こんなお悩みを解決します。
コンクリ―トの中性化の定義や原因について分かりやすく説明しますよー!
併せて中性化でどうなるかや、劣化のメカニズムもチェックしていきましょう。
コンクリートの中性化とは?原因やメカニズムを解説
コンクリートが中性化する原因や対策についてみていきましょう。
コンクリートの中性化とは?
まずコンクリートの中性化とは、
空気中の二酸化炭素とコンクリート中の水酸化カルシウムが反応して炭酸カルシウムになり、コンクリートのアルカリ性が低下する現象
のことです。
コンクリート構造物の耐久性における劣化機構のひとつです。
中性化のほかにも、劣化機構には凍害、塩害、アルカリシリカ反応、化学的侵食などがあります。
コンクリートの劣化機構として必ずチェックしておきましょう。
コンクリート中性化の原因は?
中性化の原因は、ずばり空気中の「二酸化炭素」です。
つまり、中性化の原因を根本的になくすことはできないということ。
二酸化炭素は目にみえないし、どうしようもないですよね。(笑)
コンクリートが中性化になるとどうなる?劣化のメカニズム
中性化の劣化のメカニズムは、中性化がすすみコンクリート内の鋼材位置まで達すると、鋼材腐食が生じます。
コンクリート内の鋼材の腐食がいったん始まってしまうと、腐食物の体積膨張により、コンクリートをひび割れやはく離させ、鋼材の腐食を引きおこします。
さらに腐食が進むと、鋼材の断面減少なども伴うようになるのです。
またコンクリートは圧縮強度に比べ、引張強度が弱いため、コンクリート補強材として鋼材をコンクリート中に埋め込まれていることが多いです。
そういうこと!
コンクリートと鋼材は切っても切れない関係なのです。
コンクリートの中性化とは?原因やメカニズムまとめ
コンクリート中性化まとめ
- コンクリートの中性化とは、二酸化炭素とコンクリート中の水酸化カルシウムが反応して炭酸カルシウムになってアルカリ性が低下する現象
- 劣化機構メカニズムとして、コンクリートで中性化が起こると、鋼材が腐食し、コンクリートにひびわれが起きる
- コンクリート中性化の原因は【二酸化炭素】
コンクリート劣化機構についてサクッとチェックしておきたい方は、コンクリート劣化機構まとめをご確認ください。
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。