こんなお悩みを解決します。
暑中コンクリートの養生方法や工夫・温度管理・対策について解説しますね 🙂
それではさっそく参りましょう。
暑中コンクリートとは?温度管理(気温)に注意
暑中コンクリートとは、日平均気温が25℃を超える時期に施工するコンクリートのことです。
暑中コンクリートと呼ばれるコンクリートがあるわけではなく、気温によって呼び名が変化しているのです。
コンクリートの打ち込み時の気温が30℃を超えると、 コンクリートの温度が高くなり、運搬中のスランプの低下、連行空気量の減少、コールドジョイントの発生、ひび割れなどが生じる可能性が高くなります。
要するに、コンクリートにとって悪いことが起こってしまうということです。
よって暑さ対策をとらないと、コンクリートの品質が悪くなってしまいます。
一般的なコンクリート打設方法については別記事でご確認ください。
暑中コンクリートの材料や混和剤
暑中コンクリートを打設する際、所定のコンクリート温度が得られそうにない場合は、事前に材料の温度を下げる方法を検討しましょう。
また暑中コンクリートに温度の高いセメントを用いると、コンクリートの温度が高くなって製造および施工には不利となります。
骨材温度がコンクリート温度に及ぼす影響は大きいので、適切な施設(屋根など)により直射日光を避けたり、粗骨材に散水したりしておきましょう。
また練上がりコンクリートの温度を低くするためには、なるべく低い温度の練り混ぜ水を用いることが効果的です。
一方、減水剤やAE減水剤、流動化剤、高性能AE減水剤などはJISに適合する遅延型を用いることを標準とします。
暑中コンクリートの養生方法!温度管理の工夫も必要

暑中コンクリートの養生方法はこちらです。
- コンクリート打ち込み後、急激な乾燥によるひび割れの発生が認められた場合には直ちにタンピング等を行い、ひび割れを除去する。(タンピング:タンパという機械でコンクリートを締め固めること)
- 養生期間中は湿潤状態を保つ
- 直射日光や風を防ぐために散水やシートをかぶせる覆いなどを行う。
暑中コンクリートにおける打込みが終了した際、速やかに養生を開始し、コンクリートの表面を乾燥から保護してください。
特に気温が高く、湿度が低い場合には、打込み直後の急激な乾燥によるひび割れが生じる事があるので、直射日光、風などを防ぐため、散水または覆い等を行いましょう。
散水や覆いの養生が困難(できない)場合には、膜養生を検討してください。
また、木製型枠などのように、乾燥が生じるおそれのある場合には、型枠も湿潤状態を保つようにしましょう。
さらに型枠を取り外した後も、養生期間は湿潤状態を保つことが大切です。
一方、コンクリート打込み後、硬化が進んでいない時点で急激な乾燥によるひび割れの発生が認められた場合には、ただちにタンピング等を行い、ひび割れを除去してください。
暑中コンクリートの運搬と打ち込み
次に暑中コンクリートを運搬するときや打ち込みをするときの注意点です。
- 暑中コンクリートについて練り混ぜから打ち込み終了までの時間は1.5時間以内とする。
- 打ち込み時のコンクリート温度の上限は35℃以下を標準とする。
- 直射日光を受けて高温になる恐れがある場合は、散水・覆いなどを行う。
- コンクリートポンプで圧送する場合は輸送管を湿らせた布などで覆い、管の温度が高くならないようにすること。
暑中コンクリートの運搬は、コンクリートの温度上昇および乾燥が小さくなるような方法や時間設定を検討しましょう。
また暑中コンクリートでは、練り混ぜから打込み終了までの時間は1.5時間以内とします。
コンクリートポンプで圧送する場合には、スランプ低下による閉塞を防止するため、なるべく直射日光が輸送管に当たらない場所を選び、輸送管を湿らせた布や遮熱カバーで覆い、管の温度が高くならないようにすること、中断しないことが重要です。
コンクリートの打込みでは、コンクリートから吸収するおそれのある部分を湿潤状態に保ちましょう。
直射日光を受けて高温になる恐れのある部分は、散水、覆い等の適切な処理を行ってください。
打込み時のコンクリート温度の上限は35℃以下を標準とします。
暑中コンクリート配合の注意点
暑中コンクリートの配合については、単位水量は所要のワーカビリティーが保てる範囲でできるだけ少なくするのがポイントです。
コンクリートの単位水量が大きくなると、乾燥収縮やひび割れなどが起きやすくなります。
ワーカビリティーとは、コンクリートが材料分離を生じることなく運搬・打ち込み・締固めなどの作業がかんたんにできるかどうかの度合いを表すもの!
また所要のスランプを確保するために、単位水量の大幅な増加が懸念される場合には、混和剤の使用量の増加、AE減水剤から高性能AE減水剤への変更、流動化剤の添加などを行ってください。
【関連記事】
暑中コンクリート温度管理や対策、養生方法・工夫まとめ
暑中コンクリートとは?
暑中コンクリートとは、日平均気温が25℃を超える時期に施工するコンクリートのこと
材料
直射日光を避けたり、粗骨材への散水を行う
養生方法
- コンクリート打ち込み後、急激な乾燥によるひび割れの発生が認められた場合には直ちにタンビング等を行い、ひび割れを除去する。(タンビング:タンパという機械でコンクリートを締め固めること)
- 養生期間中は湿潤状態を保つ
- 直射日光や風を防ぐために散水やシートをかぶせる覆いなどを行う。
運搬や打ち込みの注意点
- 練り混ぜから打ち込み終了までの時間は1.5時間以内とする。
- 打ち込み時のコンクリート温度の上限は35℃以下を標準とする。
- 直射日光を受けて高温になる恐れがある場合は、散水・覆いなどを行う。
- コンクリートポンプで圧送する場合は輸送管を湿らせた布などで覆い、管の温度が高くならないようにすること。
コンクリート配合
- 単位水量は所要のワーカビリティーが保てる範囲でできるだけ少なくする
- 単位水量の大幅な増加が懸念される場合には混和剤の変更や増量を検討する
以上です。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
- 元地方公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木学科卒業(学士)
- その後、某県庁の公務員土木職として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格持ち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事などをメインにさまざまな情報を発信しています。