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H30年度(2018)1級土木施工管理技士★過去問題(第二次検定)です。(解答・解説付き)
図解等は引用またはオリジナルで改めて作成しています。
お気づきの点(ミス・要修正事項)などありましたら、コメントください。
よろしくお願いいたします。
そのほかの過去問についてはまとめ記事でご確認ください。
(第2次検定)H30★土木施工管理技士【1級】過去問解説
※問題1は必須問題です。 必ず解答してください。
問題1で
➀設問1の解答が無記載又は記入漏れがある場合,
②設問2の解答が無記載又は設問で求められている内容以外の記述の場合,
問題2以降は採点の対象となりません。
必須問題【問題1】経験記述※省略
あなたが経験した土木工事の現場において, その現場状況から特に留意した品質管理に関して、次の 〔設問1〕 〔設問2〕 に答えなさい。
【経験記述(省略)】
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問題2~ 問題11までは選択問題 (1) (2) です。
※問題2~問題6までの選択問題 (1) 5問題のうちから3問題を選択し解答してください。なお, 選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題1【問題2】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
盛土の施工に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。
(1) 盛土の基礎地盤は、盛土の施工に先立って適切な処理を行わなければならない。 特に,沢部や湧水の多い箇所での盛土の施工においては,適切な(イ)を行うものとする。
(2) 盛土に用いる材料は,敷均し・締固めが容易で締固め後の(ロ)が高く, 圧縮性が小さく、雨水などの侵食に強いとともに, 吸水による(ハ)が低いことが望ましい。 粒度配合のよい礫質土や砂質土がこれにあたる。
(3) 敷均し厚さは、盛土材料の粒度や土質, 締固め機械, 施工方法などの条件に左右されるが,一般的に路体では1層の締固め後の仕上り厚さを(二) cm以下とする。
(4) 原則として締固め時に規定される施工含水比が得られるように, 敷均し時には(ホ)を行うものとする。(ホ)には、ばっ気と散水がある。
【解答欄】
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(イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
排水処理 |
せん断強度 |
膨潤性 |
30 |
含水量調節 |
(1)(2)(4)記述のとおり。
(3) 道路盛土の場合, 一般的には路体では1層の締固め後の仕上がり厚さを30cm以下とし (この場合の敷均し厚さは35~45cm以下), 路床では1層の締固め後の仕上がり厚さを 20cm以下とする (この場合の敷均し厚さは25~30cm以下)。
選択問題1【問題3】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
コンクリートの養生に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。
(1)コンクリートが, 所要の強度, 劣化に対する抵抗性などを確保するためには,セメント の(イ)反応を十分に進行させる必要がある。 したがって, 打込み後の一定期間は,コンクリートを適当な温度のもとで,十分な(口) 状態に保つ必要がある。
(2)打込み後のコンクリートの打上がり面は, 日射や風の影響などによって水分の逸散を生 じやすいので、湛水, 散水, あるいは十分に水を含む(ハ) により給水による養生を行う。
(3)フライアッシュセメントや高炉セメントなどの混合セメントを使用する場合,普通ポル トランドセメントに比べて養生期間を(ニ)することが必要である。
(4)(ホ) 剤の散布あるいは塗布によって, コンクリートの露出面の養生を行う場合には,所要の性能が確保できる使用量や施工方法などを事前に確認する。
【解答欄】
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(イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
水和 |
湿潤 |
養生マット
(湿布) |
長く |
膜養生 |
(1)(2)(3)(4)記述のとおり。
【関連記事】
コンクリート養生
選択問題1【問題4】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
鉄筋コンクリート構造物における型枠及び支保工の取外しに関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。
(1) 型枠及び支保工は, コンクリートがその(イ) 及び(口) に加わる荷重を受けるのに必要な強度に達するまで取り外してはならない。
(2) 型枠及び支保工の取外しの時期及び順序は,コンクリートの強度, 構造物の種類とその(ハ), 部材の種類及び大きさ, 気温, 天候, 風通しなどを考慮する。
