問題6~ 問題9までは選択問題 (1)(2)です。
※問題6,問題7の選択問題 (1) の2問題のうちから問題を選択し解答してくださ い。なお, 選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題1【問題 6】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
土の原位置試験に関する次の文章のの(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を,次の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 標準貫入試験は,原位置における地盤の(イ), 締まり具合または土層の構成を判 定するための(ロ)を求めるために行うものである。
(2) 平板載荷試験は,原地盤に剛な載荷板を設置して(ハ) 荷重を与え,この荷重の大きさと載荷板の沈下量との関係から (ニ) 係数や極限支持力などの地盤の変形及び支 持力特性を調べるための試験である。
(3) RI計器による土の密度試験とは, 放射性同位元素(RI)を利用して, 土の湿潤密度及び(ホ)を現場において直接測定するものである。
[語句]
バラツキ, 硬軟, N値, 圧密,水平,地盤反力,膨張, 調整, 含水比, P値,沈下量,大小,T値,垂直, 透水
【解答欄】
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| (イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
| 硬軟 |
N値 |
垂直 |
地盤反力 |
含水比 |
(1) 標準貫入試験は,原位置における地盤の硬軟, 締まり具合または土層の構成を判定する ためのN値を求めるために行うもの。なお, N値は, ボーリングロッド頭部に取付 けたノッキングブロックに63.5kg ±0.5kg の錘を76cm±1cmの高さから落下させ,サンプラーを土中に30cm貫入させた時の打撃回数であり,この値から地盤の支持力を判定する。
(2) 平板載荷試験は,原地盤に剛な載荷板を設置して垂直荷重を与え、この荷重の大きさと載荷板の沈下量との関係から地盤反力係数や極限支持力などの地盤の変形及び支持力特性を調べるための試験
(3) RI計器による土の密度試験とは, 放射性同位元素 (RI) を利用して, 土の湿潤密度及び含水比を現場において直接測定するものである。
選択問題1【問題 7】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
|建設工事における高所作業を行う場合の安全管理に関して, 労働安全衛生法上、 次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又 は数値を、次の語句又は数値から選び解答欄に記入しなさい。
(1)高さが(イ) m以上の箇所で作業を行なう場合で, 墜落により労働者に危険を及ぼ すおそれのあるときは, 足場を組立てる等の方法により(口) を設けなければならな い。
(2)高さが(イ) m以上の(ロ) の端や開口部等で, 墜落により労働者に危険を及ぼす おそれのある箇所には, (ハ), 手すり 覆い等を設けなければならない。
(3) 架設通路で墜落の危険のある箇所には,高さ(ニ) cm以上の手すり又はこれと同等以上の機能を有する設備を設けなくてはならない。
(4) つり足場又は高さが5m以上の構造の足場等の組立て等の作業については, 足場の組立て等作業主任者(ホ) を修了した者のうちから, 足場の組立て等作業主任者を選 任しなければならない。
[語句又は数値]
特別教育,囲い, 85, 作業床, 3, 待避所, 幅木, 2, 技能講習, 95,1, アンカー, 技術研修,休憩所,75
【解答欄】
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| (イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
| 2 |
作業床 |
囲い |
85 |
技能講習 |
建設工事における高所作業を行う場合の安全管理(労働安全衛生規則に規定)
(1)高さが2m以上の箇所で作業を行う場合で, 墜落により労働者に危険を及ぼすおそれの あるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。 (労働安全 衛生規則第518条 (作業床の設置等) 第1項)
(2) 高さが2m以上の作業床の端や開口部等で, 墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い, 手すり、覆い等を設けなければならない。 (同規則第519条第1項)
(3) 仮設通路で墜落の危険のある箇所には,高さ85cm以上の手すり又はこれと同等以上の 機能を有する設備を設けなくてはならない。 (同規則第552条 (架設通路) 第1項第4号イ)
(4) つり足場又は高さが5m以上の構造の足場等の組立て等の作業については, 足場の組立て等作業主任者技能講習を終了した者のうちから, 足場の組立て等作業主任者を選任しな ければならない。 (同規則第565条 (足場の組立て等作業主任者の選任)。
