こんにちは、土木学士のちゃんさとです。


こんな疑問にお答えします。
掘削や床掘は現場作業的には基本同じです。
しかし積算するうえでは、分けて考えなければなりません。
言葉の意味やちがいをマスターして、設計・積算するときの参考にしてください。
この記事を書いている人

- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国公立大学の土木工学科卒業(学士)
- 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信をしています。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
掘削と床掘のちがいとは?
掘削と床掘のちがいは、埋め戻しをするかどうかです。
掘削とは
掘削とは、現地盤線から施工基面までの土砂などを掘り下げる作業で、埋め戻しを伴わない作業のこと
施工基面より上の部分を指します。
床掘とは
床掘とは、現地盤線または施工基面から土砂などを掘り下げる作業で、埋め戻しを伴う作業のこと
構造物の築造や撤去を目的としています。
上の図だと、構造物部分の と埋戻しを伴う部分
の2種類が床掘となります。
埋戻しとは
埋戻しとは、床掘した部分に土を埋め戻す作業のことです。
【掘削・床掘・埋戻し】積算上の使い分け
掘削・床掘・埋戻しの積算上の使い分けは以下のとおりです。
掘削 | 床掘 | 埋戻し |
施工基面より上で埋戻しを伴わない部分 | 構造物を築造または撤去する部分 | 土を埋め戻す部分 |
埋戻しを伴う部分 |
施工基面より上でも、埋め戻しを伴う部分は【掘削】ではなく【床掘】として積算するので注意しましょう。
また、構造物を築造または撤去する部分はすべて【床掘】で積算します。
まとめ
また、土木の積算(公務員)や図面関係の記事は以下のとおりです。
ぜひ参考にしてくださいね 😉
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。