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建設業許可の種類(29種)★特徴まるわかり&目次でかんたん検索

建設業許可の種類

こんにちは、土木学士ちゃんさとです。

 

今回のテーマは【建設業許可の種類】です。

建設業許可の種類は29種類もあり、特徴などもさまざまです。

29種類もあんの?(笑)

それぞれ目次から、知りたい工種へジャンプできますのでぜひご利用ください。

それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。

 

建設業許可の種類(29種)や特徴

建設業29業種には、2種類の「一式工事」と27種類の「専門工事」が定められており、事業内容によっては事業に該当する建設業許可を受けなければなりません。

それぞれの特徴をみていきましょー★

土木一式工事

土木一式工事業は、総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物を建設する工事を行う事業者のことで、新装工事だけでなく補修や改造・解体工事も含まれます。

また土木一式工事業は、さまざまなインフラ整備(道路や橋梁、ダムなど)を行う業者であり、土木一式工事業の許可は大手ゼネコンやゼネコンの一次下請け会社などが有しています。

ただし土木一式工事の中でも、上下水道に関する施設の工事など特殊な工事の場合、管工事や水道施設工事の許可が必要ですので注意してください。

 

建築一式工事

建築一式工事業は「総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事」を行う事業者を指し、新築工事だけでなく増改築工事や改修工事も含まれます。

主に発注者から事業を行う元請業者に必要となる事業許可であり、土木一式工事と同じく大手ゼネコンや一次下請け会社が取得するケースが多いです。

ただし建築一式工事を有していても、工事対象によっては他の許可が必要になる場合があるため注意が必要です。

 

上記で紹介した「土木一式工事」および「建築一式工事」は、他の26の「専門工事」と異なり、総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物または建築物を建設する工事です。

つまり、複数の専門工事組み合わせ、建設工事を実施する場合の業種のこと。

したがって、【一式工事】は、これから説明する以下の専門工事とはまったく別の許可業種であり、【一式工事】の許可を受けた業者が、他の専門工事を単独で受注する場合は、その専門工事業の許可を取る必要があります。

一式工事と専門工事は別物だと考えておこう

つづいては専門工事です。

 

大工工事

大工工事は「木材の加工または取付けによる工作物の築造、または工作物に木製設備を取り付ける工事」を行う事業者のこと。

大工工事の内容は、

大工工事の内容

  1. 大工工事:構造体となる柱や壁など工作物を取付ける
  2. 造作工事:仕上げ材や建具、据付什器などを取り付ける
  3. 型枠工事:造作を生成するための木型などの

などが挙げられます。

 

左官工事

左官工事業とは工作物における壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等のコテ塗りや吹付け、または貼り付けを行う工事のこと。

左官工事ではコンクリートの土間うちや仕上げ前の下地工事が多いですが、漆喰などの塗り材仕上げのときは仕上げ工事を担当します。

また厨房床などに多い防水モルタルを用いた防水工事は、左管工事と防水工事のどちらでも施工が可能です。

 

とび・土木工事

足場

とび・土木工事業者は事業範囲が広く、さまざまな知識を要する業者として位置付けられています。

工事の種類や特徴は以下の表を確認してください。

とび・土木工事 足場の組立て、機械器具や建設資材などの重量物の運搬配置、鉄骨等の組立て 足場・仮設工事
基礎工事での杭打ちや杭抜き、場所打杭を行う工事 杭基礎工事
土砂等の掘削、盛上げ、締固め等を行う工事 土工事

堀削工事

根切り工事

発破工事

盛土工事

コンクリートによって工作物を築造する工事 コンクリート工事

コンクリート打設工事

コンクリート圧送工事

プレストレストコンクリート工事

そのほか基礎や準備工事 地すべり防止工事

地盤改良工事

ボーリンググラウト工事

土留め工事

道路付属物設置工事

屋外広告物設置工事

はつり工事

切断穿孔工事

アンカー工事

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石工事

石工事業者は、石材(石材に類似のコンクリートブロック及び擬石を含む。)の加工または積方により工作物を築造、または工作物に 石材を取付ける工事を行う事業者のこと。

主な工事内容は、

石工事

  1. 石積み
  2. 石張り
  3. コンクリートブロック積み
  4. コンクリートブロック張り
  5. 墓石工事

などです。

 

