土木 コンクリ―ト 土木・土木施工管理技士

【画像】モルタルとコンクリートの違いは砂利|さまざまな視点から比較

モルタルとコンクリートの違い

本記事の内容は「モルタルとコンクリートの違い」についてです。

結論、材料としては砂利が入っているかどうかがポイントになります。

そのほか、さまざまなな視点でモルタルとコンクリートの違いをまとめましたので参考にしてください。

【画像】モルタルとコンクリートの違い|材料としては「砂利」の有無

【結論】モルタルとコンクリートの違いは、砂利が入っているかどうかです。

モルタルとコンクリートの違い

モルタル コンクリート
モルタル=セメント+水+砂 コンクリート=セメント+水+砂+砂利

もう少し専門的に言うと、砂は細骨材、砂利は粗骨材です。

細骨材と粗骨材の違いは以下のとおり。

細骨材 5mmふるいを質量で85%以上通過するもの
粗骨材 5mmふるいに質量で85%以上とどまるもの

モルタルとコンクリートのさまざまな違い

モルタルとコンクリートのさまざまな違いについてみていきましょう。

強度の違い

一般的には、コンクリートのほうが強度があります。

コンクリートには砂利(粗骨材)が入っているため、モルタルよりも圧縮力に強く、柱・梁・基礎・橋などの構造物に使われます。

さらに鉄筋と組み合わせることで、引張力にも対応できます。

一方、モルタルは砂利が入っていないため、塗りやすく細部へ充填しやすい反面、構造物の主要部材には基本的に使いません。

主な用途は、壁や床の仕上げ、目地、接着、表面補修などです。

ただし、材料単体の圧縮強度だけなら、配合や製品によってはモルタルが一般的なコンクリートを上回ることもあります

無収縮モルタルなどは高強度です。

つまりモルタルとコンクリートのどちらが強いかは、配合や水セメント比によって異なります。

モルタルのほうが高い圧縮強度を示す場合もあり、砂利を加えたからコンクリートの強度が高くなるとは限りません。

一方、コンクリートは砂利を加えることで、乾燥収縮を抑えながら大きな体積を経済的に確保できるため、柱や基礎などの構造物に適しています。

 

用途の違い

モルタル コンクリート
  • 仕上げ材(壁・床の表面)
  • 目地(ブロック・レンガの接着)
  • 補修(ひび割れ埋め、段差調整)
  • 薄塗りが得意(数 mm〜数 cm)
  • 構造体(基礎、床、柱、梁)
  • 土間、駐車場
  • 厚みが必要な部分(数 cm〜数十 cm)

モルタルは仕上げや補修、コンクリートは構造体という役割が多いです。

施工性(扱いやすさ)の違い

モルタルとコンクリートの施工性の違いは以下のとおりです。

モルタル コンクリート
  • 軽くて練りやすい
  • 細かい部分に塗りやすい
  • 表面をきれいに仕上げやすい
  • ただし乾燥収縮が大きく、ひび割れしやすい
  • 重くて扱いにくい
  • 型枠が必要
  • 打設時の締固め(バイブレーター)が必須
  • 仕上げはモルタルほど繊細にはできない

耐久性・ひび割れの傾向の違い

モルタル コンクリート
  • 乾燥収縮が大きく、ひび割れしやすい
  • 薄い層は特に割れやすい
  • 耐久性はコンクリートより低い
  • 厚みがあるため耐久性が高い
  • ひび割れはするが、構造的には強い
  • 鉄筋と組み合わせることでさらに強度・耐久性アップ

見た目・仕上がりの違い

モルタル コンクリート
  • 表面をツルッと仕上げられる
  • 左官仕上げが可能
  • 色や模様をつけやすい
  • 表面は荒め
  • 打ちっぱなしは独特の質感だが、仕上げ調整は難しい
  • 美観目的なら上にモルタルを塗ることが多い

厚みの許容範囲の違い

モルタル コンクリート
薄い層が得意(数 mm〜数 cm) 厚い層が得意(数 cm〜数十 cm)

接着性の違い

モルタル コンクリート
接着力が高い → ブロック・レンガの目地に使える 接着力は低い → 接着材としては使えない

価格の違い

モルタル コンクリート
  • セメント比率が高い
  • 砂利が入らないので“かさ増し”できない
  • 材料単価が高い
  • 砂利が安い(砂よりも安いことが多い)
  • セメント量が相対的に少ない
  • 材料単価が安い

モルタルの方がコンクリートよりも1.5~2倍くらい高いことが多いです。

 

-土木, コンクリ―ト, 土木・土木施工管理技士

error: このコンテンツのコピーは禁止されています