1級土木過去問

令和6年・1級土木問題ANo.21~No.25

【No. 21】

鋼道路橋の架設上の留意事項に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 架設部材を横方向に移動する場合には,その両端における作業誤差が生じやすいため,移動量及び移動速度が計画量に適合しているかを施工段階ごとに確認しながら行う。

(2) 架設部材を縦方向に移動する場合には,送出し作業の安全性を高めるため,送出し勾配は,下り勾配にすることが望ましい。

(3) 曲線桁橋を吊り上げる際には,架設の各段階において,ねじれ,傾き及び転倒等が生じないように重心位置を把握し,ベント等の反力を検討する。

(4) トラス橋は,架設の最終段階でのそりの調整が難しいため,架設の各段階における上げ越し量の確認を入念に行う。

【No. 22】

鋼道路橋における溶接施工上の留意事項に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 組立溶接は,一般に,一部又は大部分が本溶接内に残留することが多いので,組立溶接に従事する溶接作業者は本溶接に従事する溶接作業者と同じ資格を有していなければならない。

(2) アンダーカットは,応力集中の主因となり腐食の促進にもつながるので,疲労の影響を受けないと考えられる継手においても,あってはならない。

(3) 溶接ビード表面のピットは,異物や水分の存在によって発生したガスの抜け穴であり,断面に考慮する突合せ溶接継手では,ビード表面にピットがあってはならない。

(4) 開先溶接及び主桁のフランジと腹板のすみ肉溶接は,原則としてエンドタブを取り付け,溶接の始端及び終端が溶接する部材上に入らないようにしなければならない。

【No. 23】

鋼道路橋における高力ボルトの締付け作業に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

(1) 高力ボルトの締付けは,連結板の中央のボルトから順次端部のボルトに向かって行い,二度締めを行うものとする。

(2) 曲げモーメントを主として受ける部材のフランジ部と腹板部とで,溶接と高力ボルト摩擦接合をそれぞれ用いるような場合には,高力ボルトの締付け完了後に溶接するのを原則とする。

(3) 回転法により締め付けた高力ボルトは,全数についてマーキングによる外観検査を行い,回転角が不足するものについては,新しいボルトに取り換えて締め直す。

(4) トルク法により締め付けたトルシア形高力ボルトは,各ボルト群の半分のボルト本数を標準として,ピンテールの切断の確認とマーキングによる外観検査を行う。

【No. 24】

コンクリート構造物の補強工法に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 鋼板接着工法は,補強後に防食等に関する維持管理が必要である。

(2) プレストレス導入工法は,適用する部材のコンクリート強度の照査が必要である。

(3) 連続繊維接着工法は,人力で施工が可能である。

(4) 免震工法は,地震時の部材の変位を小さくすることが可能である。

【No. 25】

コンクリート構造物の中性化による劣化とその特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1) 大気中の二酸化炭素による中性化は,乾燥・湿潤が繰り返される場合と比べて常時乾燥している場合の方が中性化速度は速い。

(2) 中性化と水の浸透に伴う鉄筋腐食は,乾燥・湿潤が繰り返される場合と比べて常時滞水している場合の方が腐食速度は遅い。

(3) コンクリートの中性化深さは,一般的に構造物完成後の供用年数の二乗に比例すると考えて良い。

(4) コンクリートの中性化深さを調査する場合は,フェノールフタレイン溶液をコンクリート割裂面に噴霧し,コンクリート表面から,発色が認められない範囲までの深さを測定する。

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