こんな要望にお応えします。
斜線式やバーチャート工程表、ネットワーク工程表など種類はさまざま!
土木工事の計画を立てるときに使う工程表は、工事の種類や規模によって適切なものが変わります。
工事に合った工程表で管理して、工事をスムーズかつ計画的に進めましょう!
それではさっそくまいりましょう、ラインナップは目次で確認してください。
斜線式工程表やバナナ曲線など!施工管理の工程表の種類をチェック
土木工事でよく使う工程表の種類はこんな感じです。
工程表の種類
- バーチャート
- ガントチャート
- 斜線式工程表(座標式工程表)
- 曲線式工程表(出来高累計曲線、工程管理曲線(バナナ曲線)
- グラフ式工程表
- ネットワーク工程表
横線式工程表(バーチャート・ガントチャート)
横線式工程表にはバーチャートやガントチャートがあります。
バーチャート工程表
バーチャートは縦軸に作業、横軸に日数をとるため、各作業の所要日数がかんたんに分かるのがポイント!
また作業の流れが左から右へ移行していることにより、ざっくりではありますが作業間の関連が把握できます。
いっぽうでバーチャートのデメリットは、工期に影響をおよぼす作業がどれなのかが分かりにくいことです。
バーチャートを作成する手順
- 全体を構成するすべての部分作業を縦軸に書いていく
- 横軸に工期を書く
- 施工にかかる時間をそれぞれ計画して記入
- 工期内に全体工事を完成できるように、作業それぞれの時間を調整する
- 順行法:施工順序にしたがって、着手日から決めていく方法
- 逆算法:竣工期日からたどって着手日を決める方法
- 重点法:季節や現場条件、契約条件に基づき、重点的に着手日・終了日をとりあげ、その前後を順行法や逆算法で固めていく方法
現場ごとに合う方法で作成しましょう。
ガントチャート工程表
ガンチャートは、縦軸に作業、横軸に各作業の完了時点を100%として達成度(出来高率)をとります。
メリットは各作業の現時点での作業達成度がよくわかることです。
しかし逆に、各作業に必要な日数は分からず、工期に影響をおよぼす作業がどれなのか分からないことがデメリットと言えますね。
斜線式工程表(座標式工程表)
斜線式工程表は、工事区間の延長がながく、工事の進行方向が一定の方向にしか進捗できない工事に使われます。
たとえば、トンネルや舗装工事などがあてはまります。(一方通行)
各工種の作業は1本の線で表現し、作業期間、着手地点、作業方向、作業速度などを示すことができます。
また別名、座標式工程表とも呼ばれ、一方の軸に工事期間を、他の軸に工事量等を座標で表現するものです。
路線に沿った工事では工事内容を確実に示すことができます。
曲線式工程表|出来高累計曲線・工程管理曲線(バナナ曲線)
曲線式工程表には、出来高累計曲線や、工程管理曲線(バナナ曲線)があります。
出来高累計曲線
縦軸に工事出来高または施工量の累計をとり、横軸には工期をとります。
出来高の進捗状況がよく分かる工程表です。
出来高累計曲線の作成
- バーチャートを作成
- 各部分工事(種別)工事費構成比率を求める
- 式:(部分工事費÷全工事費)×100=工事費構成比率(%)
- 月ごとの作業予定別出来高に工事費構成比率をかけ算して、作業予定出来高比率を求める
- 求めた出来高比率を工程表に記入し、予定と実施の両曲線を比較して遅れなどないか確認しながら工程表を管理する
工程管理曲線(バナナ曲線)
工程管理曲線(バナナ曲線)は、たて軸に工事出来高(%)、よこ軸に工程を表したものです。
グラフ内にある曲線の種類は以下のとおり。
- 上方許容限界線
- 予定工程曲線
- 実施工程曲線
- 下方許容限界線
バーチャートに基づいて予定工程曲線を作成します。
予定工程曲線が許容限界からはずれるときは、不合理な工程計画なので再検討および調整して計画をやり直しましょう。
上方限界を超えるときは不経済になっていないかなどの検討が必要です。
いっぽうで下方限界を超えたときは工程遅延で突貫工事になるおそれがあるので、ただちに計画の再検討をおこなってください。
グラフ式工程表
グラフ式工程表は、縦軸に作業の出来高比率(%)、横軸に工期を表したもの。(斜線)
工期や所要日数は明確です。
さらにどの作業が完了したか、未着工かなど、進捗状況がかんたんにわかります。
ネットワーク工程表(ネットワーク式工程表)
作業順序やネックとなる作業が明らかになるので、重点管理や具体的な情報伝達が可能です。
また、工程が多くふくざつな工事に向いています。
逆に横線式工程表などにくらべて作成が大変で、多くのデータを必要とすることがデメリットと言えるでしょう。
ネットワーク工程表の解き方については、以下の記事でくわしく書いていますのでそちらをご覧ください。
また併せて土木図面の見方や土木工事の種類についても併せてチェックしておくとよいでしょう。
斜線式工程表(座標式工程表)やバナナ曲線など!施工管理の工程表の種類まとめ
工程表の種類
- バーチャート
- ガントチャート
- 斜線式工程表(座標式工程表)
- 曲線式工程表(出来高累計曲線、工程管理曲線(バナナ曲線)
- グラフ式工程表
- ネットワーク工程表
工程表の種類比較一覧表
| 種類 | 特徴 |
| ネットワーク工程表 | 各作業の順序を明確に表示でき,各作業に含まれる余裕時間の状況も把握できるが,作業の数が多くなるにつれ煩雑化する。 |
| グラフ式工程表 | 横軸に工期を,縦軸に各作業の出来高比率(%)を表示した工程表
予定と実績との差を直感的に比較するのに便利である。 |
| ガントチャート工程表 | 各作業の完了時点を100%として,横軸にその達成度をとる方法
各作業の進捗度合いは明確であるが,工期に影響を与える作業がどれか不明である。 |
| バーチャート工程表 | バーチャートは,横軸に時間をとり各工程が時間経過に従って表現される
作業間の関連がわかるが,工期に影響する作業がどれであるかはつかみにくい |
| 斜線式工程表(座標式工程表) | トンネル工事のように工事区間が線状に長く,しかも工事の進行方向が一定の方向にしか進捗できない工事に適している。
座標式工程表は,一方の軸に工事期間を,他の軸に工事量等を座標で表現するもの 路線に沿った工事では工事内容を確実に示すことができる。 |
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。