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1級土木施工管理技士の経験記述は、さけては通れない問題です。
この記事は、「自分の経験した工事をどうまとめよう…」と悩んでいるあなたのお悩みを解決します。
また、土木施工管理技士の経験記述は2024年から出題形式が変わっていますので注意しましょう。
最新版の情報をチェックするようにしてください。
今回の経験記述テーマは【品質管理】です。
品質管理の経験記述例文を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
1級土木の経験記述例文・品質管理!土木施工管理技士の第二次検定対策
今回は【品質管理】での経験記述例を公開します。
1級土木経験記述の工事概要の例文
設問1では、自分が経験した工事の基本的な情報を書くことになります。
もちろん本番では何も見てはいけないので、しっかり暗記して書けるようにしておきましょう。
(1)工事名
工事名:渓流保全工事 ○○沢その1(補助砂防)
正式な工事名を略さずに書くようにしてください。
(2)工事現場における施工管理上のあなたの立場
立場:現場代理人or工事主任or発注者側現場監督員など
自分の立場によって、文章の書き方が変わります。
さらに旧受験資格、新受験資格で名称が異なりますのでご注意ください。
詳しくは手引きをご確認ください。
(3)工事内容:例文
- 発注者名:〇〇県○○土木事務所整備第二課
- 工事場所:××県△△郡○○町○○地内
- 工期:令和元年10月7日~令和2年3月10日
- 主な工種:床固め工、帯工
- 施工量:掘削工100㎥、コンクリート200㎥、床固め工160㎡、帯工2基
工事内容はできるだけくわしく書きましょう。
工事名は~地内まで、施工量は数値を入れて書くと分かりやすいです。
1級土木の経験記述!品質管理の例文・作文例
2024年から、経験記述の出題形式が変わり、質問が変化するようになりました。
ちなみに令和6年度に出題されたテーマは安全管理と施工計画でした。
そして令和6年の1級土木施工管理技士試験での質問内容は以下のとおり。
〔設問1〕工事概要に記述した工事の「安全管理」に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
(1)具体的な現場状況と特に留意した品質管理上の技術的課題と、その課題を解決するために検討した項目
(2)(1)で記述した検討した項目の対応処置とその評価
-------------------------
〔設問2〕工事概要に記述した工事の「施工計画」の作成に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
ただし、設問1と同一内容の回答は不可とする。
(1)施工計画立案に先立ち行った現場の事前調査で判明した施工上の課題
(2)(1)で記述した課題について施工計画の作成にあたり反映した対応処置とその評価
今回は、設問1の安全管理を品質管理に置き換えて例文を書いてみます。
【質問内容】
〔設問1〕工事概要に記述した工事の「品質管理」に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
(1)具体的な現場状況と特に留意した安全管理上の技術的課題と、その課題を解決するために検討した項目(8行)
品質管理例文➀
本工事は、〇〇県〇〇市〇〇市内を流れる一級河川〇〇川の上流に設置された
砂防堰堤につづく流路工事であった。工事時期は冬季で日平均気温は〇℃と
低かったため、冬季におけるコンクリートの初期養生により、凍害を防止して
所定の強度を確保することが重要な課題であった。そしてこれらを解決するため、
次の検討を行った。➀コンクリートの運搬による温度低下、移動によるタイムロス
を防ぐため、現場から1番近いプラントを選定し、骨材・水の過熱について検討した。
②所定の圧縮強度を確保するため、保温養生と給熱養生について検討した。
③コンクリート打設後の温度低下を防ぐため、打ち込み時の時間帯について検討した。
(2)(1)で記述した検討した項目の対応処置とその評価(8行)
品質管理例文②
(1)で検討した項目について、本工事では以下の対応処置を行った。
①現場から一番近いプラントを選定し、運搬時間40分、骨材及び水は加熱したものを
使用し、打ち込み温度を▲℃~◇℃とした。
②シート養生は隙間がないように重ね幅は○cmとし、さらに粘着テープによる
目張りを行った。また現場に練炭を設置し、内部温度■℃以上を保ち、◆日間の養生を
行ったことで、圧縮強度〇N/mm²を確保できた。
③コンクリート打ち込み時間帯はその日の気温に合わせて日中●℃以上ある暖かいときのみに限定した。
上記の結果、初期養生による凍害を防止でき、工事完了検査にて高い評価を受けた。
ただし、2024年以降の出題形式の変更により、丸写しができなくなりました。
質問はあくまで一例であり、毎年変わる可能性が高いです。
1級土木の経験記述「品質管理」を書くときのポイント!土木施工管理技士・第二次検定
品質管理の経験記述のポイントは、
「現場において、品質を確保するためにどのような点に注意して施工しているか、あるいはどのような工夫をして施工しているのか」
ということが大切です。
また品質管理でポイントとなるのは、
- 品質管理項目
- 品質確認方法
- 品質確認の頻度や部位
- 品質の管理基準値
- 品質の規格値
などです。
これらを把握しながら施工できたことを文章に書きましょう。

例文を参考に1級土木の経験記述(品質管理)を書いたら添削を受けよう
土木施工管理技士の経験記述については独学で合格する人もたまにいますが、かなり稀です。
基本的には土木施工管理技士の合格者や、添削のプロにに見てもらうことをおすすめします。
まずは例文を参考に自分なりに書いてみて、添削してもらいましょう。
自分では気づけなかった点を指摘してもらえると思います。
一方、別テーマの経験記述・解答例などについては別記事でくわしく書いていますのでそちらをご覧ください。
また、


そんな人には、土木施工管理技士の経験記述を作文代行(添削)してくれる独学サポートの1級土木施工管理技士・独学サポート受験対策講座 があります。
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1級土木経験記述の例文・品質管理まとめ!
2級土木経験記述(安全管理)の例文についてお届けしました。
安全管理の経験記述まとめ
- 作文例や例文を見ながら自分の工事をまとめてみる
- 例文を参考に経験記述が書けたら添削を受けよう
- 品質管理の経験記述ポイントは、現場において、品質を確保するためにどのような点に注意(工夫)して施工しているか※管理値や基準値が大切
出題形式が変わり、2級土木の第二次検定試験もかなり難易度が上がっています。
経験記述については例文を参考に書いてみて、必ず添削のプロに見てもらうのが合格の近道です。
試験がんばってください!(^^)!
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。
この記事を書いている人

- 元公務員の土木ブロガー💻
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 某県庁の公務員土木職として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで、土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事などメインにさまざまな情報を発信しています。
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