今回はサンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法について!
名前似てるし、カタカナ苦手だし、いつもごっちゃになってしまうんですよね(;'∀')
工法の違いや特徴を正しく学んで覚えましょう。
それぞれの工法についても分かりやすく解説していきます。
サンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法の違いとは?わかりやすく解説
サンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法のちがいは、砂柱の砂の種類がちがいます。
サンドドレーン工法をわかりやすく簡単に!
サンドドレーン工法は、排水性の高い砂柱をつくって軟弱地盤層の排水をうながし地盤を強くする工法です。
「排水性の高い砂柱」というのがポイントです。
サンドコンパクションパイル工法をわかりやすく簡単に!
一方で、サンドコンパクションパイル工法は、密度の高い砂柱をつくって軟弱地盤を補強する工法です。
「密度の高い砂柱」というのがポイントです。
ちなみに、ドレーンとは英語でdrainとかき、排水設備や排水の意味をもちます。
コンパクションは英語でcompactionとかき、ぎゅっと詰め込んだというような意味があります。
パイルは英語でpileと書き、杭という意味をもちます。
英語の意味を知るとおぼえやすくなります。
また、サンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法は軟弱地盤工法のひとつです。
他の工法もたくさんありますので、併せてチェックしておきましょう。
サンドドレーン工法とは?施工方法もわかりやすく解説
サンドドレーン工法とは、透水性が高い砂を鉛直に連続して打設することで、排水性を確保しながら地盤強度を増加させる効果をもつ工法のことです。
特に、地盤沈下を防いだり、土のせん断強度増加などの効果があります。
土のせん断強度とは、土への外部からの力に対して、土の内部でその変形に抵抗しようとする力のことです。
(サンドドレーン工法の図)
施工方法(流れ)は以下のとおり。
- ①マンドレルの先端シューを閉じ、所定位置に設置します。マンドレルというのは、地盤に砂を打ち込むための機械です。
- ②振動によりマンドレルを打ち込みます。
- ③砂をマンドレルから砂を投入します。
- ④⑤圧縮空気を送り込みながらマンドレルを引っこ抜きます。
- ⑥マンドレルが完全に引っこ抜かれ、サンドパイルが地盤中につくられ完成です!
ウォータージェットによる工法もありますが、上記のマンドレル工法と同じように、透水性が高い砂を打設し、排水性を確保しています!
サンドコンパクションパイル工法とは?施工方法もわかりやすく解説
サンドコンパクションパイル工法とは、軟弱地盤中に振動あるいは衝撃荷重により砂を打ち込み、密度が高く強い砂杭をつくるとともに、軟弱層を締め固めるものです。
特に地盤沈下の防止、すべり抵抗の増加および液状化防止に効果があります!
(サンドコンパクションパイル工法の図)
施工方法は以下のとおり。
- ①機械をセットします。
- ②パイプ頭部のバイブロによってパイプを地中に挿入します。
- ③砂を投入し、振動させながらパイプを上下し砂柱をつくります。
- ④⑤⑥振動させながらパイプを上下し、砂を地中に圧入します。
- ⑦パイプを引き抜き、締め固めた砂柱ができて完成です!
サンドコンパクションパイル工法とサンドドレーン工法の違いとは?わかりやすく解説まとめ
サンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法の違い
サンドドレーン工法とサンドコンパクションパイル工法のちがいは砂柱の種類!
サンドドレーン工法 排水性の高い砂柱をつくって軟弱地盤層の排水を促し地盤を強くする工法 |
サンドコンパクションパイル工法 密度の高い砂柱をつくって軟弱地盤を補強する工法 |
排水性の高い砂柱をつくる | 密度の高い砂柱をつくる |
施工方法
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施工方法
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今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。