屋根工事

屋根工事とは、瓦・スレート・金属薄板などによる屋根を葺く工事のことを指します。

雨漏り防止、家を長持ちさせる、家のイメージを変えられるなどの効果があります。

さらにくわしく説明すると、屋根工事には主に以下の8種類に分けられます。

屋根工事の種類

  1. 葺き替え工事
  2. 葺き直し工事
  3. 重ね葺き工事(カバー工法)
  4. 塗装工事
  5. 屋根材の修繕工事
  6. 漆喰補修/交換工事
  7. 棟板金(むねばんきん)交換工事
  8. 雨樋修理/交換工事

金属薄板にはステンレスやガリバリウム鋼板、トタンなどといった様々な種類があり、屋根の断熱工事なども行います。

 

電気工事

電気工事とは、建設工事の中で送電線、配電盤、電灯、電力機器などの電気工作物の工事を実施する専門工事のことです。

日本の法制度上は、

  1. 電気保安に関する法体系における電気工事
  2. 建設工事としての電気工事

の2つの意味があります。

また電気工事業の種類は以下のとおりです。

電気工事の種類

  1. 発電設備工事
  2. 送配電線工事
  3. 引込線工事
  4. 変電設備工事
  5. 非常用電気設備を含む構内電気設備工事
  6. 照明設備工事
  7. 電車線工事
  8. 信号設備工事
  9. ネオン装置工事

 

管工事

管工事

管工事とは、空調や給排水、冷暖房、ガスなどの設備や、管を使ってガスや水、油、水蒸気などを通すための設備を設置する工事のこと。

種類はこんな感じです。

管工事の種類

  1. 空気調和設備工事
  2. 給排水/給湯設備工事
  3. 冷暖房設備工事
  4. 浄化槽工事
  5. 厨房設備工事
  6. 冷凍冷蔵設備工事
  7. 衛生設備工事
  8. 水洗便所設備工事
  9. ガス管配管工事
  10. 管内更生工事
  11. ダクト工事

一方ややこしいのが、管工事と水道施設工事のちがいです。

たとえば、

し尿処理関連施設の工事は、規模に関係なく浄化槽を使った処理施設を建設するときは管工事となります。

一般的な家屋などはこちらに該当しますよ 🙂

ところが公共団体が設置し、上水道の取り入れや浄水、配水に関する施設を設置する場合や、下水処理場において処理設備を設置する場合は水道施設工事となります。

ちなみに、くみ取って集められたし尿の処理施設を建設する場合は、管工事でも水道施設工事でもなく清掃施設工事となりますので覚えておきましょう。

 

タイル・れんが・ブロック工事

れんが、コンクリートブロック等により工作物を築造し、または工作物にれんが、コンクリートブロック、タイル等を取付け、またははり付ける工事のことを言います。

種類は以下のとおり。

タイル・れんが・ブロック

  1. コンクリートブロック積み(張り)工事
  2. レンガ積み(張り)工事
  3. タイル張り工事
  4. 築炉工事
  5. スレート張り工事
  6. サイディング工事

また、】軽微な建設工事】以外のタイル・れんが・ブロック工事を受注するには、公共工事か民間工事かを問わず、必ず建設業許可(タイル・れんが・ブロック工事工事業許可)を取得しなければなりません。

軽微な建設工事とは以下のとおり。

建築一式工事の場合

①1件の請負金額が1,500万円未満の工事(消費税込)

②木造住宅で延べ面積が、150㎡未満の工事(主要構造部が木造で、延べ面積の1/2以上を居住の用に供すもの。)

建築一式工事以外の場合

1件の請負金額が500万円未満の工事(消費税込)

 

鋼構造物工事

鋼構造物工事とは、型鋼や鋼板などの鋼材の加工や組立により、工作物を築造する工事のこと。

鋼構造物とは、鉄骨造りの建物や、鋼構造物の橋梁(きょうりょう)、鋼製水門などの河川管理施設、ガスタンクなど、主要部分が鋼材の構造物を指します。

いっぽう、鉄筋コンクリート造りや鉄鋼鉄筋コンクリート造りなどのように、埋め込まれた鉄筋や鉄骨は、鋼構造物に含まれません。

具体的には、以下の工事が該当します。

鋼構造物工事

  1. 鉄骨工事
  2. 橋梁工事
  3. 石油/ガスなどの貯蔵用タンク設置工事
  4. 屋外広告工事
  5. 閘門(こうもん)/水門などの門扉設置工事

また、とび・土工・コンクリート工事の「鉄骨組立工事」と、鋼構造物工事の「鉄骨工事」の区分は、以下のように分類できます。

鉄骨組立工事 既に加工された鉄骨を現場で組み立てることだけを請け負う
鉄骨工事 鉄骨の制作/加工/組立を一貫して請け負う

さらに屋外広告に関する工事は、以下のように区分されています。

鋼構造物工事の屋外広告工事 屋外広告物の制作/加工/設置を一貫して請け負う
とび/土工/コンクリート工事の屋外広告設置工事 現場で組立だけを請け負う

 

