

こんなお悩みを解決します。
土木・建築系の学校に通っていると、土木と建築どちらに就職するか悩みますよね。
そんなあなたに土木と建築の就職先や仕事内容、給料などのちがいをサクッと解説します。
この記事を書いている人

- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学の土木工学科卒業
- 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間働いた経験を持つ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、危険物取扱者乙4、玉掛けなどの資格もち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報発信をしています。
それではさっそくまいりましょう、ラインナップは目次で確認してください。
【土木と建築】就職するならどっちがいい?ちがいは?
土木と建築で就職先を迷っているひとは、まず自分がどんな構造物をつくりたいかイメージしましょう。
土木 | 建築 |
|
|
土木では、主に公共構造物といわれる、橋や道路、トンネルなどをつくります。
またいっぽうで建築は建物全般(家やビルなど)が主です。
どちらをつくりたいかよく考えてみましょう!
自分のイメージに近いほうをえらぶと、就職後ギャップが少なくて良いですよ。
【土木と建築】仕事内容と就職先のちがい
土木と建築はそれぞれどんな仕事内容で、どんな就職先があるのでしょう?
以下の表ににまとめてみました。
土木 | 建築 | |
仕事内容 | 土木工事の現場監督
設計・積算業務 図面作成 |
建築工事の現場監督
設計・積算業務 図面作成 |
就職先 | ゼネコン
土木会社 設計事務所 公務員 |
ゼネコン
建築会社 設計事務所 リフォーム会社 不動産 公務員 |

どちらも構造物をつくるというお仕事なので、大枠の仕事内容はあまり変わりません。
また就職先は、土木だとゼネコン、土木会社、設計事務所など。
建築だと建築会社やリフォーム会社、設計事務所などがあります。
【土木と建築】給料のちがいは?
土木と建築で給料の差はありません。
むしろ就職先によって給料はまちまちです。
忙しい大手ゼネコンに入れば給料は高いし、中規模の土木会社や建築会社なら給料そこそこだけど、ちゃんと休みもあったりとか。
逆にめちゃくちゃ給料安くてブラックな土木・建築会社だってなかにはあります。

給料は就職先によって決まるんだね!
【土木と建築】公務員のちがい
公務員で土木と建築の枠がありますが、入りやすいのは圧倒的に土木ですね。
特に県庁や大きめの市役所だと、土木の募集人数は多めです。
ただ、市役所になると募集人数がまちまちなので一概には言えません…。
土木 | 建築 | |
県庁や大きめの市役所 | 募集人数:5~30 | 募集人数:0~2 |
その他自治体 | 募集人数:0~2 | 募集人数:0~2 |
また公務員の仕事内容は、
土木⇒工事の設計・発注および現場監督業務がメイン
建築⇒建築確認などの書類申請の事務処理がメイン
となります。
構造物をつくりたい!という気持ちが強い人は、土木ではたくさん工事に携われますが、建築では事務処理メインとなるためイメージとちがう可能性が高いです。
建築で建物をつくりたいなら、公務員ではなく建築会社や設計事務所への就職をおすすめします。
また、公務員土木の仕事内容については、以下の記事でくわしく書いていますのでそちらをご覧ください。
-
-
公務員土木の仕事内容や流れを徹底解剖【設計~工事発注】
続きを見る
-
-
【公務員土木職】残業や仕事内容のリアル★元公務員が解説
続きを見る
まとめ
土木と建築まとめ
- 土木と建築で就職先を迷っているひとは、まず自分がどんな構造物をつくりたいかイメージすること
- どちらも構造物をつくるというお仕事なので、大枠の仕事内容(設計・積算・現場監督)はあまり変わらない
- 土木と建築で給料の差はない。むしろ就職先によって給料はまちまち
- 公務員には土木と建築枠があるが、入りやすいのは圧倒的に土木(募集人数が多い)
- 建築で建物をつくりたいなら、公務員ではなく建築会社や設計事務所への就職がおすすめ
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。