(3) フーチング側面のように厚い部材の鉛直又は鉛直に近い面, 傾いた上面, 小さなアーチの外面は,一般的にコンクリートの圧縮強度が(ニ) (N/mm2)以上で型枠及び支保工を取り外してよい。
(4) 型枠及び支保工を取り外した直後の構造物に載荷する場合は, コンクリートの強度,構造物の種類,(ホ)荷重の種類と大きさなどを考慮する。
【解答欄】
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(イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
自重 |
施工期間中 |
重要度 |
3.5 |
作用 |
(1) 型枠及び支保工は、コンクリートがその自重及び施工期間中に加わる荷重を受けるのに必要な強度に達するまで取り外してはならない。 型枠及び支保工の取り外す場合は, 構造物に害を与えないように,できるだけ静かに行うことが大切である。
(2) 記述のとおり
(3)型枠及び支保工を取り外してよいコンクリート圧縮強度の参考値
部材面の種類 |
コンクリート圧縮強度(N/mm²) |
例 |
厚い部材の鉛直または鉛直に近い面
傾いた上面
小さいアーチの外面 |
3.5 |
フーチングの側面 |
薄い部材の鉛直または鉛直に近い面
45°より急な傾きの下面
小さいアーチの内面 |
5.0 |
柱、壁、梁の側面 |
橋、建物等のスラブ及びはり
45°より緩い傾きの下面 |
14.0 |
スラブ、梁の底面
アーチの内面 |
(4) 記述のとおり
選択問題1【問題5】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
労働安全衛生規則の定めにより, 事業者が行わなければならない「墜落等による危険の防止」 に関する次の文章の の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。
(1)事業者は,高さが(イ) m以上の箇所で作業を行なう場合において墜落により労働者に 危険を及ぼすおそれのあるときは, 足場を組み立てる等の方法により (ロ) を設けなければならない。
(2) 事業者は,高さが(イ) m以上の箇所で(ロ) を設けることが困難なときは, (ハ)を張り,労働者に(ニ) を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
(3)事業者は,労働者に (ニ) 等を使用させるときは, (ニ) 等及びその取付け設備等の異常の有無について,(ホ)しなければならない。
【解答欄】
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(イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
2 |
作業床 |
防網 |
安全帯 |
随時点検 |
【墜落等による危険の防止(労働安全衛生規則に規定)】
第518条 (作業床の設置等)
- 事業者は,高さが2m以上の箇所 (作業床の端, 開口部等を除く。)で作業を行なう場合 において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは, 足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
- 事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは,防網を張り,労働 者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
第521条 (安全帯等の取付設備等)
- 事業者は,高さが2m以上の箇所で作業を行なう場合において, 労働者に安全帯等を使 用させるときは, 安全帯等を安全に取り付けるための設備等を設けなければならない。
- 事業者は,労働者に安全帯等を使用させるときは, 安全帯等及びその取付け設備等の 異常の有無について, 随時点検しなければならない。
選択問題1【問題6】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
建設副産物適正処理推進要綱に定められている関係者の責務と役割等に関 する次の文章の の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。
(1)発注者は,建設工事の発注に当たっては,建設副産物対策の(イ)」を明示するとともに, 分別解体等及び建設廃棄物の再資源化等に必要な(ロ)を計上しなければならない。
(2) 元請業者は,分別解体等を適正に実施するとともに,(ハ) 事業者として建設廃棄物の 再資源化等及び処理を適正に実施するよう努めなければならない。
(3) 元請業者は,工事請負契約に基づき, 建設副産物の発生の(ニ), 再資源化等の促進及び適正処理が計画的かつ効率的に行われるよう適切な施工計画を作成しなければならない。
(4)(ホ)は,建設副産物対策に自ら積極的に取り組むよう努めるとともに, 元請業者の指示及び指導等に従わなければならない。
【解答欄】
