石材の仕上げと種類！大理石・御影石（花崗岩）などの仕上げ・手順・種類

建築などで使われる石材にはいくつか種類があり、用途もさまざまです。

石材の特徴を知り、家の雰囲気や箇所に合わせてチョイスしてみてください。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ 🙂

石材の仕上げと種類！大理石・御影石（花崗岩）などの仕上げ・手順・種類

石材は天然石と人造石のふたつに分けられます。

天然石のうち、床材として使われるのは主に花崗岩（御影石〈みかげいし〉）と大理石です。

花崗岩（かこうがん）は耐久性や耐摩耗性がありますが、耐火性に劣ります。

いっぽう大理石は酸やアルカリに弱いため、屋外やトイレなどには向きません。

主な天然石の種類やメリット・デメリット、用途などをまとめた表がこちらです。

【天然石の種類や特徴まとめ】

とくに高級感の出る大理石は人気の石材で、種類ごとに次のような見た目の特徴があります。

<大理石の床や壁>

また一方で人造石は、天然石を砕いた種石に、白色セメントや顔料などをまぜて固めたものです。

種石（たねいし）に大理石や蛇紋岩を使ったものをテラゾー、それ以外は擬石（キャストストン）と呼ばれます。

<テラゾー柄>

石材の仕上げ方法の種類

石材仕上げ方法の種類はこんな感じ 🙂

石材は表面処理の仕方で質感と表情が大きく変わります。

それぞれの仕上げ方法について、特徴を確認していきましょう。

磨き仕上げの手順

表面を平滑に研磨する仕上げで、花崗岩（御影石）と大理石の最も一般的な処理方法です。

磨きの度合いで、

粗磨き⇒水磨き⇒本磨き

の順番にキメが細かくなります。

たとえば床材では、歩きやすさと滑りにくさを考えると「水磨き」が適しています。

割肌仕上げ

石を割ったままの状態で使う方法で、自然の味わいがあります。

鉄平石や砂岩の石に多く使われます。

びしゃん叩き

粗く削った石の表面を細かな突起の付いた【びしゃん】という特殊な金づちで叩いて均一な凸凹を付ける仕上げ方法です。

花崗岩（御影石）に多く用いられます。

ジェットバーナー仕上げ

バーナーで表面を焼き、粗い凸凹を付ける方法です。

主に花崗岩（御影石）に使う仕上げで、屋外の床などに多く用います。

石材の仕上げと種類！大理石・御影石（花崗岩）などの仕上げ・手順・種類まとめ

以上です。

ありがとうございました。