こんなお悩みを解決します。
土木・建築系の学校に通っていると、土木と建築どちらに就職するか悩みますよね。
そんなあなたに土木と建築の就職先や仕事内容、給料などのちがいをサクッと解説します。
さらにどっちが需要があるか、どっちがいいかなどもまとめましたのでぜひご確認ください。
それではさっそくまいりましょう、ラインナップは目次で確認してください。
建築と土木どっちが需要があるか?土木と建築の違いやどっちがいいか解説
土木と建築で就職先を迷っているひとは、まず自分がどんな構造物をつくりたいかイメージしましょう。
土木 | 建築 |
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土木では、主に公共構造物といわれる、橋や道路、トンネルなどをつくります。
またいっぽうで建築は建物全般(家やビルなど)が主です。
どちらをつくりたいかよく考えてみましょう!
自分のイメージに近いほうをえらぶと、就職後ギャップが少なくて良いですよ。
そして建築と土木、どっちが将来的に需要があるかと言えば、【土木】です。
近年、異常気象が増え、とくに公共工事での道路や河川補修工事には必ずお金がつきます。
一方で建築を考えてみると、日本は少子化で、一軒家を建てる人は年々減少傾向にあるからです。
建築、土木どちらもある程度一般的な会社(※小さすぎる会社だと潰れる可能性はどちらにもある)に入ることが大前提ですが、とくに土木では公共事業を扱う会社などは仕事が急になくなるということはありえないでしょう。
【土木と建築どっちがいい?】仕事内容と就職先のちがい
土木と建築はそれぞれどんな仕事内容で、どんな就職先があるのでしょう?
以下の表ににまとめてみました。
土木 | 建築 | |
仕事内容 | 土木工事の現場監督
設計・積算業務 土木図面作成 |
建築工事の現場監督
設計・積算業務 建築図面作成 |
就職先 | ゼネコン
土木会社 設計事務所 公務員 |
ゼネコン
建築会社 設計事務所 リフォーム会社 不動産 公務員 |
どちらも構造物をつくるというお仕事なので、大枠の仕事内容はあまり変わりません。
また就職先は、土木だとゼネコン、土木会社、設計事務所など。
建築だと建築会社やリフォーム会社、設計事務所などがあります。
【土木と建築どっちがいい?】給料のちがいは?
土木と建築で給料の差はありません。
むしろ就職先によって給料はまちまちです。
忙しい大手ゼネコンに入れば給料は高いし、中規模の土木会社や建築会社なら給料そこそこだけど、ちゃんと休みもあったりとか。
逆にめちゃくちゃ給料安くてブラックな土木・建築会社だってなかにはあります。
給料は就職先によって決まるんだね!
【土木と建築どっちがいい?】公務員のちがい
公務員で土木と建築の枠がありますが、入りやすいのは圧倒的に土木ですね。
特に県庁や大きめの市役所だと、土木の募集人数は多めです。
ただ、市役所になると募集人数がまちまちなので一概には言えません…。
土木 | 建築 | |
県庁や大きめの市役所 | 募集人数:5~30 | 募集人数:0~2 |
その他自治体 | 募集人数:0~2 | 募集人数:0~2 |
また公務員の仕事内容は、
土木⇒工事の設計・発注および現場監督業務がメイン
建築⇒建築確認などの書類申請の事務処理がメイン
となります。
構造物をつくりたい!という気持ちが強い人は、土木ではたくさん工事に携われますが、建築では事務処理(建築図面確認)がメインとなるためイメージとちがう可能性が高いです。
建築で建物をつくりたいなら、公務員ではなく建築会社や設計事務所への就職をおすすめします。
建築と土木どっちが需要があるか?土木と建築の違いやどっちがいいか解説まとめ
土木と建築まとめ
- 土木と建築で就職先を迷っているひとは、まず自分がどんな構造物をつくりたいかイメージすること
- 建築と土木では今後需要があると考えられるのは【土木】※日本は少子化で一軒家などを建てる数が少なくなっているため
- どちらも構造物をつくるというお仕事なので、大枠の仕事内容(設計・積算・現場監督)はあまり変わらない
- 土木と建築で給料の差はない。むしろ就職先によって給料はまちまち
- 公務員には土木と建築枠があるが、入りやすいのは圧倒的に土木(募集人数が多い)
- 建築で建物をつくりたいなら、公務員ではなく建築会社や設計事務所への就職がおすすめ
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学の土木工学科卒業
- 大学卒業後、某県庁の公務員(土木職)として7年間働いた経験を持つ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、危険物取扱者乙4、玉掛けなどの資格もち
- 今はブログで土木施工管理技士の勉強方法や建設関連をメインにさまざまな情報発信をしています。