1級土木過去問

1級土木・令和7年・問題ANo.27~No.31

No.27

河川護岸に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)現地の発生土や土砂を利用して植生の回復を図るかご系の護岸では,覆土に河川水を掛けるときによる空隙の充填を行い,背面土砂の流出を防ぐために吸出し防止材を設置する。

(2)河床が低下傾向の河川において,護岸の基礎を基礎地盤より下に設け,可能な限り粒径の大きい材料で寄石すること等により,粗度を小さくして護岸法線の流速を低減する等の工夫を行う。

(3)護岸には,一般に水抜きは設けないが,構造が適切で残留水圧が大きくなる場合には,必要に応じて水抜きを設けるものとする。

(4)縦帯工は,護岸の法肩部の被覆を防ぐために設け,横帯工は,護岸の変位や破損が他に波及しないよう縦帯するために,法覆工の延長方向の一定区間ごとに設ける。

No.28

堤防を開削する場合の仮締切工の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)仮締切内の締切,水替え工による排水の濁りやその量の変化及び仮締切工である鋼矢板の変形等を監視しながら施工する。

(2)砂質地盤では,テルツァギの方法でボイリングに対する検討を行い,その安全率を満足するような矢板の根入れ長さを確保したうえで施工する。

(3)砂質地盤では,粘性土層ともにパイピングの検討を行い,その安全率を満足するような矢板の根入れ長さ,あるいは盤体幅を決定したうえで施工する。

(4)掘削底面付近が砂質地盤の場合にはヒービングの検討を行う必要があり,仮締切に対し安定数を用いて検討し,その必要の安全数以下になるよう施工する。

No.29

砂防堰堤の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)コンクリートの打込み前の岩盤は,湧水はあってはならないが,打ち込まれるコンクリートが分離するおそれ,湿潤状態とする必要がある。

(2)砂礫基盤の仕上げ面にある大転石は,その1/2以上が地中にもぐっていると予想される場合は取り除く必要はないので存置する。

(3)露出によって風化が急速に進行する岩質の基盤の場合は,コンクリートの打込み直前に仕上げを行うか,モルタルあるいはコンクリートで吹付けを行っておく必要がある。

(4)砂礫基盤の仕上げ面の掘削は,転倒用重機のクローラ(履帯)等によって密実な地盤がかく乱されることを防止するため0.5m程度は人力掘削とする。

No.30

地すべり防止工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)地すべり抑止杭には,地表水排除工は,柔軟な構造とし,ある程度の変状に対してもそれに応じて機能を維持でき,また修理の容易なものとする。

(2)集水井に設ける集水ボーリングは,帯水層ごとに一ないし数段,放射状に配置し,浅層地下水の排除と同時に行うものとする。

(3)排土工は,排土による応力除荷に伴う吸水膨張による強度劣化の範囲を斜面表層部に限定するため,原則として,地すべり土塊の先端部に平行に行う土を行うものとする。

(4)押え盛土工は,盛土部の下方斜面に潜在性の地すべりがある場合,下方斜面の地すべりを誘発する可能性があるので,盛土部基盤の安定性について十分に検討を行うものとする。

No.31

急傾斜地崩壊防止工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

(1)重力式コンクリート擁壁工は,施工にあたって擁壁背面の水を排除するために水抜き孔を水平に設置する。

(2)もたれ式コンクリート擁壁工は,斜面崩壊を直接抑止することが困難な場合に,斜面脚部から離れて設置される擁壁である。

(3)プレキャスト法枠工は,地山に金網等で作成した枠を張り付け,モルタル等を直吹き付けるため,凹凸のある不整形な斜面にも施工できる工法である。

(4)現場打ちコンクリート枠工は,切土法面の安定が図れない場合や湧水をともなう場合等に用いられ,枠の構造は一般に鉄筋コンクリートである。

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