 

鉄筋工事

鉄筋

鉄筋工事とは、建物の骨組みである鉄筋を作る工事です。

図面に沿って鉄筋を組み上げて、建物の基礎となる骨組みを作ります。

完成したあとの建物から鉄筋は見えませんが、建物の寿命を左右する重要な工事です。

鉄筋は、ビルや橋梁、トンネル、高速道路など、さまざまな建設工事に用いられているため、需要も高いです。

また鉄筋工事は、大きく分けて以下の2種類の工事があります。

鉄筋加工組立て工事 鉄筋加工組立て工事は、鉄筋の配筋と組み立てを行う工事

鉄筋を図面通りに曲げたり切ったりした後、建物の構造にぴったりはまるように加工する

加工された鉄筋は現場に運搬され、施工図通りに組み立てを行う

鉄筋継手工事 鉄筋同士を接合する工事

建設現場での鉄筋の組み立ては通常1層ごとに行うので、上下階の柱の鉄筋同士を接合する必要がある

また梁なども、構造上必要な鉄筋の長さが定尺より長い場合が多いため接合が必要

鉄筋加工組立て工事

鉄筋加工組立て工事は、鉄筋の配筋と組み立てを行う工事のこと。

鉄筋を図面通りに曲げたり切ったりしたあとに、建物の構造に合うように加工を施します。

また加工された鉄筋は現場に運搬され、施工図通りに組み立てが行われます。

 

鉄筋継手工事

いっぽう鉄筋継手工事は、配筋された鉄筋を接合する工事のことです。

工法は、主に以下3種類があります。

ガス圧接継手 鉄筋の端同士を突き合わせ、加熱と加圧を行い、鉄筋を一本化する工法
溶接継手 溶接継手は、鉄筋の端同士を突き合わせ、アーク溶接または瞬間的に電気を流して一本化する工法
機械式継手 スリーブを鉄筋の端部に被せ、スリーブの嚙み合いやネジの接合を利用して一本化させる工法

 

 

舗装工事

アスファルト舗装

舗装工事とは、道路などの地盤面にアスファルトやコンクリートを敷き固める工事です。

人や動物、車などが安全に通行できるようにしたり、上下水管を安全に収納したりするだけでなく、街や住宅の景観が美しく保たれるよう配慮した工事も求められます。

また、機能を長期間維持するため、交通荷重や雨や雪などの自然にさらされても傷みにくく、劣化しにくい耐久性も重要です。

舗装が行われるのは、主に次のような場所になります。

舗装される主な場所

  1. 道路(国道・県道・市道・私道など)
  2. 施設や店舗の駐車場
  3. 住宅の駐車場
  4. ぬかるみ・雑草防止が必要な場所
  5. 水たまり・ぬかるみなどの改善が必要な場所

そして舗装には、求める機能や用途によってさまざまな種類があります。

大きく分けると、アスファルト舗装、コンクリート舗装、特殊舗装の3つです。

アスファルト舗装 アスファルトに砕石、砂などの骨材を混ぜて加熱し、敷きならしてローラーなどで転圧する方法

工事期間・施工期間が短く、コストを抑えられる上、防水性・透水性を高めることができる

ただし、耐熱性と耐久性には欠けるため、定期的な補修工事が必須

コンクリート舗装 石と水とセメントを混ぜたコンクリート合材で舗装する方法

硬くて耐久性があるので、駐車場などの多くはコンクリート舗装が行われている

耐熱性に優れ、夏でも温度が上がりにくいのもメリット

しかし施工に手間と時間がかかる分、コストも高く、追加工事がしにくいのがデメリット

特殊舗装 アスファルト混合物に顔料を加えて舗装の色を変える着色舗装

水たまりをできにくくする排水性舗装など

 

