土木 土木全般 土木・土木施工管理技士

道路勾配の計算方法!調べ方や勾配の測り方かんたんチェック

道路勾配計算

※この記事はプロモーションを含みます。

今回のテーマは【道路勾配の計算】について

計算方法や測定機械(測り方)、道路標識など、道路勾配の調べ方などをまとめてみました。

ぜひ参考にしてください。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂

 

道路勾配の計算方法!調べ方や勾配の測り方かんたんチェック

道路勾配計算(三角形)

道路勾配の計算方法は、道路勾配のパーセンテージ(%)と角度を求める2つのやり方があります。

 

道路勾配(%)の測り方

道路勾配(%)=垂直キョリ÷水平キョリ×100

 

たとえば、水平キョリ100mすすむ間に、垂直キョリ1mあがるとすると、

1÷100×100=1%

1%の道路勾配になります。

 

道路勾配1%

また、角度が分かっている場合は、

tan(角度)=道路勾配(%)

で求めることができます。

 

道路勾配(角度)の測り方

道路勾配(角度)=tan⁻¹(垂直キョリ÷水平キョリ)

 

%と同じように具体例を示します。

水平キョリ100m、垂直キョリ1mだと、

tan⁻¹(1÷100)=0.5729…

約0.57°(度)くらいの角度になりますよ 🙂

 

道路勾配計算(角度)

 

 

 

道路勾配の測り方&調べ方

道路勾配は、ホームセンターなどで売っている傾斜(勾配)計などを、道の段差ブロック(路肩ブロック)の上に置くと測れます。



道路勾配測り方の注意点

  1. 路面の凸凹したところは避ける
  2. 勾配を知りたい中間地点くらいで計測するのがよい

路面はでこぼこがあるので、路面に置く場合は定規などを置いてその上に置くと良いでしょう。

坂道の始まり部および終わり部は緩やかなので(縦断曲線となっている)、その区間を過ぎた中間地点あたりで測るのが望ましいですね 😎

 

ちなみに勾配を測定する機械の種類はこんな感じです 😛

高度計 気圧高度計 気圧を測定して高度を表示する計器

高度が高くなると気圧が下がるという関係

気圧高度計を搭載した腕時計及びサイクルコンピュータがある

GPS高度計 GPSの機能を使って高度を表示

GPS受信機に搭載されていることがある

傾斜計

(サイクルコンピュータ:道路勾配を計測する機能の付いたもの)

気圧計を使って高度差を出し、それを距離で割って短区間(100m以上)の平均勾配を表示
重力の向きを検知するセンサーを使って、現在の勾配を表示

 

 

道路勾配の標識(計算方法例あり)

道路勾配を表わす道路標識は、上り勾配と下り勾配の2種類あります。

勾配はパーセント(%)で表されていますよ 🙂

道路勾配(標識)

ちなみに写真の勾配は9%

角度を計算してみましょう。

水平キョリをY、垂直キョリをXとすると、

9%=X÷Y×100

X/Y=9/100…①

①を角度の式に代入すると、

角度=tan⁻¹(9/100)=5.142…

角度は5.1°くらいということが計算できましたね。

【公式】道路勾配の角度=tan⁻¹(勾配(%)÷100)

 

また、道路勾配の基準道路の種類など、道路に関するものについても別記事でまとめています。

併せてチェックしてみてください。

 

道路勾配の計算方法!調べ方や勾配の測り方かんたんチェックまとめ

道路勾配計算まとめ

道路勾配の計算方法

求めるもの 計算式 かんたん解説
道路勾配(%) 垂直キョリ÷水平キョリ×100 キョリから勾配(%)を求める
tan(角度) 角度から勾配(%)を求める
道路勾配(角度) tan⁻¹(垂直キョリ÷水平キョリ) キョリから勾配(角度)を求める
tan⁻¹(勾配(%)÷100) 勾配(%)から勾配(角度)を求める

道路勾配を測る機械は、傾斜(勾配)計や高度計などがある

勾配を表わす道路標識は、上り勾配と下り勾配の2種類ある(%表示)

 

以上です。

ありがとうございました。

-土木, 土木全般, 土木・土木施工管理技士

error: このコンテンツのコピーは禁止されています

© 2024 土木LIBRARY Powered by AFFINGER5