土木施工管理技士 | 2級土木施工管理技士 |
第一次検定:49.5% | 第一次検定:50.6% |
第二次検定:33.2% | 第二次検定:62.6% |
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学 土木工学科を卒業
- 1級土木施工管理技士の資格持ち
- 某県庁の公務員土木職として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで、土木施工管理技士の勉強方法や土木知識などをメインにさまざまな情報を発信しています。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。