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トンネルの種類★かんたん解説【用途・建設場所・施工方法・抗門】

トンネル種類

こんにちは、ちゃんさとです。

 

トンネルの種類が知りたい

こんなお悩みにお答えします。

 

トンネルとは山や道路、海底などを通る(地下)構造物。

いちどはどこかでくぐったことがあるのではないでしょうか?

だけど【トンネル】と一言で言っても、種類や施工方法はさまざま。

 

そこで今回は、トンネルの種類について【用途、建設場所・施工方法・抗門】別にそれぞれまとめました。

ぜひ参考にしてください。

 

この記事を書いている人

名前:ちゃんさと 女性/既婚 1992年生まれ
  • 元公務員の主婦ブロガー💻
  • 国公立大学の土木工学科卒業
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間はたらきましたが、人間関係のストレスや組織体制が合わないと感じて退職しました。
  • 1級土木施工管理技士の資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信をしています。

それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。

 

 

トンネルの種類

トンネル用途別の種類

トンネルの用途別の種類は以下のように分けられます。

トンネル用途別種類

  1. 交通用(道路トンネル)
  2. 交通用(鉄道トンネル)
  3. 交通用(地下鉄トンネル)
  4. 水路用トンネル
  5. 都市施設用トンネル
  6. その他の地下空間
用途 内容
道路用トンネル

交通用(道路トンネル)

主に道路におけるトンネルで、

  1. 高速道路
  2. 一般道
  3. 歩道用

に分けられる

鉄道用トンネル

交通用(鉄道トンネル)

主に鉄道におけるトンネルで、

  1. 新幹線
  2. 在来線
  3. ケーブルカー
  4. トロッコ用

などがある

地下鉄トンネル

交通用(地下鉄トンネル)

鉄道地下部分のトンネル

ほぼ全線が地下をもぐる地下鉄や地下駐車場なども含まれる

水路トンネル

水路用トンネル

上水道、工業用水、農業用水

などの送水のためのトンネルや、

水力発電、ダムの仮排水トンネルなどがある。

埋設管埋設管工事

都市施設用トンネル

電力、ガス、通信、下水道などのライフラインのためのトンネル

これらをひとつにまとめた共同溝も含まれる

地下空間(地下鉄内)

その他の地下空間

石油、ガスなどの備蓄のための地下施設

都市における洪水調節用の地下貯留施設

地下街など

トンネルと一言でいってもこれだけの種類があります

 

トンネル建設場所による種類

トンネルはつくられる場所によっても呼び名が変わります。

代表的なものはこちらです。

トンネル建設場所による種類

  1. 山岳トンネル
  2. 都市トンネル
  3. 水底トンネル

 

建設場所 内容
山岳トンネル

山岳トンネル

山岳部につくられるトンネル

(山岳トンネル工法を用いた場合に呼ぶときもある)

地下空間(地下街)

都市トンネル

都市、市街地地下に建設するトンネル
関門トンネル入り口水底トンネル

水底トンネル

海(海峡)、湖沼、河川をくぐるトンネル

 

 

トンネル施工方法による種類

トンネルの施工方法もさまざまで、

  1. NATM工法
  2. シールド工法
  3. 開削工法
  4. 沈埋工法

などがあります。

 

施工方法 内容 概略図
山岳工法トンネル 発破、機械による掘削後、

  • 吹付けコンクリート
  • ロックボルト
  • 支保工

により地山の安定を確保して掘進する工法

NATM(ナトム)工法が標準となっている。

掘削時の切羽自立が適用の前提条件である

NATM工法
シールド工法トンネル シールドマシンを地中において掘進させ、

抗壁をシールド外殻およびセグメントにより保持しながらトンネルを構築する工法

土砂崩壊を防ぎながら施工できる

密閉型シールドと開放型シールドの2種類がある

シールド工法
開削工法トンネル 地表面から掘削し、所定の位置にボックスカルバートやアーチカルバートなどの

トンネル構造物を構築後に埋め戻し、地表面を復旧する工法

施工上の制約はあまりない

トンネル開削工法
沈埋工法トンネル 地上であらかじめ分割した函体などのトンネル構造物を構築

船などで移動し、海底に沈めてから接合する工法

水密性の確保が重要となる

トンネル沈埋工法
トンネルの覆工とは、トンネル掘削後に内側からコンクリートなどで補強することです。

 

トンネルの抗門の種類

トンネルの抗門とは、トンネルの出入口にあたる部分の構造のことです。

山止めの機能をもつ面壁型と、山止めの機能をもたない突出型があります。

山止めとは、地盤や土砂がくずれないように設ける一般構造物の総称です

 

形式 形状 特徴
面壁型 重力式 抗門重力式トンネル 地形への適応はよい

基礎の地耐力が必要

経済性・安定性があまりよくない

ウィング式 抗門ウィング式トンネル 地形への適応はよい

トンネル延長が短くなり経済的

背面土圧を受ける場合などに適用

突出型 突出式 抗門トンネル(突出式) 地形が比較的なだらかな場合に適用

開削工法で施工する場合に適用

雪崩などが起きる積雪地に適用

竹割式 抗門トンネル(竹割式) 地形が比較的なだらかな場合に適用

トンネル延長が長くなり経済性はよくない

美観が要求される場合に適用

 

 

まとめ

トンネル種類まとめ

用途

  1. 交通用(道路トンネル)
  2. 交通用(鉄道トンネル)
  3. 交通用(地下鉄トンネル)
  4. 水路用トンネル
  5. 都市施設用トンネル
  6. その他の地下空間

建設場所

  1. 山岳トンネル
  2. 都市トンネル
  3. 水底トンネル

施工方法

  1. NATM工法
  2. シールド工法
  3. 開削工法
  4. 沈埋工法

抗門

  1. 面壁型(重力式、ウィング式)
  2. 突出型(突出式、竹割式)

 

またいっぽうで、トンネル工事の安全や注意点については以下の記事がおすすめです。

トンネル(ずい道)工事の事故や安全!危険防止措置や注意点まとめ

興味のある方はぜひご覧ください 🙂

 

今回は以上です。

ありがとうございました。

 

 

 

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