※この記事はプロモーションを含みます。
こんなお悩みを解決します。
土木施工管理技士の経験記述は鬼門です…
土木施工管理技士の合格率は、第一次検定で50~60%であるものの、第二次検定(経験記述含む)では30~40%にまで落ち込みます。
そんなわけで今回のテーマは土木施工管理技士経験記述の「環境保全」です。
しっかり対策をおこない、試験にのぞみましょう!
この記事を書いている人
- 元公務員の土木ブロガー💻
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格持ち
- 某県庁の公務員土木職として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や土木知識などをメインにさまざまな情報を発信しています。
- さらにココナラで土木施工管理技士の添削サービス実施中!
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
\土木施工管理技士の添削を受けたい人はコチラ/
土木施工管理技士の経験記述「環境保全」を公開!1級&2級土木実地例文あり
今回は【環境保全】での経験記述の例文を公開します。
土木施工管理技士の経験記述!設問1(例文アリ)
設問1では、自分が経験した工事の基本的な情報を書くことになります。
もちろん本番では何も見てはいけないので、しっかり暗記して書けるようにしておきましょう。
作文例)環境保全ほか全テーマ共通
(1)工事名
工事名:□□川 ○○△△管撤去工事
(2)工事内容
- 発注者名:国土交通省東北地方整備局○○河川国道事務所
- 工事場所:××県△△郡○○町○○地内
- 工期:令和元年8月31日~令和2年6月10日
- 主な工種:河川土工、構造物撤去工、仮締切工
- 施工量:掘削工V=3,880㎥、盛土工V=4,960㎥、コンクリート取り壊し工V=364㎥、鋼矢板打ち込み・引き抜き工N=400枚、中詰盛土設置・撤去工V=3,400㎥
(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場(例)
- 現場代理人
- 工事主任
- 発注者側現場監督員などのいずれか
現場の状況が分かるようにくわしく書きましょう。
土木施工管理技士の経験記述「環境保全」設問2
環境保全の問題でポイントになる事象は、
- 騒音
- 振動
- 粉塵の飛散
- 水質汚濁
- 悪臭
- 土壌汚染
などが挙げられます。
環境保全がテーマであれば、これらの対策が必要だった工事をえらびましょう。
設問2では自分が工事をしたときの技術的課題、その課題を解決するための検討、そして対応処置について書いていきます。
設問2の内容
- 具体的は現場状況と特に留意した技術的課題
- 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
- 技術的課題に対して現場で実施した対応処置
※行数は変わる可能性があります。
基本的に行数は文字の大きさや漢字、ひらがなのバランスで調整し、すべて埋めるようにしてください。
環境保全の具体的な現場状況と特に留意した技術的課題
最初の2~3行で工事の概要を説明し、3行目以降で生じた現場の状況を記述、最後の1~2行で留意した技術的課題を記述します。
環境保全の経験記述例文1)
本工事は、河川堤防に存置された既設コンクリート構造物である樋管を撤去した後に、堤防を復旧させる工事であった。
河川に二重締切を設け、仮設堤防を施工した後に、掘削、既設構造物撤去、復旧を行う工事であるが、工期が約10か月と長く、堤防に近接して民家が散在していた。
また、工事用車両は、比較的民家が連なっている町道を通行しなければならなかった。
従って、建設機械による騒音・振動の抑制、工事車両による粉塵の発生防止等、周辺住民に対する環境保全が重要な課題であった。
環境保全の技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
検討理由や内容は、番号をつけて見やすくすると分かりやすくなります。
環境保全の経験記述例文2)
周辺住民に対する環境保全として、本工事においては次の検討を行った。
①騒音の拡散を抑えるたきめの仮囲いの種類・設置方法について検討した。
②矢板打ち込み・引き抜きに使用する機種の選定について検討した。
③コンクリート構造物の取り壊し方法、特に使用する重機について見直すことに決定した。
④特定建設作業に関わる作業時および間帯について、各々具体的な内容の検討を進めた。
⑤車両のタイヤに付着した泥を現場内で除去する方法や強風の日や乾燥した日の町道の清掃の実施について、具体的な内容の検討を行った。
「環境保全」技術的課題に対して現場で実施した対応処置
最初の1行は「以上の検討結果に基づいて、下記の対応処置を実施した。」
という感じで書き始め、1行を埋めます。
2行目から検討した内容に対応させて番号をつけ、検討した結果について簡潔に記述します。
最後の1行で、課題が解決した内容について「上記の処置を実施した結果~~~。」というふうに結果をまとめます。
環境保全の例文3)
以上の検討結果について、本工事では次のような対応処置を実施した。
①防音シートを提内に向け3方向に設置し、 ○㏈程度の騒音遮断効果のある防音シートを採用した。
②矢板工では、低振動型機種である油圧式高周波打ち込み・引き抜き機を使用した。
③樋管の取りこわしは、大型ブレーカの単独作業から圧砕機との併用に変更した。
④特定建設作業は9時から17時とし、土・日曜日は休止した。
⑤タイヤ洗浄機はより効果の大きな湿式洗浄機を選定を設置し、強風時で作業が中止のときは作業員で町道清掃も実施した。
上記の処置を実施した結果、騒音では○㏈前後、振動では△㏈前後にまで大きさを抑え、さらに粉塵に対する周辺住民からの苦情もなく、工事を完成させることができた。
また動画でもポイントなどを解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
1級&2級土木施工管理技士第二次検定!経験記述と記述問題の勉強方法は?
