1級土木・令和元年・問題BNo.1~No.5
No. 1
TS (トータルステーション) を用いて行う測量に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
- TSでの距離測定は, 1視準2読定をセットとする。
- TSでの鉛直角観測は, 1視準1読定, 望遠鏡正及び反の観測を1対回とする。
- TSでの距離測定にともなう気温及び気圧の測定は,原則として反射鏡を整置した測点のみで行うものとする。
- TSでの観測は,水平角観測の必要対回数に合わせ, 取得された鉛直角観測値及び距離・測定値はすべて採用し、 その平均値を用いることができる。
No. 2
公共工事標準請負契約約款において, 工事の施工にあたり受注者が監督員に通知し、その確認を請求しなければならない事項に該当しないものは,次の記述のうちどれか。
- 設計図書に誤りがあると思われる場合又は設計図書に表示すべきことが表示されていないこと。
- 設計図書で明示されていない施工条件について, 予期することのできない特別な状態が生じたこと。
- 設計図面と仕様書の内容が一致しないこと。
- 設計図書に, 工事に使用する建設機械の明示がないこと。
No. 3
下図は, ボックスカルバートの一般図とその配筋図を示したものであるが, 次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
【ボックスカルバートの一般図とその配筋図】

- ボックスカルバートの頂版の内側主鉄筋と側壁の内側主鉄筋の太さは,同じである。
- ボックスカルバートの頂版の土かぶりは, 2.0mである。
- 頂版,側壁の主鉄筋は, ボックスカルバート延長方向に250mm間隔で配置されている。
- ボックスカルバート部材の厚さは,ハンチの部分を除いて同じである。
No. 4
工事用電力設備に関する次の記述のうち, 適当なものはどれか。
- 工事現場において, 電力会社と契約する電力が電灯・ 動力を含め100kW未満のものについては、低圧の電気の供給を受ける。
- 工事現場に設置する自家用変電設備の位置は,一般にできるだけ負荷の中心から遠い位置を選定する。
- 工事現場で高圧にて受電し、 現場内の自家用電気工作物に配電する場合, 電力会社からは4kVの電圧で供給を受ける。
- 工事現場における電気設備の容量は, 月別の電気設備の電力合計を求め,このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定する。
No. 5
施工計画立案のための事前調査に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 契約関係書類の調査では,工事数量や仕様などのチェックを行い, 契約関係書類を正確に理解することが重要である。
- 現場条件の調査では,調査項目の落ちがないよう選定し, 複数の人で調査をしたり,調査回数を重ねるなどにより, 精度を高めることが重要である。
- 資機材の輸送調査では,輸送ルートの道路状況や交通規制などを把握し, 不明な点がある場合は,道路管理者や労働基準監督署に相談して解決しておくことが重要である。
- 下請負業者の選定にあたっての調査では、技術力、過去の実績, 労働力の供給, 信用度,安全管理能力などについて調査することが重要である。
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