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建設副産物・リサイクル法の基本や対策を図解でかんたん解説

建設副産物の区分(リサイクル法)

こんにちは、ちゃんさとです。

建設副産物ってどんなもの?

こんなお悩みを解決します。

 

建設副産物とは、建設工事などで発生するもの。

建設発生土やコンクリート塊などのことです。

リサイクル法に基づき、それぞれ処分や再生利用の基準が決まっていますので確認していきましょう。

 

この記事を書いている人

名前:ちゃんさと 女性/既婚 1992年生まれ
  • 元公務員の主婦ブロガー💻
  • 国立大学の土木工学科卒業
  • 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間はたらきましたが、人間関係のストレスや組織体制が合わないと感じて退職しました。
  • 1級土木施工管理技士の資格もち
  • 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信をしています。

それではさっそくまいりましょう、ラインナップは目次で確認してください。

 

建設副産物の基本&区分(リサイクル法)

建設副産物の区分(リサイクル法)

 

建設副産物の区分はこんな感じです。

リサイクル法に該当するのは、

  • コンクリートの塊
  • アスファルト、コンクリートの塊
  • 建設発生木材
  • 建設発生土

の4つです。

また、特定建設資材廃棄物は

  • コンクリートの塊
  • アスファルト、コンクリートの塊
  • 建設発生木材

の3つです。

特定建設資材とは、建設リサイクル法によって再資源化が義務づけられているものです。

①は廃棄物の処理および清掃に関する法律③は再生資源の利用促進に関する法律が関係していて、

②の部分は、両方の法律の適用を受けます。

 

建設副産物の目的~リサイクルで資源を有効活用~

建設副産物の目的は以下のとおりです。

  1. 資源の有効な利用を確保すること
  2. 廃棄物の発生を抑制し、環境保全を守ること
  3. これら上記2つによって国民経済の健全な発展に寄与すること
建設工事で発生するものは、適切に再利用&処理しましょう!

 

建設副産物の対策(リサイクル法)

建設副産物の対策は以下のとおりです。

建設副産物の対策

  1. 発生の抑制
  2. 再利用の促進
  3. 適性処分の促進
建設副産物対策 内容
発生の抑制 施工方法を工夫し、建設副産物の発生を抑制すること
再利用の促進 建設資材としてのリサイクルを促進すること
適正処分の促進 不法投棄をなくし、適正な埋め立て処分の徹底すること

 

建設副産物の用語解説

建設副産物 建設工事にともない発生したもの
再生資源 建設業で受け入れるべきもの

  1. 土砂
  2. コンクリートの塊
  3. アスファルト・コンクリートの塊

使用済み物品や副産物の有用なもので、原材料として利用できるものや、その可能性がある資源のこと

指定副産物 建設業で現場から排出されるもの

  1. 土砂(建設発生土)
  2. コンクリートの塊
  3. アスファルト・コンクリートの塊
  4. 木材(建設発生木材)

すべてまたはその一部を再生資源として利用促進(活用)できるもの。

 

再生資源利用(リサイクル)に関する区分や利用の判断基準について

それぞれの区分にしたがって適切に利用しましょう。

建設発生土

区分 利用用途
第1種建設発生土 砂レキおよびこれらに準ずるもの
  • 工作物埋戻し材料
  • 土木構造物の裏込め材
  • 道路盛土材料
第2種建設発生土 砂質土、レキ質土およびこれらに準ずるもの
  • 土木構造物の裏込め材
  • 道路盛土材料
  • 河川堤防材料
  • 宅地造成用材料
第3種建設発生土 粘性土およびこれらに準ずるもの(通常の施工性が確保できる)
  • 道路構造物の裏込め材
  • 道路路体用盛土材料
  • 河川堤防材料
  • 宅地造成用材料
  • 水面埋め立て用材料
第4種建設発生土 粘性土およびこれらに準ずるもの(通常の施工性が確保できない 例:ヘドロ、泥など)
  • 水面埋め立て用材料

 

コンクリート

区分 利用用途
再生クラッシャーラン
  1. 道路舗装などの下層路盤材料
  2. 土木構造物の裏込め材および基礎材
  3. 建築物の基礎材
再生コンクリート砂 工作物の埋戻し材料および基礎材
再生粒度調整砕石 舗装の上層路盤材料
再生セメント安定処理路盤材料 道路舗装およびその他舗装の路盤材料
再生石灰安定処理路盤材料 道路舗装や、その他舗装(駐車場や家の敷地内)などの路盤材料

 

アスファルト・コンクリートの塊

区分 利用用途
再生クラッシャーラン
  1. 道路舗装などの下層路盤材料
  2. 土木構造物の裏込め材および基礎材
  3. 建築物の基礎材
再生粒度調整砕石 その他舗装(駐車場や家の敷地内)の上層路盤材料
再生セメント安定処理路盤材料 道路舗装や、その他舗装(駐車場や家の敷地内)などの路盤材料
再生石灰安定処理路盤材料 道路舗装や、その他舗装(駐車場や家の敷地内)などの路盤材料
再生加熱アスファルト安定処理混合物 道路舗装およびその他舗装(駐車場や家の敷地内)の上層路盤材料
表層基層用再生加熱アスファルト混合物 道路舗装およびその他舗装(駐車場や家の敷地内)の基層・表層用材料

 

再生資源利用計画と再生資源利用促進計画の作成(建設副産物&リサイクル法)

建設工事をおこなう受注者は、以下の定める内容と建設資材や指定副産物に該当する場合、それぞれ計画書を作成しなければいけません。

再生資源利用計画 再生資源利用促進計画
次のいずれかに該当する建設資材を搬入する建設工事

  1. 土砂          【1,000㎥以上】
  2. 砕石          【500t以上】
  3. 加熱アスファルト混合物 【200t以上】
次のいずれかに該当する指定副産物を搬出する建設工事

  1. 建設発生土     【1,000㎥以上】
  2. コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材の合計【200t以上】
定める内容

  1. 建設資材ごとの利用量
  2. 利用量のうち再生資源ごとの利用量
  3. その他、再生資源の利用に関する事項
定める内容

  1. 指定副産物の種類ごとの搬出量
  2. 指定副産物の種類ごとの再資源化施設または他の建設工事現場などへの搬出量
  3. その他、指定副産物にかかわる再生資源の利用に関する事項

再生資源利用と再生資源利用促進の計画書と実施状況の記録は、工事完成後1年間は保存してください。

 

まとめ

建設副産物まとめ

建設副産物とは建設工事で発生するもので、リサイクル法や廃掃法、再生資源などの法律が関係する!

建設副産物の目的

  1. 資源の有効な利用を確保すること
  2. 廃棄物の発生を抑制し、環境保全を守ること
  3. これら上記2つによって国民経済の健全な発展に寄与すること

建設副産物の対策

  1. 発生の抑制
  2. 再利用の促進
  3. 適性処分の促進

建設副産物の再生利用するときの区分や利用基準がある

建設工事をおこなうときは、再生資源利用計画および再生資源利用促進計画を作成する(条件あり)

 

 

今回は以上です。

参考になればうれしいです。

ありがとうございました。

 

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