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令和6年・1級土木問題ANo.46~No.50

【No. 46】

鉄道のコンクリート路盤の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) コンクリート路盤の施工は,盛土自身の沈下等による路盤や軌道の変状の影響を極力少なくするために,盛土施工後に速やかに実施する。

(2) コンクリート路盤相互の連結部となる伸縮目地は,列車荷重等によるせん断力の伝達を円滑に行い,目違いの生じない構造としなければならない。

(3) コンクリートの打込みは,横流しを避け,傾斜部にコンクリートを打ち込む場合,低い方から高い方へ打ち込む。

(4) 鉄筋コンクリート版の鉄筋は,コンクリートの打込みの際に移動しないように鉄筋相互を十分堅固に組み立て,スペーサを介して型枠に接する状態となっていることを原則とする。

解答1

盛土施工後に速やかに実施する

としている点が不適切です。

鉄道のコンクリート路盤は、盛土の沈下が落ち着かないうちに施工すると、後で路盤や軌道に変状が出やすくなります。
そのため、盛土の沈下が安定してから施工する必要があります。

【No. 47】

鉄道の軌道における維持管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 道床バラストには,吸水率が小さく,強固で靱性に富み,適当な粒径と粒度を持つ材料を用いることが適当である。

(2) 軌道狂いは,軌道が列車荷重の繰返し荷重を受けて次第に変形し,車両走行面の不整が生ずるものである。

(3) レールは温度変化によって伸縮を繰り返すため,レールの継目部に遊間を設けることで処理し,遊間の整正は夏期及び冬期に行うのが適当である。

(4) PCマクラギは,木マクラギに比べ,初期投資は多額となるが,耐用年数が長いことによる交換の軽減,保守費の削減が可能である。

解答3

遊間の整正は夏期及び冬期に行うのが適当

としている点が不適切です。

レールの遊間は気温によって変化するため、極端に暑い夏期・寒い冬期ではなく、一般に春秋などの適切な時期に整正します。

【No. 48】

鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接して工事を施工する場合の保安対策に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) き電停止の手続きを行う場合は,その手続きを工事管理者が行うこととし,使用間合,時間,作業範囲,競合作業等について,あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。

(2) 建設用大型機械の留置場所は,直線区間の建築限界の外方1 m 以上離れた場所で,かつ列車の運転保安及び旅客公衆等に対し安全な場所とする。

(3) 可搬式特殊信号発光機の設置位置は,作業現場から800 m 以上離れた位置まで列車が進来したときに,列車の運転士が明滅を確認できる建築限界内を基本とする。

(4) 線路閉鎖工事手続及び保守作業手続による作業等のときは,列車見張員等の配置を省略することができる。

解答1

き電停止の手続きを行う場合は,その手続きを停電責任者が行うこととし,使用間合,時間,作業範囲,競合作業等について,あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。

【No. 49】

シールド工法の施工管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 密閉型シールドでは,土圧,排土量,シールドジャッキ推力等の計測値に急激な変動があった場合は,切羽の崩壊や土砂の取り込み過多等の発生が考えられる。

(2) 土圧式シールド工法において,粘着力が大きい土層を掘削する場合には,カッターチャンバ内に水を注入することにより掘削土砂の塑性流動性を高めることが必要である。

(3) 泥水式シールド工法の泥水処理については,土砂を分離した余剰泥水は水や粘土,ベントナイト,増粘剤等を加えて比重,濃度,粘性等を調整して切羽に再循環される。

(4) テールボイド沈下(隆起)は,シールドテールが通過した直後にテールボイドの発生による応力解放や過大な裏込め注入圧等が原因で発生する。

解答2

粘着力が大きい土層を掘削する場合に,水を注入する

としている点が不適切です。

土圧式シールドでは、掘削土砂に適度な塑性流動性を持たせる必要があります。
ただし、粘着力が大きい土では、水だけではなく、一般に添加材・作泥材などを用いて流動性を調整します。

【No. 50】

鋼構造物塗装の施工管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 塗料は,製造後長時間経過すると密封した缶内でも品質に変化が生じることになるので,開缶時に固化等の変状の有無を確認する必要がある。

(2) 多液形塗料や高粘度塗料の撹拌は,塗料を均一化させ乾きむらを防止するため撹拌機を用いることが望ましい。

(3) 塗装を塗り重ねる場合の塗装間隔は,付着性を良くし良好な塗膜を得るために重要な要素であり,塗料ごとに定められている。

(4) 塗料の乾燥が不十分のうちに次層の塗料を塗り重ねると,下層塗膜中の溶剤の蒸発によって上層塗膜ににじみが生じることがある。

解答4

上層塗膜ににじみが生じる

としている点が不適切です。

塗料の乾燥が不十分な状態で次の塗料を塗ると、下層塗膜中の溶剤が蒸発して、上層塗膜にふくれ・しわ・割れなどが生じることがあります。

「にじみ」というより、乾燥不十分による塗膜異常が問題です。

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