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コーン指数の目安とは?ダンプや建設機械の走行時におけるトラフィカビリティ基準

建設機械とコーン指数

土木工事などには欠かせない【建設機械の走行時におけるトラフィカビリティ】

ダンプや建設機械とのコーン指数、運搬距離の目安や適用基準をまとめましたので参考にしてください。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂

 

コーン指数の目安とは?ダンプや建設機械の走行時におけるトラフィカビリティ基準

建設機械は現場の土の硬軟により、その走行性が著しく変化します。

この走行性のむずかしさ(容易さ)を表すものを【トラフィカビリティ】といい、コーン指数によって判定します。

コーン指数とは地盤のつよさを表す指標のひとつで、コーンペネトロメーターという機械により測定するのが一般的です。

またコーン指数が大きい土ほど走行性がよいので覚えておきましょう。

コーンペネトロメーター

【コーンぺネトロメーター概略図】

コーンペネトロメーターを 1 cm/s の貫入速度で 5 cm、7.5 cm 、10 cm 連続的に押し込んだとき、【コーン底面に作用する貫入抵抗力の平均値÷貫入先端のコーンの底面積】で求められるよ

コーン指数を測るオランダ式二重管コーン貫入試験ポータブルコーン貫入試験のくわしい内容は別記事でご確認ください。

 

また、ダンプや建設機械の走行に必要なコーン指数の目安を、以下の表にまとめましたので参考にしてください。

建設機械名 走行に必要なコーン指数(kN/㎡)
超湿地ブルドーザ 200kN/㎡以上
湿地ブルドーザ 300kN/㎡以上
普通ブルドーザ(15t級) 500kN/㎡以上
普通ブルドーザ(21t級) 700kN/㎡以上
スクレープドーザ 600kN/㎡以上
被牽引式スクレーパ 700kN/㎡以上
自走式スクレーパ 1,000kN/㎡以上
ダンプトラック 1,200kN/㎡以上

 

ダンプや建設機械と運搬距離の適用基準

トラッククレーン

つづいては建設機械と運搬距離の関係 🙂

建設機械における、適用距離と勾配基準をまとめましたので参考にしてください。

建設機械名 適用距離 勾配基準
ブルドーザ 60m以下(短距離) 30°程度まで
スクレープドーザ 40~250m(中距離) 15~25%
被牽引式スクレーパ 60~400m(中距離) 15~25%
自走式スクレーパ 200~1,200m(長距離) 10%以下

(坂路が短い部分は15%以下)

ショベル系掘削機 100m以内のごく短距離

100m以上はダンプトラックと組み合わせる

ショベル系掘削機

(トラクターショベル+ダンプトラック)

長距離
ダンプトラック 長距離 10%以下

(坂路が短い部分は15%以下)

 

締固め機械の種類&選定についても併せて確認しておくと良いでしょう。

コーン指数の目安とは?ダンプや建設機械の走行時におけるトラフィカビリティ基準まとめ

建設機械名 走行に必要なコーン指数(kN/㎡)
超湿地ブルドーザ 200kN/㎡以上
湿地ブルドーザ 300kN/㎡以上
普通ブルドーザ(15t級) 500kN/㎡以上
普通ブルドーザ(21t級) 700kN/㎡以上
スクレープドーザ 600kN/㎡以上
被牽引式スクレーパ 700kN/㎡以上
自走式スクレーパ 1,000kN/㎡以上
ダンプトラック 1,200kN/㎡以上
建設機械名 適用距離 勾配基準
ブルドーザ 60m以下(短距離) 30°程度まで
スクレープドーザ 40~250m(中距離) 15~25%
被牽引式スクレーパ 60~400m(中距離) 15~25%
自走式スクレーパ 200~1,200m(長距離) 10%以下

(坂路が短い部分は15%以下)

ショベル系掘削機 100m以内のごく短距離

100m以上はダンプトラックと組み合わせる

ショベル系掘削機

(トラクターショベル+ダンプトラック)

長距離
ダンプトラック 長距離 10%以下

(坂路が短い部分は15%以下)

以上です。

ありがとうございました。

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