土木施工管理技士 第1次検定 土木・土木施工管理技士

【最新】2級土木★第一次検定の出題傾向分析!優先順位や勉強方法も

2級土木一次検定出題傾向分析

こんにちは、1級土木施工管理技士のちゃんさとです。

今回は2級土木の第一次検定における出題傾向について分析しました。

そしてその分析結果から、優先順位や勉強方法も合わせて解説していきますので、受験する方はぜひチェックしてみてください。

また、動画でサクッと見たい方は以下のYouTubeをご覧ください。(同じ内容です)

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ!

 

【令和5年向け】2級土木★第一次検定の出題傾向分析

分析

まず2級土木の第一次検定は、選択問題と必須問題があります。

選択問題 No.1~No.11(11問から9問解答)
No.12~No.31(20問から6問解答)
No.32~No.42(11問から6問解答)
必須問題(施工管理法★必須) No.43~No.53(すべて解答)
必須問題(施工管理法★基礎的な能力) No.54~No.61(すべて解答)

※参考:令和4年度★2級土木施工管理技士試験

ただし、上記の内容は毎年変わる可能性がありますので、試験のときは、注意事項をよく読んで解答するようにしてください。

 

また内容を見ていくと以下のとおりです。

No.1~No.11(11問から9問解答) No.1~No.4 土工
No.5~No.8 コンクリート
No.9~No.11 基礎工
No.12~No.31(20問から6問解答) No.12~No.14 構造物
No.15~No.18 河川・砂防・地すべり防止工
No.19~No.22 道路・舗装
No.23~No.24 ダム・トンネル
No.25~No.26 海岸・港湾
No.27~No.29 鉄道・シールド工法
No.30~No.31 上下水道
No.32~No.42(11問から6問解答) No.32~No.42 法規
No.43~No.53(すべて解答) No.43~No.45 共通工学(測量、契約、図面など)
No.46~No.53 品質管理、災害防止、リサイクル法など
No.54~No.61(すべて解答) No.54~No.61 施工計画、工程管理、安全管理、足場、盛土の締固め・品質管理など

選択問題ではそれぞれに工種について細かく出題されており、必須問題では、主に安全管理・品質管理・工程管理からさまざまな問題が出題されています。

とくに選択問題と必須問題で、出題率が高い項目は以下のとおりです。

出題分野 出題率が高い項目
土工 土工作業の種類と使用建設機械

土質試験と試験結果の活用

盛土の施工・盛土材料

軟弱地盤対策工法

コンクリート 混和材料

コンクリートの施工

レディーミクストコンクリートの配合設計

基礎工 既製杭の施工

場所打ち杭の施工・特徴

構造物 鋼材・鋼材の特性

コンクリート構造物の劣化機構・要因

河川・砂防・地すべり防止工 河川護岸の施工

砂防えん堤の構造

地すべり防止工

道路・舗装 アスファルト舗装の路床・路盤の施工

アスファルト舗装の施工

コンクリート舗装の施工

ダム・トンネル コンクリートダムの施工

RCD工法

海岸・港湾 異形コンクリートブロックによる消波工

ケーソン・ケーソン式混成堤の施工

鉄道・シールド工法 営業接近接工事の保安対策

シールド工法

上下水道 上水道管の種類・特徴

上水道管の施工

下水道管渠の基礎工

法規 労働基準法

労働安全衛生法

建設業法

河川法

建築基準法

火薬類取締法

騒音規制法

振動規制法

港則法

共通工学(測量、契約、図面など) 水準測量

公共工事標準請負契約約款

図面の続図

施工管理法 建設機械の特徴・用途・性能表示

レディーミクストコンクリートの品質管理

環境保全対策

建設リサイクル法

地山の掘削作業における災害防止

コンクリート造の工作物の解体等作業における災害防止

施工管理法(基礎的な能力) 施工計画

工程管理・工程管理曲線

ネットワーク工程表

足場の組立て等の安全対策

ヒストグラム

盛土の締固め・品質管理

 