浚渫(しゅんせつ)工事

浚渫工事とは、「河川や海の底の土砂を取り除き、船舶の通る道を設置する」工事のこと。

通常の土木工事よりも水辺に特化している点が特徴で、港や航路の海底を掘り下げ、船舶が安全に通れる道をつくるのが浚渫工事の主な目的です。

そして浚渫工事の工法には、「ポンプ浚渫工法」と「グラブ浚渫工法」という2つの工法があります。

ポンプ浚渫工法 主にやわらかい土の現場で使用される工法

船の先端についた吸水管をストローのように使い、海中の土砂を吸い上げ、海底を掘り下げる

土砂を取り除く作業が早いため、対応できる面積が広く、大量の土砂を取り除く大規模工事の際によく使われる

また、吸水管にカッターを取りつけたり、ジェット水流で撹拌(かくはん)したり、粘度のある泥にも対応できる特殊ポンプを使ったりすることで、幅広い土質に対応することも可能

ただし、装置としては比較的大掛かりな物を用意しなければならないため、限られた狭いスペースで作業をするのは苦手で、固い土の場合は効率的に土砂を回収することができない

グラブ浚渫工法 グラブバケットと呼ばれるクレーンゲームのクレーンのようなショベルを用いることで、水底の土砂を取り除く工法

ポンプ浚渫工法に比べると作業に時間がかかるため、広い範囲を工事するのには向いていないが、反対に狭い場所や港のような構造物が近くにある場所でも作業が可能で硬い土にも対応できる

近年では海中の土砂の巻き上げが必要以上に多くならないことから、環境に優しい工法としても注目されている

 

 

板金工事

板金工事は、金属薄板などを加工して工作物に取り付けたり、工作物に金属製などの付属物を取り付けたりする工事です。

金属建材の工事を担う業種になります。

例えば、屋根工事の一部や外壁の水切り、ダクトなど、板金を使用する工事全般を指します。

 

また、覚えておきたいのが板金工事と屋根工事のちがい。

同じような材料であっても、屋根に金属板などを張り付ける工事は「屋根工事」に分類されます。

板金と似ていますが、瓦、スレート、金属薄板などは屋根をふく材料のことを分類したものにすぎません。

さらに、これら以外の材料による屋根ふき工事も多いため、これらはまとめて「屋根ふき工事」となります。

つまり、板金屋根工事も「屋根工事」に該当するのです。

板金工事は基本的に金属板などを取り扱う工事ですが、屋根に張り付ける場合は「屋根工事」となることを覚えておきましょう。

 

 

ガラス工事

ガラス工事とは、建設業において【工作物にガラスを加工して取付ける工事】とされています。

このガラス工事の具体例としては、

  • 店舗フロントガラス取付け工事
  • 防犯ガラス取替え工事

などが挙げられます。

また、

  1. 板ガラスの加工・取付
  2. ガラスブロックの施工
  3. サッシにガラスを取り付ける作業

などはガラス工事業ですが、窓(サッシ)の取付は、建具工事業に該当するので注意してください。

 

塗装工事

塗装工事とは「塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗り付け、または貼り付ける工事」を行うことであり、内外装の仕上げ前下地処理や最終仕上げ、さらには塗料を使ったコーティングなどがメインの仕事です。

一般的に物体の装飾や保護、防錆を目的として行われ、建築物などでは通路とそれ以外の スペースの識別などにも使用されたり、単純に見栄えを良くするための装飾の目的でもしばしば実施されます。

具体的な種類としては、

塗装工事の種類

  1. 外壁および内装塗装工事
  2. 溶射工事
  3. ライニング工事
  4. 布張り仕上工事
  5. 道路区画線設置工事

また、「下地調整工事」および「ブラスト工事」については、通常、塗装工事を行うときの準備作業として 含まれています。

 

防水工事

防水工事は、建物の屋根や屋上、外壁、バルコニーといった風雨にさらされる部分に防水処理を施し、雨や雪が建物内部に侵入するのを防ぐための工事です。

「アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事」とも言えますね。

具体的には主に、アスファルト防水工事、モルタル防水工事、シーリング工事、塗膜防水工事、シート防水工事、注入防水工事を行います。

ただし、ここで指す防水工事はあくまで建築系(屋上や厨房床など)の防水工事であり、土木系(トンネルなど)の防水工事は含まれません。

 

また防水工事には、密着工法と絶縁工法の2つの工法があります。

概要と流れは以下のとおりです。

工法の種類 概要 流れ
密着工法 密着工法は、雨水や雪の侵入を防ぐために防水層を何層も重ね、下地に密着させる工法

一般の住宅やマンションのベランダなどで行われるスタンダードな防水工事

 