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(イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
条件 |
経費 |
排出 |
抑制 |
下請負人 |
参考:建設副産物適正処理推進要綱
第3章 計画の作成等 第12工事の発注及び契約
(1) 発注者による条件明示等 発注者は,建設工事の発注に当たっては,建設副産物 対策の条件を明示するとともに, 分別解体等及び建設廃棄物の再資源化等に必要な経費を計上しなければならない。
なお, 現場条件等に変更が生じた場合には,設計変更等により適切に対処しなければならない。
第2章 関係者の責務と役割 第6 元請業者及び自主施工者の責務と役割
(2) 元請業者は, 分別解体等を適正に実施するとともに, 排出事業者として建設廃棄物の再資源化等及び処理を適正に実施するよう努めなければならない。 自主施工者は,分別解体等を適正に実施するよう努めなければならない。
第3章 計画の作成等 第13 工事着手前に行うべき事項
(3) 元請業者による施工計画の作成 元請業者は,工事請負契約に基づき, 建設副産物の発生の抑制, 再資源化等の促進及び適正処理が計画的かつ効率的に行われるよう適切な施工計画を作成しなければならない。
施工計画の作成に当たっては、再生資源利用計画 及び再生資源利用促進計画を作成するとともに, 廃棄物処理計画の作成に努めなければな らない。
自主施工者は, 建設副産物の発生の抑制が計画的かつ効率的に行われるよう適切な施工計画を作成しなければならない。 施工計画の作成に当たっては、 再生資源利用計画の作成に努めなければならない。
第2章 関係者の責務と役割 第7 下請負人の責務と役割
(4) 下請負人は,建設副産物対策に自ら積極的に取り組むよう努めるとともに,元請業者の 指示及び指導等に従わなければならない。
※問題7~ 問題11までの選択問題 (2) 5問題のうちから3問題を選択し解答してください。 なお、選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題2【問題7】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
盛土材料の改良に用いる固化材に関する次の2項目について, それぞれ1つずつ特徴又は施工上の留意事項を解答欄に記述しなさい。
ただし,(1)と (2) の解答はそれぞれ異なるものとする。
【解答欄】
(1) 石灰 石灰系固化材 |
|
(2) セメント・セメント系固化材 |
|
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以下を参考に1つずつ記述する。
(1) 石灰 石灰系固化材
石灰石灰系固化材は改良対象土質の範囲が広く, 粘質土から砂質土が対象となる。
石灰安定処理工法は, 土に石灰石灰系固化材を添加し, 土の安定性と耐久性を増大させる 工法である。 粘性土で特にトラフィカビリティーの改良を目的とするときは, 改良効果が 早期に期待できる生石灰による安定処理が望ましい |
- 特に粘性土の場合には,石灰石灰系固化材との混合を十分に行う。
- 石灰石灰系固化材と土との反応はかなり緩慢なため,十分な養生期間が必要である。
- 特に石灰に種々の混合物を添加した石灰系固化材では, 室内試験の実施とともに施工例 を調べ, 現場条件に適合したものを選ぶ。
- 白色粉末の石灰は荷扱いや作業中に粉じんが発生すると, 作業者のみならず, 近隣にも 影響を与えるので, 作業の際は風速 風向きに注意し, 粉じんの発生を極力抑える。 ま た、作業者はマスク、 防塵眼鏡を使用する。
- 特に生石灰は水和熱が大きいため, 取扱い中は水分に気を付け, 発熱によりやけどをし ないよう衣服・手袋を着用する。
|
(2) セメント・セメント系固化材
セメント・セメント系固化材は, 山砂等のシルトや細粒分を多く含む砂を適応土質とする。
セメント安定処理工法は,土にセメント・セメント系固化材を添加して締固め, セメ ントの接着硬化能力によってこれらの土を改良し、 必要な強度をもたせる工法である。 |
- 粘性土の塊が多く含まれている場合には, これらの塊を適切に粉砕してからセメント・ セメント系固化材を混合する。
- 施工中は排水に十分留意する。 降雨に対しては表面を平滑に転圧するか, シートで被覆左 するなどの対策を取る。
- 施工中, 表面が乾燥しないよう, 散水する。
- 冬期, 寒冷地における施工ではセメントの水和反応が低下するおそれがあるため, 温度対 策のため、 早強セメントの使用や塩化カルシウムを添加することがある。
|
選択問題2【問題8】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
コンクリート打込みにおける打継目に関する次の2項目について, それぞれ1つずつ施工上の留意事項を解答欄に記述しなさい。
【解答欄】
(1) 打継目を設ける位置 |
|
(2) 水平打継目の表面処理 |
|
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以下を参考に1つずつ記述する。
(1) 打継目を設ける位置 |
- 打継目はせん断力の小さい位置に設け, 打継面を部材の圧縮力の作用方向と直交させる。
