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体積と質量の違いとは?単位・求め方・密度との関係を図解でわかりやすく解説

今回のテーマは【体積と質量の違い】

体積と質量は、どちらも身近な言葉ですが、意外と混同しやすい概念です。

同じ大きさの物体でも重さが違うのはなぜなのか、その理由を理解するカギが「密度」にあります。

この記事では、体積と質量の基本的な違いから、単位の見方、密度との関係までを図解でわかりやすく解説します。

理数系が苦手な人でもスッと理解できるように、ポイントをやさしく整理していきます。

結論|体積と質量の違いを一言で説明

体積と質量の違いを一言で説明すると以下のとおりです。

体積は“どれだけの空間を占めているか”、質量は“どれだけの物質が詰まっているか”。

体積=「大きさ」を表し、質量=「物の量(重さのもと)」を表しています。

体積とは何か?

体積についてみていきましょう。

体積の意味と定義

体積(たいせき)とは、「ものがどれだけの空間を占めているか」を表す量

だよ。

たとえば、

  • ペットボトルの中に入る水の“入れ物の大きさ”
  • 箱の“中身が入るスペース”
  • 風船が“ふくらんで広がる大きさ”

こういう「空間の広がり」を数字で表したものが体積。

もう少し正式に言うと、

体積=物体が占める三次元の空間の大きさ

三次元というのは「縦・横・高さ」の3つの方向がある世界のこと。

だから体積は、平面の面積とは違って“立体の大きさ”を表しています。

体積の単位(m³・cm³・L)

m³(立方メートル)とは1m × 1m × 1m の立方体の大きさで、建物の空間量や、大きな水槽・貯水タンクなどで使われます。

また、cm³(立方センチメートル)とは1cm × 1cm × 1cm の立方体の大きさです。

理科の実験、土の粒度試験、薬品の量などでよく使われます。

1cm³ = サイコロの1マスくらいの小さな立方体

 

L(リットル)とは液体の量を表すときによく使う単位です。

水・ジュース・燃料など、生活で身近な単位と言えるでしょう。

ポイント

  • 1L は 10cm × 10cm × 10cm(=1000cm³) の立方体
  • つまり 1L = 1000cm³ = 0.001m³
単位 大きさのイメージ 関係式
大きな空間(部屋・タンク) 1m³ = 1000L
L 水や飲み物の量 1L = 1000cm³
cm³ 小さな立方体(サイコロ1個) 1cm³ = 0.001L

 

体積の具体例

体積の具体例はこちら!

  • 木と水と鉄の立方体の体積は同じ。
  • 同じ形でも大きい箱は体積が大きい
  • 小さなコップより大きなバケツのほうが体積が大きい
  • スポンジのようにスカスカでも、外側の形が大きければ体積は大きい

中身が詰まっているかどうかは関係なく、外側の空間の大きさだけを見るのがポイントです。

 

質量とは何か?

質量についても見ていきましょう。

質量の意味と定義

質量とは、「その物体の中にどれだけの“物質”が詰まっているか」を表す量。

もっと直感的に言うと、

  • たくさん詰まっていれば → 質量は大きい
  • スカスカなら → 質量は小さい

というイメージです。

一方、もう少し正式に言うと、

質量=物体が持つ“物質の量”を表す基本的な物理量

ポイント

  • 場所が変わっても変わらない(地球でも月でも同じ)
  • 重さ(重量)とは違う

重さは「引っ張られる力」なので、重力が弱い場所では軽く感じますが、質量は変わりません。

質量の単位(g・kg・t)

g(グラム)は小さな基本単位で、食べ物や薬、理科の実験などでよく使います。

1g は「小さじ1杯の砂糖より軽い」くらいのイメージをもっておくとよいです。

一方、kg(キログラム)も日常でよく使います。

体重、荷物、ペットボトルの水などが挙げられ、1kg = 1000gです。

1kg = 1Lの水の重さ

t(トン)はとても大きな質量を表す単位です。

車、建設資材、土砂の量などで使い、1t = 1000kgです。

イメージとしては、1t = 小型車1台くらいの重さと知っておくとよいでしょう。

単位 大きさのイメージ 関係
g とても軽いもの 1000g = 1kg
kg 日常で使う重さ 1000kg = 1t
t とても重いもの 1t = 1,000,000g