  1. 下地部分をきれいに清掃する(目に見えるちりやほこり、枯れ葉などを取り除くほか、必要であれば高圧洗浄を行う)
  2.  ひび割れ・浮きなどの修繕をして、密着性を高めるプライマーを塗布する
  3. 補強クロスの上から防水材を複数回塗り重ねて、厚さを出す
  4.  最後にトップコートを塗って完成
絶縁工法 密着工法とは違って下地と防水層を密着させずに空気を含ませ、通気層を造る工法

絶縁工法の場合、防水層が下地から浮いているため、下地の状態が悪くてもその影響を受けない

下地にひび割れや浮きがあったり、多少濡れていたりしても施工可能な場合もあり、多くの現場で活用できる工法といえる

元々はアスファルトの防水工事で使われてきた工法でしたが、今では一般的な防水工事にも用いられる

【メリット】

耐久性があり、メンテナンスにかかるランニングコストを抑えられる

下地が発する蒸気を通気層から外に逃がすことができるので、湿度を溜め込まず、防水層へのダメージを最小限にとどめることができる

密着工法では下地の膨れが気になって工事ができない箇所や、複雑な造りをしている箇所の施工に向く

【デメリット】

軽歩行はできても重歩行はできない

人や車が頻繁に行き交う部分や、重い物を置いておく場所には適していない

  1. 現地の掃除を行い、必要な補修をしてプライマーを塗る
  2. ベランダやバルコニーの勾配が排水溝に向かっていることを確認しながら合板を張りつける
  3. 絶縁シートを敷いて、下地とのあいだに空気が入る層を造る
  4. 蒸気を外部に排出させる脱気装置をつける
  5. 防水層を塗り重ねていく
  6. トップコートを塗って完成

 

 

内装仕上工事

内装仕上工事とは、

内装仕上工事

  1. 木材
  2. 石膏ボード
  3. 吸音板
  4. 壁紙
  5. たたみ
  6. ビニール床タイル
  7. カーペット
  8. ふすま

などを用いて建築物の内装仕上げを行う工事こと。

主に言われるのは、インテリア工事、天井仕上工事、壁張り工事、 内装間仕切り工事、床仕上工事、たたみ工事、ふすま工事、家具工事、防音工事のことで、内部とは具体的に、壁・床・天井・ドア・窓・塗装・手すり・収納などです。

また電気・ガス・水道・空調などの設備工事を含めて内装工事と言う場合もあります。

 

機械器具設置工事

機械器具設置工事業は「機械器具の組立て等により工作物を建設、又は工作物に機械器具を取付ける工事」を行う事業者を指します。

機械器具設置工事の具体例や目的はこんな感じ 🙂

機械器具設置工事の種類 具体例や目的
プラント設備工事 石油やガスなどのエネルギーや、石油製品、鉄鋼材料など、様々な資源や素材を生み出す施設のこと
運搬機器設置工事 エレベター

エスカレータ

内燃力発電設備工事 ガスタービン
集塵機器設置工事 大気汚染の防止や有価物の回収を目的として、排気中の煤や粉塵などの粒子を気体から分離する装置
トンネル・地下道等の給排気機器設置工事 有害物質を含有する空気をできるだけ高濃度の状態で局所的に補足して、さらに清浄化して大気中に排出する装置

局所排気装置はフード、吸引ダクト、空気清浄装置、ファン(排風機)、排気ダクト及び排気口などから構成される

揚排水機器設置工事 簡易揚水機具

ポンプ

ダム用仮設備工事 発電設備
遊技施設設置工事 メリーゴーランド
舞台装置設置工事 せり上がり装置

舞台反転装置

サイロ設置工事 サイロ:米・小麦・とうもろこし・大豆等の農産物、家畜の飼料を蔵置・収蔵する倉庫、容器等のこと
立体駐車設備工事 機械式立体駐車場

いっぽうで、機械器具設置に伴い、電気工事、電気通信工事、消防施設工事に触れる場合は、それぞれの許可を有する事業者へ依頼が必要になりますのでご注意ください。

 

熱絶縁工事

熱絶縁工事とは、工作物または工作物の設備の熱絶縁を行う工事を指します。

熱絶縁工事業者は主に、冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事などで、ウレタンを使った吹付け断熱工事も熱絶縁工事のひとつです。

そのため、具体的には冷暖房設備や冷凍冷蔵設備、動力設備などの熱絶縁工事を事業として行うことだと言えますね 🙂

熱絶縁工事によってビルやマンション、工場などの設備に適切な保温、保冷のための工事を行うことで、熱放散などの無駄な熱エネルギーの消費を防ぎ、エネルギーを効率よく利用できるようになります。

