こんなお悩みを解決します。
寒中コンクリートの養生方法や工夫・温度管理・対策について解説しますね 🙂
それではさっそく参りましょう。
寒中コンクリートとは?温度管理(気温)に注意
寒中コンクリートは、日平均気温が4℃以下になる時期に施工するコンクリートのことです。
暑中コンクリートとは逆に、真冬のような気象条件の時に寒中コンクリートとして対策を考えなければなりません。
対策をしない場合、凍結や膨張、初期凍害を受けてしまい、耐久性や水密性がわるいコンクリートとなってしまうからです。
一般的なコンクリート打設方法については別記事でご確認ください。
寒中コンクリートの材料
寒中コンクリートでは、セメントは普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントを用いることを標準とします。
普通ポルトランドセメントでは所要の養生温度や初期強度の確保が難しく、水和熱によるひび割れの問題がない場合は、早強ポルトランドセメントを使用することが望ましいです。
また凍結した骨材や氷雪の混入している骨材はそのまま使用してはいけません。
混和剤は、低温で使用した場合にも安定した品質のコンクリートが得られるものを選びましょう。
高性能AE減水剤を使用して水セメント比を小さくすることは、凍結に対する抵抗性を高める上で効果的です。
一方、材料を加熱する場合は、水または骨材を加熱して下さい。
セメントは直接加熱してはいけません。
寒中コンクリート養生方法・温度
寒中コンクリートの養生方法はこちらです。
- コンクリートの温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つ
- 練炭やジェットヒータなどで温度管理を行う。
- コンクリートが急激に乾燥することがないように散水や加湿装置を用いて乾燥を防止する。
寒中コンクリートについて、養生方法および養生期間は外気温、配合、構造物の種類、部材の形状寸法などを考慮して定めましょう。
養生方法として、断熱性の高い材料でコンクリートの周囲を覆い、セメントの水和熱を利用して所定の強度が得られるまで保温する保温養生と、保温のみでは凍結を防げないときに外部から熱を供給する給熱養生の2つがあります。
寒中コンクリートは打込み直後の初期に凍結しないように十分に保護し、特に風を防いでください。
厳しい気象作用を受けるコンクリートは初期凍害を防止できる強度が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保ちましょう。
コンクリートに吸熱する場合、コンクリートが急激に乾燥することがないように散水や加湿装置を用いて乾燥を防ぐことがあります。
局所的な加熱によりコンクリート各部の温度差が著しくなると、ひび割れが生じるおそれが大きくなるので、なるべく温度差が生じないような方法を検討してください。
また保温養生や給熱養生を終了する際には、コンクリートの温度を急激に低下させないことが大切です。
寒中コンクリートの運搬と打ち込み
次に寒中コンクリートを運搬するときや打ち込みをするときの注意点です。
寒中コンクリート【温度管理・時間・対策】
- コンクリートの練り混ぜ開始から打ち込むまでの時間をできるだけ短くし、コンクリート温度の低下を防ぐ。
- 打ち込み時のコンクリートの温度は、5℃~20℃の範囲に保つ
- 気象条件が厳しい場合や薄い部材の場合には、最低打ち込み温度は10℃程度を確保する。
- コンクリートポンプを使用する場合、輸送管の温度が低すぎると、モルタルが凍結して付着する可能性があるので、管路の保温、打ち込み前の温水による余熱などを行う。
寒中コンクリートの運搬および打込みにあたっては、コンクリートの練り混ぜ開始から打ち込むまでの時間をできるだけ短くし、輸送管の保温対策などを講じてコンクリート温度の低下を防ぎます。
またコンクリートポンプを使用する場合、輸送管の温度が低すぎると、管内壁にモルタルが凍結して付着する恐れがあるので、管路の保温、打込み前の温水による余熱、終了時の清掃などをしっかり行いましょう。
一方、打込み時のコンクリート温度は、構造物の断面寸法、気象条件などを考慮して、5℃~20℃に保って下さい。
寒中コンクリート配合の注意点
寒中コンクリートの配合について、単位水量は所要のワーカビリティーが保てる範囲でできるだけ少なくするのがポイントです。
コンクリートの単位水量が大きくなると、乾燥収縮やひび割れなどが起きやすくなります。
【関連記事】
寒中コンクリートとは?温度管理や対策、養生方法・工夫まとめ
寒中コンクリートとは?
寒中コンクリートとは、日平均気温が4℃以下になる時期に施工するコンクリートのこと
材料
セメントは普通ポルトランドセメントまたは早強ポルトランドセメントを標準とする
養生方法
- コンクリートの温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つ
- 練炭やジェットヒータなどで温度管理を行う。
- コンクリートが急激に乾燥することがないように散水や加湿装置を用いて乾燥を防止する。
運搬や打ち込みの注意点
- コンクリートの練り混ぜ開始から打ち込むまでの時間をできるだけ短くし、コンクリート温度の低下を防ぐ。
- 打ち込み時のコンクリートの温度は、5℃~20℃の範囲に保つ
- 気象条件が厳しい場合や薄い部材の場合には、最低打ち込み温度は10℃程度を確保する。
- コンクリートポンプを使用する場合、輸送管の温度が低すぎると、モルタルが凍結して付着する可能性があるので、管路の保温、打ち込み前の温水による余熱、終了時の清掃などを行う。コンクリート配合
コンクリート配合
単位水量は所要のワーカビリティーが保てる範囲でできるだけ少なくする
以上です。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
- 元地方公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木学科卒業(学士)
- その後、某県庁の公務員土木職として7年間働いた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛け、危険物取扱者乙4などの資格持ち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や公務員のあれこれ、仕事などをメインにさまざまな情報を発信しています。