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2級土木・令和7年後期一次No.12~No.16

No.12

各種のコンクリートに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 寒中コンクリートとしての施工を必要とするのは,日平均気温が4℃以下になると想定されるときである。
(2) マスコンクリートでは,セメントのアルカリシリカ反応による構造物の温度応力に伴うひび割れに対する注意が必要である。
(3) 高強度コンクリートの設計基準強度は,コンクリート標準示方書では50~100 N/mm²のコンクリートである。
(4) 水中コンクリートの打込みには,静水中で材料が分離しないよう,原則としてトレミー管若しくはコンクリートポンプを用いる。

解答2

マスコンクリートで注意する代表は、セメントの水和熱による温度上昇と、その後の温度応力によるひび割れです。文中の「アルカリシリカ反応による構造物の温度応力」という結び付きは不適切です。

No.13

コンクリートの養生に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) セメントの種類にかかわらず,日平均気温が低い時期は,日平均気温が高い時期よりも,養生期間を短くする。
(2) 養生では,散水や湛水等により,コンクリートを湿潤状態に保つようにする。
(3) 初期凍害のおそれがある場合には,ジェットヒータ等で給熱し養生する。
(4) 混合セメントB種を使用した場合,普通ポルトランドセメントを使用した場合より養生期間を長くする。

解答1

気温が低いほど強度発現は遅くなるので、養生期間は短くするのではなく長くする側です。

No.14

既製杭の杭打ち機の特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) バイブロハンマは,偏心機構及び振動と杭の重量で杭を地盤に押し込む。
(2) ディーゼルハンマは,杭への打撃力が大きく,騒音,振動と油の飛散をともなう。
(3) 油圧ハンマは,ラムの落下高さを油圧的に調節することで,杭への打撃力を調整できる。
(4) ドロップハンマは,杭の重量以下のハンマを落下させて杭を打ち込む。

解答4

ドロップハンマは,杭の重量以上のハンマを落下させて杭を打ち込む。

No.15

場所打ち杭の各種工法に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

(1) アースドリル工法は,ケーシングを建て込み,以深はベントナイト泥水により孔壁を安定させる。
(2) リバースサーキュレーション工法は,湧水の多い場所での作業は困難で,酸欠等に十分注意する。
(3) 深礎工法は,ケーシングチューブを土中に挿入して,ケーシングチューブ内の土を掘削する。
(4) オールケーシング工法は,掘削孔を水で満たし,掘削土と共に地上に吸い上げる。

解答1

(2)は不適当です。リバースサーキュレーション工法で注意事項はありますが、設問後半の「酸欠等に十分注意」は、むしろケーシング内立入り時などの安全事項として現れるもので、この説明を工法の本質的特徴として述べるのはずれています。また「湧水の多い場所で困難」と断定する表現も適切ではありません。

(3)は不適当です。深礎工法は、人力または機械で立坑状に掘削し、土留工をしながら進める工法で、この説明はケーシング主体の別工法寄りです。

(4)も不適当です。「掘削孔を水で満たし、掘削土とともに吸い上げる」は、リバース系の説明に近く、オールケーシング工法の説明ではありません。

No.16

土留め壁の「種類」と「特徴」に関する次の組合せのうち,適当なものはどれか。

[種類]         [特徴]
(1) 親杭・横矢板 …………… 遮水性が高く,地下水位の高い地盤に適する
(2) 鋼矢板 …………………… 掘削時のたわみ性が小さく,施工が容易である
(3) 連続地中壁 ……………… 剛性が極めて大きく,大深度の掘削に適する
(4) 柱列杭 …………………… 剛性が小さく,浅い掘削に適する

解答3

(1)は不適当です。親杭・横矢板は一般に遮水性が低く、地下水位が高い地盤に特に有利とはいえません。

(2)鋼矢板は施工性に優れる面はある。一方、たわみ性は大きい

(4)は不適当です。柱列杭は条件により広く使われますが、「剛性が小さく,浅い掘削に適する」と単純化するのは不正確です。深い掘削にも適します。

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