質量の単位を正しく理解しておくと、「トン」と「キログラム」の換算も迷わなくなります。

1トンは何キログラム?一瞬でわかる換算の考え方

質量と重さの違い!混同しやすいポイント

質量と重さの違いも確認しておきましょう。

項目 質量(しつりょう) 重さ(重量)
意味 物体の中にある“物質の量” 重力によって引っ張られる“力”
変わる? 場所が変わっても変わらない 重力の強さで変わる
単位 kg・g・t N(ニュートン)
月に行っても1kgは1kg 月では地球の約1/6の重さになる
イメージ 中身の“詰まり具合” 引っ張られる“重さの感じ方”

 

体積と質量の違いを表で比較

体積と質量の違いを比較表にまとめましたので参考にしてください。

項目 体積(たいせき) 質量(しつりょう)
意味 物体が占める“空間の大きさ” 物体の中にある“物質の量”
決まる要素 外側の大きさ(縦×横×高さ) 中身がどれだけ詰まっているか
変わる? 形や大きさが変わらなければ同じ 場所が変わっても同じ
単位 m³・cm³・L kg・g・t
同じ大きさの木・水・鉄は体積が同じ 同じ体積でも木<水<鉄の順で重い
イメージ “入れ物の大きさ” “中身の詰まり具合”

 

体積と質量の違いに関連する「密度」とは

体積と質量をつなぐ「密度」についても確認しておきましょう。

密度の意味(ρ)

密度とは、ある物体の中にどれだけ物質が詰まっているかを表す量で、同じ大きさの空間に重い物質が入っていれば密度は大きく、軽い物質しか入っていなければ密度は小さくなります。

つまり密度は、体積という“入れ物の大きさ”と、質量という“中身の量”を結びつける指標で、物質がどれだけぎゅっと詰まっているかを示すものです。

密度の計算式(質量 ÷ 体積)

密度の計算式は以下のとおりです。

ポイント

密度=質量÷体積

質量(kg や g)を、体積(m³・cm³・L)で割り、「1立方あたりどれくらい重いか」を表す式になっています。

 

同じ体積でも質量が違う理由

同じ大きさ(=同じ体積)の立方体でも、中にどれだけ物質が詰まっているか(密度)が違うため、質量は変わります。

たとえば、木・水・鉄の立方体が全部「10cm × 10cm × 10cm」だとすると、外側の大きさは同じだから体積は同じです。

しかし、

注意

  • 木はスカスカで軽い
  • 水はそこそこ詰まっている
  • 鉄はぎゅっと詰まっていて重い

というように、物質ごとの“詰まり具合”が違います

この“詰まり具合”こそが 密度 で、密度が大きい物質ほど、同じ体積でも質量が大きくなるというわけです。

 

体積や質量に関するよくある勘違い・間違えやすいポイント

体積や質量に関するよくある勘違い・間違えやすいポイントについてまとめました。

ポイント

  • 体積と質量を「大きさ」と「重さ」で混同する
    → 大きい=重い、とは限らない(大きくても軽い物はある)
  • 体積は中身の詰まり具合で変わると思ってしまう
    → 体積は外側の大きさだけで決まる。スカスカでも体積は同じ。
  • 質量は場所で変わると思ってしまう
    → 質量はどこへ行っても変わらない(重さは変わる)
  • 重さ(重量)と質量を同じ意味だと思う
    → 重さは“力”、質量は“物質の量”で別物。
  • 密度が高い=体積が大きいと誤解する
    → 密度は「詰まり具合」。体積とは関係しない。
  • 同じ体積なら重さも同じだと思う
    → 木・水・鉄のように、同じ体積でも質量は大きく違う。
  • 単位を混同する(m³ と L、kg と g など)
    → 体積の単位と質量の単位は別。L は体積、kg は質量。

以上、体積と質量の違いについてお届けしました。

ありがとうございました。

  • B!