土木施工管理技士&土木知識のWEB図書館

土木LIBRARY

令和6年・1級土木問題BNo.11~No.15

【No. 11】

土工工事における明り掘削の作業にあたり事業者が講じなければならない措置に関する次の記述のうち,労働安全衛生法令上,誤っているものはどれか。

(1) 地山の崩壊等により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,あらかじめ,土止め支保工や防護網を設置し,労働者の立入禁止等の措置を講じなければならない。

(2) 運搬機械,掘削機械,積込機械の運行経路及び土石の積卸し場所への出入の方法をあらかじめ定めて,これを関係労働者に周知させなければならない。

(3) 掘削機械,積込機械等の使用による地中電線路等の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,これらの機械を十分に注意して使用しなければならない。

(4) 地山の崩壊等による労働者の危険を防止するため,点検者を指名してその日の作業開始前,大雨や中震(震度4)以上の地震の後,浮石及びき裂等の状態を点検させなければならない。

解答3

掘削機械,積込機械等の使用による地中電線路等の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,これらの機械を使用してはならない。

【No. 12】

建設工事における墜落災害の防止に関する次の記述のうち,事業者が講じなければならない措置として,労働安全衛生法令上,正しいものはどれか。

(1) 高さ1.5mの作業床の端,開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には,囲い等を設けなければならない。

(2) 高さ1.5mの箇所で囲い等の設置が困難又は作業上,囲いを取りはずすときは,防網を張り,労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させなければならない。

(3) 高さ1.5mをこえる箇所での作業で,労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させるときは,要求性能墜落制止用器具等の取付設備等を設け,異常の有無を随時点検しなければならない。

(4) 高さ1.5mをこえる箇所での作業では,原則として,労働者が安全に昇降するための設備等を設けなければならない。

解答4

墜落防止の基準は、基本的に高さ2m以上がポイントです。

そのため、(1)〜(3)のように、高さ1.5mを基準としている記述は原則として誤りです。

一方で、選択肢(4)は、

高さ1.5mをこえる箇所での作業では、安全に昇降するための設備等を設ける

という内容です。

これは、墜落防止の囲い等とは別に、昇降設備に関する措置として正しい内容です。

【No. 13】

コンクリート構造物の解体作業に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) ワイヤソーによる取壊しでは,切断の進行に合わせ,適宜,切断面へのキャンバー打ち込み,ずれ止めを設置する。

(2) 圧砕機,大型ブレーカによる取壊しでは,建設機械と作業員の接触を防止するため,誘導員を適切な位置に配置する。

(3) カッタによる取壊しでは,ブレード,防護カバーを確実に設置し,特にブレード固定用ナットは十分に締め付ける。

(4) 転倒方式による取壊しでは,解体する構造物に対して複数本の引きワイヤを堅固に取付け,引きワイヤで加力する際は,繰り返して荷重をかけるようにして行う。

解答4

転倒方式による取壊しでは、引きワイヤを取り付けて構造物を倒します。

ただし、選択肢(4)の

「繰り返して荷重をかける」

が誤りです。

繰り返し荷重をかけると、構造物が予期しないタイミングで倒れるおそれがあり危険です。
転倒作業は、周囲の安全を確保したうえで、計画的に行う必要があります。

【No. 14】

道路のアスファルト舗装の品質管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 作業員や施工機械等の組合せを変更する場合は,試験の頻度を増し,新たな組合せによる品質の確認を行う。

(2) 管理の合理化を図るために,密度や含水比等を非破壊で測定する機器を用いたり,作業と同時に管理できる敷均し機械や締固め機械等を活用することが望ましい。

(3) 各工程の進捗に伴い,管理の限界を十分満足できることが明確になれば,品質管理に関する試験項目を減らすことができる。

(4) 管理結果を工程能力図にプロットし,その結果が管理の限界をはずれた場合,あるいは一方に片寄っている等の結果が生じた場合,直ちに試験頻度を増やして異常の有無を確認する。

解答3

品質管理では、各工程の進捗に伴って管理状況を確認していきます。

ただし、選択肢(3)のように、

「管理の限界を十分満足できることが明確になれば,試験項目を減らすことができる」

とはいえません。

品質を継続して確認するため、必要な試験項目は適切に実施する必要があります。

【No. 15】

路床や路盤の品質管理に用いられる試験方法に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 平板載荷試験は,地盤支持力係数K値を求め,路床や路盤の支持力を把握することを目的として実施する。

(2) 修正CBR試験は,所要の締固め度における路盤材料の強度特性を知り,材料選定の指標として利用することを目的として実施する。

(3) プルーフローリング試験は,施工時の転圧機械と同等以上のもので締固めの施工途中に数回走行し,目視でたわみ量をチェックして,不良箇所を調べることを目的として実施する。

(4) RIによる密度の測定は,現場における締め固められた路床・路盤材料の密度及び含水比を求めることを目的として実施する。

解答3

プルーフローリング試験は、路床や路盤の施工後に、転圧機械などを走行させて、たわみや不良箇所の有無を確認する試験です。

選択肢(3)は、

「締固めの施工途中に数回走行し」

となっている点が誤りです。

施工途中ではなく、基本的には締固め後の確認として行うため、(3)が適当でないです。

前の問題を見直す?/次の問題へ進む?

 

TOPページに戻る