 

また種類は以下のとおりです。

保温工事 配管やダクトにガラス繊維製のグラスウールなどの保温材を取り付ける熱絶縁工事

保温材を取り付けることで温度変化を軽減し、結露や熱吸収、凍結などを防止する

保冷工事 冷凍冷蔵設備の流体配管や冷媒管などに、ポリスチレンフォームやウレタンフォーム製の保冷剤を取り付ける工事
断熱工事 設備の配管や機器などに、断熱材や板金などの外装材を取り付ける工事
耐火工事 ビルやテナントなどの排煙ダクトに、ロックウールなどでできた耐火被覆材を取り付け、火災の際にはダクトから延焼させないために行われる工事
板金工事 保温や保冷性能の維持や耐食性を備えることを目的に、熱絶縁処理済みの機器などに板金処理を行う工事
防音工事 排水管やコンプレッサーなどに吸音材と遮音材を取り付けることで、防音効果を高めて遮音する工事

 

 

電気通信工事

電気通信工事とは、電気を情報伝達のために使ったり電力を制御したりする工事のことで、 情報通信設備には電話・テレビ・インターネット・防犯カメラ・火災報知器・放送設備など様々あり、 それらの設備の設置や設置に伴う電気工事のことを総じて「電気通信工事」と呼んでいます。

工事の具体例を挙げると、

電気通信工事

  1. 電気通信線路設備工事
  2. 電気通信機械設置工事
  3. 放送機械設置工事
  4. 空中線設備工事
  5. データ通信設備工事
  6. 情報制御設備工事
  7. TV電波障害防除設備工事

など。

 

ちなみに電気工事と電気通信工事のちがいはこんな感じ 😉

電気工事 電気通信工事
建物への電気設備の新設

照明器具の設置や、配線の入れ替えなども、業務範囲に含まれる

インターネット関連の設備を扱う

情報通信のための設備工事は、基本的に電気通信工事に含まれる

【必要な資格】

電気工事士

電気主任技術者

【必要な資格】

電気通信主任技術者

 

さらにくわしく工事内容みていきましょう。

LAN工事

LANとは、建物内やフロア内といった狭い範囲にあるコンピューターで構築されたネットワークのことを言います。

一般的には、パソコン・プリンター・通信機器・セキュリティー機器などのオフィス機器を、 ネットワークに接続するための工事ですね。

このほか、アパートやマンションのwifi設置工事、 ネットワーク機器の設定、LANケーブルの配線工事、光ケーブル工事などもあります。

またLANは「有線LAN」と「無線LAN」に分けられ、LANケーブルを使用してネットワークに接続する事を有線LANといい、 LANケーブルを使用せず、電波で無線接続する事を無線LANといいますよ。

 

携帯電話基地局工事

モバイル端末(携帯電話やスマートフォンなど)に効率よく電波を届けるための工事を行います。

ビルやマンションの屋上や20~50mくらいの鉄塔に上って、 配線したりアンテナを設置したりする作業です。

具体的には、屋外・屋内基地局の建設、電波不感地帯の解消・通信試験、アンテナや無線設備の機器設置などがあります。

 

放送設備工事

建物や施設の中で、コミュニケーションや情報伝達のための放送設備に関わる工事を行います。(主に公共施設や商業施設、学校や病院・店舗等)

放送設備の中には、非常放送設備、緊急放送設備、一般業務放送設備、舞台・劇場などの音響設備、 AV機器設備・会議室放送設備などがあります。

 

テレビ共聴設備工事

建物内でテレビを見るためにケーブルを引き込んだり、テレビ電波を受信するためにアンテナを設置したりする工事のこと。

集合住宅・マンションへの地デジ受信設備工事や、電波障害エリアと言われる山間部や人口密度の低い地域に、電波の共同受信施設を構築します。

 

設備機器の設置工事

病院などのナースコール、集合住宅などのインターホン、公共施設や商業施設などの防犯カメラなど、これらの弱電設備機器を設置する工事です。

 

 

 

造園工事

造園工事とは、整地、樹木の植栽、景石のすえ付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、または植生を復元する工事のことを言います。

具体的には、

造園工事の種類

  1. 植栽工事
  2. 地被工事
  3. 景石工事
  4. 地ごしらえ工事
  5. 公園設備工事
  6. 広場工事
  7. 園路工事
  8. 水景工事
  9. 屋上等緑化工事
  10. 緑地育成工事

