今回は工事測量調査における目的や流れをまとめました。
さらに手順もかんたんに解説していますのでぜひご覧ください。
工事測量の流れとは?測量調査の目的や手順もかんたん解説
測量調査の目的は、土地の詳細なデータを得るために行うものです。
たとえば、工事で新しく道路をつくったり拡幅したりする場合は、どれだけの土地が必要であるか調査が必要ですよね。
また新築を建てるときなども、構造物が傾かないように、地盤の高さなども測量で確認します。
とくに建築や土木などの建設分野では、まず土地の状態を明らかにする【測量】が欠かせない調査なのです。
工事測量の種類と測量調査の手順
測量調査の流れはこんな感じ 🙂
測量調査の流れ
①基準点測量
②水準測量
③現地測量
④路線測量(中心線測量、縦断測量、横断測量)
③現地測量と④路線測量では、補足測量が行われることもあります。
一方、測量調査ができるのは、測量士および測量士補などの資格を有していなければなりません。
それぞれの測量をカンタンにまとめると以下のとおりです。
測量の種類 | 概要 | |
基準点測量 | 既知点に基づき、基準点の位置または標高を定める測量のこと | |
水準測量 | 現地の土地の高さ(標高)を確認するために、基準となる点を設置すること | |
現地測量 | 現場の平面図をつくるための測量で、道路沿いの家屋の位置や形を正確に測ること | |
路線測量 | 中心線測量 | 道路の中心となる位置を定めるための測量(中心杭)設置 |
縦断測量 | 道路中心線上の杭の位置の高さを測定すること | |
横断測量 | 中心杭を基準として、横断方向の地盤の高低を測定すること |
さらにくわしくは以下の記事をご覧ください。
そして、測量を行うときの立ち入り範囲は、事業範囲から50m前後でしょう。
たとえば、道路を新しく作るのであれば、道路となる部分から左右50mほど広げた面積が測量部分となります。
一般的な道路の工事測量の流れとは?
工事測量の流れをまとめてみました。
一般的な道路工事の流れとなります。
ポイント
- 工事・測量説明会
- 測量の実施
- 道路の詳細設計
- 設計・用地説明会
- 幅杭の設置
- 用地測量・物件調査
- 用地交渉と契約
- 工事説明会
- 工事
- 完成・供用開始
1の工事・測量説明会では、工事や測量などの調査のため、計画概要を関係者や地域住民に説明します。
そして4設計・用地説明会では、作成した設計図をもとにより具体的な説明を行います。
また関係者に用地補償などの説明を行い、用地交渉と契約へと進むのです。
用地がすべて買収できてから、工事が始まります。
工事完成後、供用開始(公共施設として成立)となり、新たに地図に加わる形です。
測量調査は関係者の方々にご理解を得なければ作業ができません。
ぜひご協力よろしくお願いします。
工事測量の流れとは?測量調査の目的や手順まとめ
工事測量の流れ
ポイント
- 工事・測量説明会
- 測量の実施
- 道路の詳細設計
- 設計・用地説明会
- 幅杭の設置
- 用地測量・物件調査
- 用地交渉と契約
- 工事説明会
- 工事
- 完成・供用開始
測量の種類 | 概要 | |
基準点測量 | 既知点に基づき、基準点の位置または標高を定める測量のこと | |
水準測量 | 現地の土地の高さ(標高)を確認するために、基準となる点を設置すること | |
現地測量 | 現場の平面図をつくるための測量で、道路沿いの家屋の位置や形を正確に測ること | |
路線測量 | 中心線測量 | 道路の中心となる位置を定めるための測量(中心杭)設置 |
縦断測量 | 道路中心線上の杭の位置の高さを測定すること | |
横断測量 | 中心杭を基準として、横断方向の地盤の高低を測定すること |
以上です。
ありがとうございました。