最新★2級土木★第一次検定の優先順位や勉強方法

それでは前章の内容を基に、第一次検定での優先順位や勉強方法について解説していきます。

選択問題と必須問題で、解答数は以下のとおり。

選択問題 必須問題
9+6+6=21問 3+8+8=19問

優先順位が高いのは、お分かりかと思いますが【必須問題】です。

必ず解答しなければならないので、出題項目もさまざまで範囲もかなり広いですが、必須問題の過去問はまんべんなく数をこなすようにしてください。

2級土木第一次検定★必須問題
共通工学(測量、契約、図面など)

No.43~No.45

水準測量

公共工事標準請負契約約款

図面の続図

施工管理法

No.46~No.53

建設機械の特徴・用途・性能表示

レディーミクストコンクリートの品質管理

環境保全対策

建設リサイクル法

地山の掘削作業における災害防止

コンクリート造の工作物の解体等作業における災害防止

施工管理法(基礎的な能力)

No.54~No.61

施工計画

工程管理・工程管理曲線

ネットワーク工程表

足場の組立て等の安全対策

ヒストグラム

盛土の締固め・品質管理

 

そして選択問題は、

  • 土工
  • コンクリート工
  • 基礎工
  • 法規

の項目をまず優先的に勉強しましょう。

なぜなら選択問題のなかで出題数および出題率が高いからです。

そしてNo.12~No.31(20問から6問解答)における部分については分野が広すぎるので、3~4項目をピックアップして得意な工種を中心に勉強しましょう。

言うなれば、「捨て項目」をつくるということです。

No.12~No.31

(20問から6問解答)

No.12~No.14 構造物
No.15~No.18 河川・砂防・地すべり防止工
No.19~No.22 道路・舗装
No.23~No.24 ダム・トンネル
No.25~No.26 海岸・港湾
No.27~No.29 鉄道・シールド工法
No.30~No.31 上下水道

例えば、

  • 河川・砂防・地すべり防止工
  • 道路・舗装
  • 鉄道・シールド工法

などの項目をえらび、集中的に過去問を解きます。

得意分野をつくろう!

そのほかの構造物、ダム・トンネル、海岸・港湾、鉄道・シールド工法などは、軽く流す程度の気持ちでやる感じです。

時間のない人は全くやらないというのも手ですね。

こんな感じでメリハリをつけると、勉強も力を入れるべきところが明確になり捗りますよ 🙂

 

一方で、現場経験があまりなく、どの項目をえらぶか迷ったときは、問題数が多いものを優先的にえらぶと良いです。

No.12~No.31の工種を問題数別に並べてみるとこんな感じ。

  • 河川・砂防・地すべり防止工(4問)
  • 道路・舗装(4問)
  • 構造物(3問)
  • 鉄道・シールド工法(3問)
  • ダム・トンネル(2問)
  • 海岸・港湾(2問)
  • 上下水道(2問)

参考にしてください。

 

そして最後に、よくある質問についてです。

過去問ってどれくらいやればいいの?

こんな質問をよく頂きます。

答えとしては正直、【人それぞれ】です。

回答になってないと怒られそうですが…(笑)

 

私の場合、過去問は5年分を5回程度まわして(解く)一発合格しました。

でもこの回数が正しいということはありません。

2回程度で受かっている人や、はたまた5回以上解いたのに落ちてしまった人もいるからです。

元々の知識量は人それぞれなので、私を含め、他人の過去問をまわす回数はあまり参考にならないと思ってください。

だから目安としては、それぞれの分野に対して7割以上の正答率となれば、合格ラインかなと感じます。

過去問を解く回数よりも、正答率を気にしながら問題を解くようにすると、忙しいなかでも効率よく勉強できるでしょう。

 

以上です。

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また、YouTubeでも土木施工管理技士に関する動画を配信していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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ありがとうございました。

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