※問題8 問題9の選択問題 (2) の2問題のうちから1問題を選択し解答してくださ い。なお, 選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題2【問題 8】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
次の各種コンクリートの中から2つ選び、 それぞれについて打込み時又は養生時に留意する事項を解答欄に記述しなさい。
- 寒中コンクリート
- 暑中コンクリート
- マスコンクリート
【解答欄】
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コンクリート名 |
打込み時又は養生時に留意する事項 |
| (1) |
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| (2) |
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以下の中から2つえらび記述する。
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打込み時に留意する事項 |
養生時に留意する事項 |
| 寒中コンクリート |
コンクリートの練混ぜ開始から打ち込む までの時間をできるだけ短くし、コンク リートの温度の低下を防ぐ。
打込み時のコンクリート温度は、5~20 °Cの範囲に保つ。
打込み時に、鉄筋, 型枠等に氷雪が付着し ていないこと。
打継目のコンクリートが凍結している場 合には, 適当な方法で溶かした後に打ち継 ぐ。
打ち込まれたコンクリートは,露出面を外気に長時間さらさないようにする。 |
打込み後の初期に凍結しないように充分 に保護し、 特に風を防ぐ。
養生温度は、 必要な圧縮強度が得られるま で5°C以上に保つ。
コンクリートに給熱する場合, コンクリー トの急激な乾燥や局部的な加熱がないよ うにする。
施工中に予想される荷重に対して十分な 強度が得られるまで養生する。
保温養生また給熱養生を終了する際には, コンクリートの温度を急激に低下させな い。 |
| 暑中コンクリート |
打ち込みにあたり、コンクリートから給水 するおそれのある部分を湿潤状態に保つ。
直射日光を受けて高温になるおそれのあ る部分は散水, 覆いなどの適切な処置を施 す。
練混ぜ開始から打ち終わるまでの時間は1.5時間以内とする。
打込み時のコンクリート温度の上限は35 °C以下とする。 |
打ち込み終了後、速やかに養生を開始し, コンクリートの表面を乾燥から保護する。
特に気温が高く湿度が低い場合には,打 ち込み直後の急激な乾燥によってひび割 れが生じることがあるので,直射日光や風などを防ぐための処置を施す。 |
| マスコンクリート |
打ち込み区画の大きさ, リフト高さ,継目 の位置及び構造, 打継ぎ時間間隔は,実際 の施工条件に基づく温度ひび割れの照査時に想定したものを用いる。
打ち込み温度は, ワーカビリティや強度発 現に悪影響を及ぼさない範囲で、できるだけ低くなるように対策を講ずる。 |
コンクリート部材内外の温度差が大きくならないように, また部材全体の温度の降 下速度が大きくならないように, コンクリ ート温度をできるだけ緩やかに外気温に 近づける。
必要に応じてコンクリート表面を断熱性の高い材料で覆うなど保温、保護の処置をとる。 |
選択問題2【問題 9】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
下図のようなプレキャストボックスカルバートを築造する場合, 施工手 順に基づき工種名を記述し, 横線式工程表 (バーチャート)を作成し,全所要日数を求め解答欄に記述しなさい。各工種の作業日数は次のとおりとする。
- 床掘工5日
- 養生工7日
- 残土処理工1日
- 埋戻し工3日
- 据付け工3日
- 基礎砕石工3日
- 均しコンクリート工3日
ただし,床掘工と次の工種及び据付け工と次の工種はそれぞれ1日間の重複作業で行うものとする。
また、解答用紙に記載されている工種は施工手順として決められたものとする。


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バーチャートは縦軸に全体を構成する全ての部分作業 (工種)を列記し, 横軸に工期(日数)をとるので, 進捗状況が直視的に分かる。 しかし、作業間の関連および工期に影響する作業が不明確である。
【バーチャートの作成方法の種類】
- 順行法・・・施工手順に従って, 着手日から決めていく。
- 逆算法・・・竣工期日からたどって, 着手日を決める。
- 重点法・・・季節や工事条件, 契約条件等に基づき, 重点的に着手日や終了日を取り上げ, これを全工期の中のある時点に固定し, その前後を順行法又は逆算法で固め ていく。
設問における各工種の手順は以下の図のとおり。

よって全所要日数は23日となる。
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