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1級土木・令和7年・問題ANo.17~No.20

No.17

道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)ケーソン基礎は,沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を小さくできるよう構造的な配慮が行われることから,水底の支持層まで沈設し,原則として基礎底面のみで支持する。

(2)摩擦杭基礎は,長期的な鉛直支持について十分検討を行い,周面摩擦力と基礎底面の支持力により所要の支持力が得られるように根入れ深さを確保する必要がある。

(3)直接基礎の支持層は,砂層及び砂礫層においては十分な強度が,粘性土層では圧密のおそれのない良質な層が,それぞれ必要である。

(4)鋼管矢板基礎は,打込み工法,又は中掘り工法による先端支持とし,また井筒部の下端拘束を地盤により期待する構造体であるため,支持層への根入れが必要となる。

解答2

摩擦杭は「周面摩擦」が主であり,基礎底面の支持力は基本的に期待しない

No.18

鋼管杭の現場溶接の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

(1)現場溶接施工に先立って,継手部の錆,土,油等はワイヤブラシ,グラインダ等を用いて除去し,水分はそのまま残しておく。

(2)現場溶接施工に先立って,上杭と下杭の軸線の位置をずらしながら,目違い,ルート間隙等のチェック及び修正を行う。

(3)溶接継手は,断面の強度,剛性及び形状を考慮するとともに,施工性にも配慮した構造とするため,一般に半自動溶接法によることが多い。

(4)現場溶接完了後の有害な外部欠陥は,内部によって溶接部の割れ,溶け落ち等の有害な欠陥をすべての溶接部について確認し,内部の傷も同様に肉眼で確認する。

解答3

(1)  水分は残さない(乾燥させる必要あり)

(2)  軸線は一致させるのが基本(ずらすはNG)

(3)記述のとおり

(4) 内部欠陥は非破壊検査(UTなど)で確認(肉眼では不可)

No.19

場所打ち杭工法の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)オールケーシング工法では,ケーシングチューブを引き抜く際に,コンクリートの天端が下がるので,あらかじめ下がり量を考慮し,流動性の低いコンクリートを使用する。

(2)オールケーシング工法では,コンクリート打込み中は,ケーシングチューブの先端も一般にコンクリート上面から所定の深さ以上挿入する。

(3)リバース工法では,安定液のように粘性のあるものを使用しないため,泥水循環において粗粒子の沈降が期待でき,一次沈殿処理により泥水中のスライムはほとんど処理できる。

(4)リバース工法では,スタンドパイプ内の土砂をハンマグラブで除去するが,ハンマグラブによる掘削がスタンドパイプより先行すると地盤を緩めたり崩壊させたりする。

解答1

(1) 流動性の高いコンクリートを使用→ 天端低下を防ぐため、ワーカビリティ確保が重要

No.20

軽量土留め工の特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。

(1)控え杭タイロッド式土留めは,背面地盤に控え杭を設置し,土留め壁とタイロッドでつなぐ工法で,掘削周辺に控え杭やタイロッドを設置するための敷地が必要となる。

(2)アンカー式土留めは,掘削周辺地盤中に定着させた土留めアンカーと掘削側の地盤の抵抗により土留め壁を支持する工法で,掘削周辺に地下埋設物があると適用は困難である。

(3)切梁式土留めは,支保工と掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支持する工法で,現場状況に応じて支保工の数量や配置を変更できる。

(4)自立式土留めは,主として掘削側の地盤の抵抗により土留め壁を支持する工法で,支保工がないため土留め壁の変形は小さく,軟弱地盤や深い掘削に適用できる。

解答4

自立式は変形が大きくなりやすいため浅い掘削・良好地盤向け

→ 軟弱地盤・深掘削には不適

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