問題6~問題9までは選択問題 (1)(2)です。
※問題6,問題7の選択問題 (1)の2問題のうちから1問題を選択し解答してください。
なお,選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題1【問題 6】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
盛土の施工に関する次の文章の(イ)~ (ホ) に当てはまる適切な語句を,次の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 敷均しは,盛土を均一に締め固めるために最も重要な作業であり(イ)でていねいに敷均しを行えば均一でよく締まった盛土を築造することができる。
(2) 盛土材料の含水量の調節は、材料の(ロ) 含水比が締固め時に規定される施工含水比の範囲内にない場合にその範囲に入るよう調節するもので, 曝気乾燥, トレンチ掘 削による含水比の低下, 散水等の方法がとられる。
(3) 締固めの目的として, 盛土法面の安定や土の(ハ)の増加等,土の構造物として必要な(ニ)が得られるようにすることがあげられる。
(4) 最適含水比, 最大(ホ)に締め固められた土は, その締固めの条件のもとでは土の間隙が最小である。
[語句]
塑性限界, 収縮性, 乾燥密度, 薄層,最小,湿潤密度,支持力, 高まき出し, 最大,砕石, 強度特性,飽和度,流動性, 透水性, 自然
【解答欄】
| (イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
| 薄層 |
自然 |
支持力 |
強度特性 |
乾燥密度 |
(1)(2)(3)記述のとおり
(4) 最適含水比とは、ある一定のエネルギーにおいて最も効率よく土を密に することのできる含水比をいい,そのときの乾燥密度を最大乾燥密度という。
選択問題1【問題 7】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
鉄筋の組立・型枠及び型枠支保工の品質管理に関する次の文章の の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を次の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 鉄筋の継手箇所は, 構造上弱点になりやすいため,できるだけ, 大きな荷重がかかる位置を避け,(イ)の断面に集めないようにする。
(2) 鉄筋の(ロ)を確保するためのスペーサは,版 (スラブ) 及び梁部ではコンクリート製やモルタル製を用いる。
(3) 型枠は,外部からかかる荷重やコンクリートの(ハ)に対し,十分な強度と剛性を有しなければならない。
(4)版 (スラブ) の型枠支保工は, 施工時及び完成後のコンクリートの自重による沈下や変形を想定して、 適切な(ニ)をしておかなければならない。
(5) 型枠及び型枠支保工を取り外す順序は,比較的荷重を受けにくい部分をまず取り外し、その後残りの重要な部分を取り外すので、 梁部では(ホ)が最後となる。
[語句]
負圧,相互,妻面,千鳥,側面,底面,側圧,同一, 水圧, 上げ越し,口径,下げ止め,応力,下げ越し, かぶり
| (イ) |
(口) |
(ハ) |
(二) |
(ホ) |
| 同一 |
かぶり |
側圧 |
上げ越し |
底面 |
(1) 記述のとおり。継手位置を軸方向に相互にずらす距離は, 継手の長さに鉄筋直径の25倍を加えた長さ以上を標準とする。
(2)(3)(4)記述のとおり。
(5) 型枠及び型枠支保工を取り外す順序は,比較的荷重を受けにくい部分をまず取り外し、 その後残りの重要な部分を取り外すので,梁部では底面が最後となる。
なお, 型枠及び支 保工を取り外してよい時期のコンクリートの圧縮強度の参考値は次のとおり。
| 部材面の種類 |
例 |
コンクリートの圧縮強度(N/mm²) |
| 厚い部材の鉛直又は鉛直に近い面, 傾いた上面,小 さいアーチの外面 |
フーチングの側面 |
3.5 |
| 薄い部材の鉛直又は鉛直に近い面
45° より急な傾 きの下面, 小さいアーチの内面 |
柱、壁、梁の側面 |
5.0 |
| 橋, 建物等のスラブおよび梁, 45° より緩い傾きの下面 |
スラブ, 梁の底面,アーチの内面 |
14.0 |
※問題8 問題9の選択問題 (2) の2問題のうちから1問題を選択し解答してください。 なお, 選択した問題は, 解答用紙の選択欄に○印を必ず記入してください。
選択問題2【問題 8】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
下図のような道路上で工事用掘削機械を使用してガス管更新工事を行う場合, 架空線損傷事故を防止するために配慮すべき具体的な安全対策について2つ, 解答欄に記述しなさい。
【解答欄】
以下を参考に記述する。
- 施工に先立ち、 現地調査を実施し, 種類, 位置 (場所, 高さ等) 及び管理者を確認する。
- 必要に応じて,管理者に施工方法の確認や立会いを求める。
- 架空線への防護カバーを設置する。
- 架空線の位置を明示する看板等を設置する。
- 建設機械のブーム等の旋回 立入り禁止区域等を設定する。
- 架空線等と機械,工具, 材料等について安全な離隔を確保する。
- 建設機械, ダンプトラック等のオペレータ, 運転手に対し, 工事現場区域及び工事用道路内の架空線の種類, 位置 (場所, 高さ等) を連絡する。
- ダンプトラックのダンプアップ状態での移動 走行の禁止や、 建設機械のブーム等の旋回立ち入り禁止区域等について周知徹底する。
- 措置を講ずることが著しく困難なときは,監視人を置き,作業を監視させる。
選択問題2【問題 9】2級土木施工管理技士★過去問(第二次検定)
建設工事において用いる次の工程表の特徴について, それぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。ただし、解答欄の(例) と同一内容は不可とする。
(1) ネットワーク式工程表
(2) 横線式工程表
【解答欄】※解答例省略
| (1) ネットワーク式工程表 |
|
| (2) 横線式工程表 |
|
以下を参考に記述する。
(1)ネットワーク式工程表
- ネットワーク式工程表は,各作業の日数を明らかにし, 各作業を施工順序に従って矢印でつないだ工程表である。各作業の相互関連と工事全体が明確であり, 1つの作業の遅れや変化が工事全体の工期に与える影響を把握しやすい。
- ネットワーク式工程表は,各作業の進捗状況及び他作業への影響や全体工期に対する影響を把握でき,どの作業を重点管理すべきか明確にできる。
- ネットワーク式工程表は,各作業の所要日数と他の作業との順序関係を表した図表で,時 間的に余裕のないクリティカルパスや、各作業の余裕日数などが明らかになる。 精度の高い工程管理が可能であり, 各工事間の調整が円滑にできる。
(2)横線式工程表
- 横線式工程表には, バーチャートとガントチャートがあり、いずれも縦軸に部分作業をとるが,横軸はバーチャートは工期 (日数), ガントチャートは各工種の作業の達成率を取り棒グラフで表している。
- バーチャートは縦軸に工事を構成する全ての部分作業 (工種)を列記し, 横軸に工期(日数)をとって作成する工程表である。 作業の流れが左から右へ移行しているので進捗状況が直視的にわかり, 作業間の関連も漠然とわかるが, 工期に影響する作業は不明確である。
- ガントチャートは,縦軸に工事を構成する部分作業, 横軸に各工種の作業の達成率を100 %で示した工程表である。 各作業の進捗率は一目でわかるが, 日数の把握は困難である。
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