実地試験(第二次検定)の内容は以下の通りです。
経験記述
経験記述は以下の7つのうちどれかが出題されます。(本番まで分からない)
- 品質管理
- 工程管理
- 安全管理
- 出来形管理
- 施工計画
- 環境保全
- 建設副産物対策
指定されたものについて、自分の経験した工事で記述します。
そのなかでも、
- 安全管理
- 品質管理
- 工程管理
の3つは出題頻度が高いのでおさえておきましょう。
また自分の経験した工事をまとめたら、ひたすら書けるように練習してください。
誤字脱字などもないようにしましょう。
さらに文字はていねいに書くことをおすすめします。
土木知識の記述問題
土木の基礎知識について、記述解答します。
- 問2~問6の5問のうち3問選択し回答する。
- 問7~問11の5問のうち3問選択し回答する。
一次試験だったマークシートの応用問題です。
土木知識を筆記で書けるようにしておくことが大切です。
学科試験(第1次検定)のマークに比べすべて筆記なので、実地試験(第2次検定)はかなりむずかしい内容になっています。
過去問を一通りやってから、参考書などを使って自分なりの文章でまとめて、くりかえし読んだり書いたりして覚えることをおすすめします。
おすすめの過去問や参考書は別記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。
-
1級土木施工管理技士の問題集&テキストのおすすめは?最新の参考書まとめ
続きを見る
-
2級土木施工管理技士のテキスト・参考書のおすすめは?問題集をチェック
続きを見る
土木施工管理技士の経験記述の独学はおすすめしない
まずは解答例や例文をみながら、自分の工事をまとめてましょう。
経験記述のポイントなどについては別記事でくわしく書いていますのでそちらをご覧ください。
-
二級&一級土木施工管理技士・経験記述の例文とは?作文例7選&ポイントまとめ
続きを見る
そして論文試験なので、必ず自分でない誰かに添削してもらいましょう。(できれば添削のプロ)
そんな人には、土木施工管理技士の経験記述を作文代行してくれるサービスがあります。
また口コミなどは、別の記事でくわしく書いていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
-
独学サポート事務局の口コミや評判は?作文代行あり・施工管理技士
続きを見る
いっぽう、
こんな人にはココナラ での添削サービスがあります。
わたし自身も、土木施工管理技士経験記述の添削&作成サービスやってますので、ぜひお問い合わせください 🙂
土木施工管理技士の経験記述ていねいに添削します 1級&2級土木施工管理技士経験記述の添削サービス
ココナラをまだ登録してないない人はこちらから!
登録は無料なのでぜひどうぞ 😛
土木施工管理技士の経験記述「環境保全」を公開!1級&2級土木実地例文まとめ
この記事の内容をまとめると、
土木施工管理技士【環境保全】まとめ
- 経験記述は自分でない誰かに添削してもらうのがおすすめ!
- 環境保全の問題点は、①騒音、②振動、③粉塵の飛散、④水質汚濁、⑤悪臭⑥土壌汚染などがある
- 例文を見ながら自分の工事をまとめる
- 経験記述が書けたら、何も見ずに書く(くりかえす)
- 土木知識の記述問題は過去問を一通りやってから、参考書などを使って土木知識を自分なりの言葉で書けるようにする
土木施工管理技士の第二次検定(実地)がんばってください!
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。