まずはじめに。
って考えてる人。
ちょっときびしいことを言っているように聞こえるかもしれませんがガチの話。
ただ単に、だらだらと過去問と解いてるだけでは効率が悪すぎです。
何も考えずに過去問を解いていたなら、とりあえず過去問をそっと閉じて、わたしの話をきいてください。(笑)
この記事は、土木施工管理技士(1級&2級対応)の効率的な過去問の解き方を紹介しています。
きほん、過去問の解き方としては、他の資格試験でも応用可能ですのでぜひご覧ください。
それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂
この記事を書いた人
- 元公務員(土木)の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木工学科卒業(学士)
- 大学卒業後、某県庁の地方公務員(土木)に首席合格🌸7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、危険物取扱(乙4)、玉掛けなどの資格もち
- 今はブログで土木、土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報を発信中!
過去問の解き方①年ごとではなく、分野ごとに解け(資格★土木施工管理技士)
過去問は年ごとではなく、分野ごとに解くのがおすすめ!
だいたいやりがちなのは、過去問を年ごと(令和元年、平成30年など)に解いていくことです。
でもそのやりかたは超非効率。
なぜなら、土木施工管理技士の分野はめちゃくちゃ多くて、いろんな問題をばらばらに解いても頭に定着しにくいからです。
なのでたとえば、
過去問5年分あるとしますよね?
そうすると、ナンバーごと(No.)に分野が分かれています。
例)選択問題A
No.1~No.5 土工の問題
No.6~No.11 コンクリートの問題
などなど。
それごとに一気に5年分解くんです。(土工で5年分、コンクリートで5年分など)
そうすると、似たような問題が出てきて頭に入りやすくなります。
このやり方でやると頭への定着率が全っ然ちがう!
そしてこの分野ごとに解くやりかたで2~3周し終わったら、そのあとに、本番の流れをつかむために年ごとに解いてみましょう。
その時には、けっこう解けるようになってますよ。
「あ、いけるかも。」って自信が湧くと思います。
過去問の解き方②分野ごとの優先順位を把握する(資格★土木施工管理技士)
また、分野別の優先順位も超重要!
出題率がひくい分野をがんばっても得点にはつながらないからです。
1級土木施工管理技士を例とすると、試験問題は問題Aと問題Bに分かれています。
問題Aの出題は選択問題です。
問題A(選択問題)
出題分野 |
問題A
問題数 |
問題A
解答数 |
土工 | 5問 | ここまでで15問出題し、そのなかから12問選択 |
コンクリート | 6問 | |
基礎工 | 4問 | |
計15問 | ||
構造物 | 5問 | ここまでで34問出題し、そのなかから10問選択 |
河川・堤防 | 6問 | |
道路・舗装 | 4問 | |
ダム・トンネル | 4問 | |
海岸・港湾 | 4問 | |
鉄道・地下構造物・鋼橋塗装 | 5問 | |
上下水道・薬液注入 | 4問 | |
計34問 | ||
法規 | 12問 | ここまでで12問出題し、そのなかから8問選択 |
計12問 | ||
トータル | 問題数合計51問 | 解答合計30問 |
つづいては問題B!
こちらは全問必須解答です。
問題B(必須問題) 出題分野 |
問題B
問題数 |
問題B
解答数 |
測量 | 1問 | 全問必須解答 |
契約・設計 | 3問 | |
施工計画 | 5問 | |
工程管理 | 4問 | |
安全管理 | 10問 | |
品質管理 | 7問 | |
環境保全 | 2問 | |
建設副産物 | 2問 | |
トータル | 問題数合計35問 | 解答合計35問 |
こんなふうにみていくと、力を入れていくべき分野が見えてきます。
たとえばまずは選択問題Aについて 😀
30問中12問、つまり40%は土工、コンクリート、基礎工から出題されるわけです。
なのでこの【①土工、②コンクリート、③基礎工】は最最最優先!!!
勉強するときもこれらの分野を重点的に行いましょう。
次に、④構造物~⑩上下水道・薬液注入までで、34問中12問。
ウエイトは同じ40%(30問中12問)だけど、分野が広いため時間がない人は絞り込んでも良し。
たとえば⑦ダム・トンネル(4問)⑧海岸・港湾(4問) ⑩上下水道・薬液注入(4問)の3つは問題数が少なめ。
なので思い切って勉強しないのもひとつの手です。
そして意外とみんなが見落としがちなのが法規!