などが挙げられます。

植栽工事には、植生を復元する建設工事が含まれ、公園設備工事には、花壇、噴水その他の修景施設、休憩所その他の休養施設、遊戯施設、便益施設等の建設工事が含まれます。

また広場工事は、修景広場、芝生広場、運動広場その他の広場を築造する工事であり、園路工事は、公園内の遊歩道、緑道等を建設する工事になります。

いっぽう屋上等緑化工事とは、建築物の屋上、壁面等を緑化する建設工事で、緑地育成工事は樹木、芝生、草花等の植物を育成し、土壌改良や支柱の設置等を伴って行う工事になります。

 

さく井工事

さく井工事とは、さく井機械などを使ってさく孔・さく井を行う工事のことです。

ボーリング工事と呼ばれることもあります。

さく孔やさく井の作業に伴い行われる揚水設備設置などの工事を表す時にも、さく井工事(ボーリング工事)の言葉を使います。

ちなみに、さく孔は孔に爆薬を入れて爆破破砕させるために孔を開ける作業、さく井は井戸を掘る作業を表しています。

 

さく井工事の種類は主に4つです。

さく井の種類 概要
水源井 地下水を汲み上げるための深井戸で、約70mより深い位置にある水脈から取水する

井戸の構造は深さ約180m(口径35cm)で、水中ポンプで地下水を上に汲み上げる

水源井は各地域に浄水場系統ごと点在する形で設置されており、汲み上げた地下水は道路に埋設された管路を経由して浄水場に導水される

ただし、はじめは問題なく利用できていた水源井も、地下水の需給バランスの崩れによって水位低下や塩水化に見舞われる可能性があるので注意が必要

観測井 地盤沈下の深さやスピードを観測するため、あるいは地下水位の状態などを観測するために装置として設置される

設置の際は、まず地下に鉄管を埋設し、鉄管の下部を固い地層に固定し、地層上部の収縮で相対的に鉄管が浮き上がるような構造にする

地下水位の測定を行う際は、埋設した鉄管の内部にフロートを浮かせます。

また地層の状態を知ることに役立つ存在なので、防災システムの発展に欠かせない井戸と考えられており、設置の場所・目的によって火山観測井や地盤沈下観測井などと呼ばれることもある

温泉井 温泉井は高温の水が出る井戸

温泉井の深さは約500m~1000mが一般的

水井戸の派生で開発された井戸ですが、高温が理由で水井戸よりもトラブルリスクが高いため、しっかりとした保守管理が求められる

いっぽうでトラブルや温泉を掘る際に噴出する天然ガスの災害を防止する目的で、温泉井の工事には温泉法に基づくさまざまな許可が必要

地熱井 地熱発電の熱源として用いられる井戸で、地下資源の地熱を有効活用できるよう施工される

地熱井の深さは約2000mで、設置場所は井戸の特性上、国立公園内になることが多い

工事の際は許可が必要ですが、適用されるのは温泉法のみ

しかし、熱水・蒸気・有害物質などが漏洩する可能性が高いため、温泉井や水井戸よりも厳重な防止対策が必要になります。

それに伴って求められる掘削技術も高度であり、高温掘削や傾斜掘削の技術などが必要不可欠

 

工法の種類は以下のとおりです。

パーカッション工法 掘削ビットをワイヤーロープの先端に吊り、ロープを上下に動かすことで掘削する

削った石や砂はポンプで吸い上げるので、仕上がりもきれい

仕上がりの口径が200~1,000ミリほどで、200メートル以下の浅い掘削に向いています。やわらかい地面の掘削に適しているとされます。水道施設や工場、ゴルフ場などで用いられることが多い工法

ロータリー工法 リコンビットと呼ばれる刃先と機械を連結し、刃先に回転力を与え、そしてトリコンビットを回転させることで掘削する工法

300ミリ以下の口径、1,500メートル程度の掘削に適している

騒音や振動が少ないので、市街地でも多く使われており、基本的には地層の質を問わず安定的な掘削を進めることができるため、浅井戸と深井戸のどちらにも対応可能

エアハンマー工法 圧縮空気を使って掘削ビットを駆動させ、打撃力によって掘削する工法

3つの中では一番パワーがある

他の工法に比べて、掘進速度が速く、仕上がりも早くなるのが特徴

口径が350ミリ以下、小規模な井戸や狭いスペースに適している

騒音や振動が比較的大きいので市街地には向きませんが、山中の硬質な岩盤地層の掘削などに向いている

 

 

