No.36
トンネルの山岳工法における施工時の観察・計測に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 観察・計測の目的は, 施工中に切羽の状況や既施工区間の支保部材, 周辺地山の安全性を確認し、現場の実情にあった設計に修正して、工事の安全性と経済性を確保することである。
- 観察・計測の項目には、坑内からの切羽の観察調査, 内空変位測定, 天端沈下測定や, 坑外からの地表等の観察調査, 地表面沈下測定等がある。
- 観察調査結果や変位計測結果は, 施工中のトンネルの現状を把握して、支保パターンの変更等施工に反映するために、速やかに整理しなければならない。
- 変位計測の測定頻度は, 地山と支保工の挙動の経時変化ならびに経距変化が把握できるように, 掘削前後は疎に, 切羽が離れるに従って密になるように設定しなければならない。
No.37
海岸保全施設の養浜の施工に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 養浜材に浚渫土砂等の混合粒径土砂を効果的に用いる場合や, シルト分による海域への濁りの発生を抑えるためには, あらかじめ投入土砂の粒度組成を調整することが望ましい。
- 投入する土砂の養浜効果には投入土砂の粒径が重要であり, 養浜場所にある砂よりも粗な粒径を用いた場合, その平衡勾配が小さいため沖合部の保全効果が期待できる。
- 養浜の施工においては, 陸上であらかじめ汚濁の発生源となるシルト, 有機物, ゴミ等を養浜材から取り除く等の汚濁の発生防止に努める必要がある。
- 養浜の陸上施工においては, 工事用車両の搬入路の確保や, 投入する養浜砂の背後地への飛散等, 周辺への影響について十分検討し施工する。
No.38
離岸堤の施工に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 開口部や堤端部は, 施工後の波浪によってかなり洗掘されることがあり, 計画の1基分はなるべくまとめて施工する。
- 離岸堤を砕波帯付近に設置する場合は, 沈下対策を講じる必要があり, 従来の施工例からみれば捨石工よりもマット, シート類を用いる方が優れている。
- 離岸堤を大水深に設置する場合は, 沈下の影響は比較的少ないが, 荒天時に一気に沈下する恐れもあるので, 容易に補強や嵩上げが可能な工法を選ぶ等の配慮が必要である。
- 離岸堤の施工順序は, 侵食区域の上手側(漂砂供給源に近い側)から設置すると下手側の侵食の傾向を増長させることになるので, 下手側から着手し, 順次上手に施工する。
No.39
港湾における浚渫工事のための事前調査に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 浚渫工事の浚渫能力が, 土砂の硬さや強さ, 締り具合や粒の粗さ等に大きく影響することから, 土質調査としては, 一般に粒度分析, 平板載荷試験, 標準貫入試験を実施する。
- 水深の深い場所での深浅測量は音響測深機による場合が多く、連続的な記録が取れる利点があるが, 海底の状況をよりきめ細かく測深する場合には未測深幅を狭くする必要がある。
- 水質調査の目的は, 海水汚濁の原因が, バックグラウンド値か浚渫による濁りか確認するために実施するもので, 事前及び浚渫中の調査が必要である。
- 磁気探査を行った結果, 一定値以上の磁気反応を示す異常点がある場合は, その位置を求め潜水探査を実施する。
No.40
水中コンクリートに関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 水中コンクリートの打込みは、茶と接触する部分のコンクリートの材料分離を極力少なくするため, 打込み中はトレミー及びポンプの先端を固定しなければならない。
- 水中不分離性コンクリートは, 水中落下させても信頼性の高い性能を有しているが, トレミー及びポンプの筒先は打込まれたコンクリートに埋め込んだ状態で打ち込むことが望ましい。
- 水中不分離性コンクリートをポンプ圧送する場合は, 通常のコンクリートに比べて圧送圧力は小さく, 打込み速度は速くなるので注意を要する。
- 水中コンクリートの打込みは, 特上がりの表面をなるべく水平に保ちながら所定の高さ又は水面上に達するまで, 連続して打ち込まなければならない。
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