出題率は法規だけで26%を占めており、ちゃんと勉強すればかなり点数がとれるおいしいところ💙
意外と毛嫌いして法規を勉強しない人が多いけど、ここはかなりの得点稼げちゃうところなのでしっかり勉強してください。
てなわけで、
選択問題Aの勉強優先順位(分野)は、
選択問題Aの勉強優先順位
1位:土工、コンクリ―ト工、基礎工
2位:法規
3位:河川・堤防、道路・舗装
4位:構造物、鉄道・地下構造物・鋼橋塗装
5位:ダム・トンネル、海岸・港湾、上下水道・薬液注入
こんな感じです。
この順位で勉強すると、出題率と勉強時間が相まってかなり効率よくなります。
ぜひおためしを!
つづいては必須問題Bについて 🙂
必須なので全部です。(2回目)
出題問題の比率をみていくと以下のとおり 😎
出題分野 | 問題数 | 出題比率 |
測量 | 1問 | 2.9% |
契約・設計 | 3問 | 8.6% |
施工計画 | 5問 | 14.3% |
工程管理 | 4問 | 11.4% |
安全管理 | 11問 | 31.4% |
品質管理 | 7問 | 20% |
環境保全 | 2問 | 5.7% |
建設副産物 | 2問 | 5.7% |
⑤安全管理と⑥の品質管理はかなりウェイトが高いです。(合わせて50%超)
なのでこの2つを中心に勉強してください。
また、パーセンテージ順に並べると、
必須問題Bの勉強優先順位
1位:安全管理(31.4%)
2位:品質管理(20%)
3位:施工計画(14.3%)
4位:工程管理(11.4%)
5位:契約・設計(8.6%)
6位環境保全・建設副産物(順不同)(5.7%)
7位:測量(2.9%)
こんな感じ。
この順番を意識して勉強していくことが大切ですよ 😉
資格試験で使える!過去問の解き方③暗記は寝る前と朝が効率よし
資格試験はきほん暗記です。
寝る前に問題を解いて、朝起きたときに復習すると頭に入りやすくなります。
また、日中では朝起きてから2時間くらいまでが1番集中力とパフォーマンス性が高いです。
仕事に行く前に少しだけ早く起きて、勉強を習慣化できるとより効率的に暗記することができますよ 🙂
資格試験で使える!過去問の解き方④暗記はイメージとセットで覚えることを意識
暗記は文章よりも、イメージやビジュアル(図や写真など)のほうが脳に残りやすいです。
たとえば、絵画の「モナリザ」って知っていますか?
頭に「モナリザ」を思い浮かべてみてください。
……
あなたは「モナリザ」を直接みていないのに、なぜか「モナリザ」を知っています。
それはテレビなどで流れた一瞬でも、脳はその「モナリザ」を覚えているからです。
逆にまったく見たことないものを、言葉だけで説明されて理解できるでしょうか?
覚える以前に、話を聞いてるだけでねむくなってきちゃうでしょうね。(笑)
【百聞は一見に如かず】
ということわざがあるくらい、イメージやビジュアルは脳に相当なインパクトを与えることができます。
だから過去問を解くときは、文字を追いかけるだけでなく、その情景をイメージしたり、図解を描いてみたりしてください。
たとえば鉄筋の基準だったら、問題を解きながら図を描いて数値(基準)を入れ込んでみるとか。
自分がコンクリートを打ち込んだり締め固めたりするのを想像してみたり。
こんな感じで、暗記はイメージやビジュアルがキーポイントになります。
過去問を解くときにぜひやってみてください。
過去問の解き方!資格で使える超効率的暗記術(土木施工管理技士)まとめ
過去問は年ごとではなく、分野ごとにまとめて解くこと!
出題率の把握(優先順位)も超重要!
土木施工管理技士 | |
選択問題Aの分野別優先順位 | 必須問題Bの分野別優先順位 |
1位:土工、コンクリ―ト工、基礎工
2位:法規 3位:河川・堤防、道路・舗装 4位:構造物、鉄道・地下構造物・鋼橋塗装 5位:ダム・トンネル、海岸・港湾、上下水道・薬液注入 |
1位:安全管理(31.4%)
2位:品質管理(20%) 3位:施工計画(14.3%) 4位:工程管理(11.4%) 5位:契約・設計(8.6%) 6位環境保全・建設副産物(順不同)(5.7%) 7位:測量(2.9%) |
暗記は夜寝る前と朝が効率よし
暗記はイメージやビジュアル(視覚)が超大切!
今回は以上です。(*´ω`*)
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興味ある方はぜひ 🙂
あなたの資格試験合格をねがっています。
ありがとうございました。