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コンクリートの比重(単位容積質量)とは?単位体積重量との違いや計算・質量の求め方

今回のテーマは【コンクリートの比重】

併せてコンクリートの比重計算式や質量の求め方も載せておきましたので参考にしてください。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂

 

コンクリートの比重!種類別一覧表(単位容積質量・単位体積重量)

コンクリートの比重は、種類や材料によって異なります。

コンクリートの種類 比重(おおよそ)

単位容積質量(t/㎥)

単位体積重量

(kN/㎥)

普通コンクリート 2.3前後(2.35) 22.5
鉄筋コンクリート 2.4~2.5前後 24
軽量コンクリート1種

(骨材の一部が軽量骨材)

1.8~2.1前後 19.11
軽量コンクリート2種

(骨材の一部が軽量骨材)

1.4~1.8前後 15.68
高強度コンクリート 2.4前後 23.52
流動化コンクリート 2.3前後 22.54
高流動コンクリート 2.4~2.5前後 24
水密コンクリート 2.4~2.5前後 24

粗骨材細骨材率についても併せて確認しておくとよいです。

また「単位容積質量」と「単位体積重量」は、どちらもコンクリート(m³)あたりの質量(重量)を指しますが、土木の分野では「単位体積重量」が用いられることが多く、単位はkN/m3となります。

質量1kg=重量9.8Nとなるため、コンクリートの単位容積質量は2.3t/㎥、単位体積重量は22.5kN/㎥程度となり、単位が違うため数字に違いがありますが、単位を揃えると同じことを言っています。

一方で建築の分野では「単位容積質量」が用いられ、単位はt/m3で表されます。

コンクリートの比重計算や質量の求め方

比重とは、ある物質の質量と同じ体積の水が4℃のときに対する質量の比です。

コンクリートの場合、「比重」より「単位容積質量」や「単位体積重量」といった値で表されるのが一般的ですが、コンクリート製品やコンクリート塊の質量のおおよその値をざっくり計算するためにも、比重の値を知っておくと良いでしょう。

 

そして、比重を求める式は以下のとおり。

比重=物体の質量÷物体の体積と同じ量の水の質量

コンクリート質量を、物体の体積と同じ量の水の質量で割ると求めることができ、単位はありません。

 

ちなみに質量を求める式はこちらです。

質量=体積(縦・横・高さ)×比重

コンクリート製品やコンクリート塊の寸法(高さ×幅×奥行き)に、これらの値をかけることで質量を求めることができます。

 

コンクリートの比重(単位容積質量)とは?単位体積重量との違いや計算式や質量の求め方まとめ

比重(単位なし)と単位体積質量(t/㎥)は同じ値

単位体積重量は、単位容積質量に9.8Nかけた値(質量1kg=重量9.8N)

コンクリートの種類 比重(おおよそ)

単位容積質量(t/㎥)

単位体積重量

(kN/㎥)

普通コンクリート 2.3前後(2.35) 22.5
鉄筋コンクリート 2.4~2.5前後 24
軽量コンクリート1種

(骨材の一部が軽量骨材)

1.8~2.1前後 19.11
軽量コンクリート2種

(骨材の一部が軽量骨材)

1.4~1.8前後 15.68
高強度コンクリート 2.4前後 23.52
流動化コンクリート 2.3前後 22.54
高流動コンクリート 2.4~2.5前後 24
水密コンクリート 2.4~2.5前後 24

コンクリート比重・質量計算

コンクリート比重計算式

比重=物体の質量÷物体の体積と同じ量の水の質量

コンクリート質量の求め方

質量=体積(縦・横・高さ)×比重

 

以上です。

ありがとうございました。

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