- 打継目の計画では,温度応力, 乾燥収縮等によるひび割れの発生について考慮する。
- 水密性を要するコンクリート構造物には,所要の水密性が得られるように適切な間隔で打継目を設ける。
- 外部塩分による被害のおそれのある海洋コンクリート構造物には, 打継目を設けないことを原則とする。 やむを得ず打継目を設ける場合には, 打継目が耐久性に影響を及ぼさないように十分に配慮する。
|
(2) 水平打継目の表面処理 |
- コンクリートを打ち継ぐ場合には, コンクリートの表面のレイタンス,品質の悪いコンクリート, 緩んだ骨材粒等を完全に取り除き, 表面を粗にした後,十分に吸水させる。
- 硬化前処理方法では,コンクリートの凝結が終了した後,高圧の空気又は水でコンクリート表面の薄層を除去し, 粗骨材粒を露出させる。
- 硬化後処理方法は下層コンクリートがあまり硬くなければ, 高圧の空気及び水を吹き付けて入念に洗うか, 水をかけながらワイヤブラシを用いて表面を粗にする。またコンクリートが硬い場合は,ワイヤブラシで表面を削るか, 表面にサンドブラストを行った後, 水で洗う。
|
【関連記事】
コンクリート打継目
選択問題2【問題9】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
盛土の締固め管理方式における2つの規定方式に関して, それぞれの規定方式名と締固め管理の方法について解答欄に記述しなさい。
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以下を参考にそれぞれ記述する。
規定方式名 |
締固め管理の方法 |
品質規定方式 |
品質規定方式による盛土の締固め管理は, 盛土に必要な品質を満足するように, 施工部位・材料に応じて管理項目、基準値、頻度の品質を仕様書に明示し, 締固め方法については原則として施工者に委ねる方式で、締固め管理方法は以下のとおり。
- 最大乾燥密度,最適含水比を利用する方法
- 空気間隙率または飽和度を規定する方法
- 締固めた土の強度, 変形特性を規定する方法
|
工法規定方式 |
工法規定方式による締固め管理は、 使用する締固め機械の機種, 敷均し厚さ, 締固め回 数等の工法そのものを仕様書に規定する方式であり, 管理方法は以下のとおり。
1.タスクメータ・タコメータを利用する方法
締固め機械にタスクメータやタコメータ等を取り付け、締固め機械の稼働時間を記録 し、この稼働時間をチェックすることにより管理する。
2.TS (トータルステーション) GNSS (衛星測位システム)を利用する方法
締固め機械の走行軌跡をTSやGNSSでリアルタイムに計測し, 締固め機械の走行位置を パソコン画面でメッシュに分割した盛土地盤に重ね合わせることにより, 転圧回数を管理する |
【関連記事】
品質規定方式と工法規定方式の違い
選択問題2【問題10】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
建設工事現場における作業のうち, 次の (1) 又は (2) のいずれか1つの 番号を選び, 番号欄に記入した上で、記入した番号の作業に関して労働者の 危険を防止するために, 労働安全衛生規則の定めにより事業者が実施すべき安全対策について解答欄に5つ記述しなさい。
(1) 明り掘削作業 (土止め支保工に関するものは除く)
(2) 型わく支保工の組立て又は解体の作業
【解答欄】
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以下を参考に記述する。
明り掘削作業 (土止め支保工に関するものは除く) |
- 地山の崩壊, 埋設物等の損壊等により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,あらかじめ、作業箇所及びその周辺の地山について次の事項をボーリングその他適当な方法 により調査し, 掘削の時期及び順序を定めて、作業を行う (第355条 作業箇所等の調査)。
- 地山の崩壊又は土石の落下による危険防止のため, 点検者を指名して, 作業箇所及びそ の周辺の地山について,その日の作業開始前, 大雨の後及び中震以上の地震の後,浮石 及びき裂の有無及び状態並びに含水, 湧水及び凍結の状態の変化を点検させる。
- 地山の崩壊又は土石の落下による危険を防止のため, 点検者を指名して、 発破後,発破 箇所及びその周辺の浮石及びき裂の有無及び状態を点検させる (第358条 点検)。
- 掘削面の高さが2m以上となる地山の掘削作業では, 地山の掘削及び土止め支保工作業 主任者技能講習修了者から, 作業主任者を選任する (第359条 地山の掘削作業主任者の選任)。
- 地山の掘削作業主任者に, 作業の方法を決定させ, 作業を直接指揮させる。
- 地山の掘削作業主任者に,器具及び工具を点検させ、不良品を取り除かせる。
- 地山の掘削作業主任者に, 安全帯等及び保護帽の使用状況を監視させる (第360条地 山の掘削作業主任者の職務)。
- 地山の崩壊又は土石の落下のおそれのあるときは,あらかじめ, 土止め支保工を設け, 防護網を張り, 立入りを禁止する等当該危険を防止するための措置を講ずる (第361条 地山の崩壊等による危険の防止)。