建具工事

建具工事とは、工作物に木製または金属製の建具などを取り付ける工事のことです。

建具は、開口部に取り付ける仕切りの総称。

玄関のドアや窓、ふすま、障子などのすべての開口部分に取り付ける仕切りが当てはまります。

施工管理職として建具工事に携わる前に、工事の種類や建具工事となる部分について把握しておきましょう。

 

具体的には、以下のような工事を指します。

建具工事の種類

  1. 金属製建具取付け工事
  2. サッシ取付け工事
  3. 金属製カーテン
  4. ウォール取付け工事
  5. シャッター取付け工事
  6. 自動ドア取付け工事
  7. 木製建具取付け工事
  8. ふすま工事

建具の種類としては、出入口建具が一般的です。

出入口、通風孔、採光、遮音などさまざまな目的で取り付けられるため、種類も豊富です。

出入口建具

玄関や勝手口にあるドアのことを指します。

窓建具

窓、天窓、出窓、明り取り窓など、窓の役割を果たす建具です。

雨戸も窓建具に分類されます。

内部建具

部屋のドア、障子、ふすま、欄間などのことを指します。

収納建具

クローゼット、下駄箱など、扉がついてり部屋と収納部分が分かれているものを指します。

 

水道施設工事

水道水

水道施設工事業は「上水道、工業用水道などのための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道もしくは流域下水道の処理設備を設置する工事」を行う事業者のこと。

主に行われている水道施設工事としては、

  • 取水施設工事
  • 配水施設工事
  • 浄水施設工事
  • 下水処理設備工事

などが挙げられます。

ただし、水道施設工事についてはその区分がやや複雑な為、注意が必要です。

上下水道に関する施設の建設工事においては、水道施設工事のほかに「土木一式工事」や「管工事」も関連します。

下水管の配管工事や下水処理場の敷地造成工事は土木一式工事、敷地内の配管工事は管工事に区分され、上水道における取水、浄水、配水の為の施設や下水処理場内の処理施設を設置する工事のみが水道施設工事に該当します。

 

また、し尿処理に関する施設の建設工事については管工事清掃施設工事が関わります。

浄化槽によりし尿を処理する施設の建設工事は管工事、汲取方式で収集されたし尿を処理する施設の建設工事は清掃施設工事、下水道により集められた汚水の処理施設の建設工事は水道施設工事に区分されることを覚えておきましょう。

 

 

消防施設工事

消防施設工事とは、火災警報設備や消火設備、避難設備もしくは消火活動に必要な設備を設置・取り付けする工事です。

種類は以下のとおりです。

消防施設工事の種類

  1. 屋内消火栓設置工事
  2. スプリンクラー設置工事
  3. 水噴霧/泡/不燃性ガス/蒸発性液体または粉末による消火設備工事
  4. 屋外消火栓設置工事
  5. 動力消防ポンプ設置工事
  6. 火災報知設備工事
  7. 漏電火災警報器設置工事
  8. 非常警報設備工事
  9. 金属製避難はしご・救助袋・緩降機・避難橋または排煙設備の設置工事

いっぽう、固定された避難階段などを設置する工事は、建築一式工事または鋼構造物工事となります。

 

清掃施設工事業

清掃施設工事業は、し尿処理施設またはごみ処理施設を設置する工事を行う事業者のこと。

  • ごみ処理施設工事
  • し尿処理施設工事

また、他の業種との区別については、以下のようになっています。

公害防止施設を単体で設置する工事については、清掃施設工事ではありません。

それぞれの公害防止施設ごとに、例えば排水処理設備であれば管工事、集塵設備であれば機械器具設置工事等に区分します。

 

 

解体工事業

解体業とは建設工事に分類される業務で、建築物やそれに付随する構築物の一部または全部を取り壊す専門業者です。

建設工事の種類では「解体工事業」として専門工事に区分されます。建設や修繕、改築するための解体は建築一式工事や土木一式工事として扱います。

これは2016年6月1日に建設業法の改正によって、とび・土木工事から分離して新設された業種であり、現在ではひとつの専門工事として認定されました。

 

また、解体業は現場で家屋などの解体を行い、廃棄物の運搬は含まれません。

解体業を始める前には、建設業許可または解体工事業登録を行いましょう。

解体工事業登録をしていれば、建設業許可がなくても解体工事は可能です。

しかし、建築物や工作物を解体または解体を含む建設工事の請負金額が500万円(税込)以上を施工する場合は、建設業許可が必要となります。

 

以上です。

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ありがとうございました。

 

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