- 掘削, 積込及び運搬機械の使用によるガス導管, 地中電線路その他地下に存する工作物 の損壊のおそれのあるときは, これらの機械を使用しない (第363条 掘削機械等の使 用禁止)。
- あらかじめ, 掘削及び運搬機械等の運行の経路並びにこれらの機械の土石の積卸し場所へ 三月の出入方法を定め、これを関係労働者に周知する (第364条 運搬機械等の運行の経路等)。
- 運搬機械等が, 作業箇所に後進して接近するとき, 又は転落するおそれのあるときは, 誘導者を配置し機械を誘導させる (第365条 誘導者の配置)。
- 12物体の飛来又は落下による危険を防止するため, 作業に従事する労働者に保護帽を着用させる(第366条 保護帽の着用)。
- 明り掘削の作業場所では、作業を安全に行なうため必要な照度を確保する (第367条 照度の保持)。
|
型わく支保工の組立て又は解体の作業 |
- 型わく支保工は,著しい損傷, 変形又は腐食があるものを使用しない (第237条 材料)。
- 型わく支保工を組み立てるときは,支柱,はり, つなぎ, 筋かい等の部材の配置, 接合の方法及び寸法を示した組立図を作成し、 組立図により組み立てる (第240条 組立図)。
- 型わく支保工の組立て又は解体の作業区域には, 関係労働者以外の立入りを禁止する。
- 強風、大雨, 大雪等の悪天候のため、 作業の実施について危険が予想されるときは,型わく支保工の組立て又は解体の作業は行わない。
- 型わく支保工の組立て又は解体の作業において材料, 器具又は工具を上げ,又はおろすときはつり綱、つり袋等を使用させる (第245条 型わく支保工の組立て等の作業)。
- 型枠支保工の組立て又は解体の作業は, 型枠支保工の組立て等作業主任者技能講習修了者から,作業主任者を選任する (第246条 型枠支保工の組立て等作業主任者の選任)。
- 型枠支保工の組立て等作業主任者に,作業の方法を決定させ, 作業を直接指揮させる。
- 型枠支保工の組立て等作業主任者に, 材料の欠点の有無並びに器具及び工具を点検させ, 不良品を取り除かせる。
- 型枠支保工の組立て等作業主任者に、作業中, 安全帯等及び保護帽の使用状況を監視させる(第247条 型枠支保工の組立て等作業主任者の職務)。
|
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型枠支保工
選択問題2【問題11】土木施工管理技士1級過去問(解答・解説)
下図のようなプレキャストボックスカルバートを施工する場合の施工手順 が次の表に示されているが, 施工手順➀〜③のうちから2つ選び、 それぞれの番号, 該当する工種名及び施工上の具体的な留意事項 (主要機械の操作及び安全管理に関するものは除く) を解答欄に記述しなさい。
施工手順 |
工種名 |
施工上の具体的な留意事項
(主要機械の操作及び安全管理に関するものは除く) |
|
準備工 |
〇丁張は、施工図面に従って位置・高さを正確に接地する。 |
➀ |
★ |
★ |
↓ |
(バックホウ) |
〇基礎工は地下水に留意しドライワークで施工する。
〇均しコンクリートの施工にあたって沈下、滑動などが生じないようにする。
〇ボックスカルバートの底面と砕石基礎が確実に面で密着するように、敷均しモルタルを施工する。
|
砕石基礎工 |
均しコンクリート |
敷モルタル工 |
② |
★ |
★ |
↓ |
(トラッククレーン)
(ジャッキ) |
|
③ |
★ |
★ |
|
(タンパ) |
|
後片付け工 |
+ 解答・解説をみる(クリック)
以下を参考に記述する。
施工手順 |
工種名 |
施工上の具体的な留意事項
(主要機械の操作及び安全管理に関するものは除く) |
|
準備工 |
〇丁張は、施工図面に従って位置・高さを正確に接地する。 |
➀ |
床掘工 |
掘削は, 丁張に従って掘削幅, 掘削深さを確認しながら施工する。 |
↓ |
(バックホウ) |
〇基礎工は地下水に留意しドライワークで施工する。
〇均しコンクリートの施工にあたって沈下、滑動などが生じないようにする。
〇ボックスカルバートの底面と砕石基礎が確実に面で密着するように、敷均しモルタルを施工する。
|
砕石基礎工 |
均しコンクリート |
敷モルタル工 |
② |
プレキャストボックスカルバート据付工および縦締め |
- ボックスカルバートの設置位置の確認
- 吊り込みの際, 製品を傷つけることのないように注意する。
- 継手面の清掃及びパッキン材を点検する。
- 据付は,丁張に従って位置 高さを正確に合わせ設置する。
- PC鋼材及び定着具などの損傷の有無を点検する。
- 縦締め用孔の清掃及び異物の有無を点検する。
- 所定の緊張力が導入されているかどうか管理する。
- 定着具の締付けの確認
- グラウトの品質検査及び充填性の確認
- 目地材充填の確認
|
↓ |
(トラッククレーン)
(ジャッキ) |
|
③ |
埋戻し工 |
- 埋戻し後の沈下を防ぐため、良質な材料を使用して薄層で入念に締め固める。
- ボックスカルバートに偏土圧を与えないように,薄層で両側から均等に締め固める。
- 床付け面に近い狭い場所は小型の締固め機(タンパやランマ)を使用して入念に締め固める。
|
|
(タンパ) |
|
後片付け工 |
【関連カテゴリー】
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