2級土木・令和3年後期一次No.26~No.31
No. 26
ケーソン式混成堤の施工に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 据え付けたケーソンは,すぐに内部に中詰めを行って, ケーソンの質量を増し、安 定性を高める。
- ケーソンのそれぞれの隔壁には, えい航,浮上, 沈設を行うため, 水位を調整しや すいように、通水孔を設ける。
- 中詰め後は, 波によって中詰め材が洗い出されないように, ケーソンの蓋となるコ ンクリートを打設する。
- ケーソンの据付けにおいては, 注水を開始した後は, 中断することなく注水を連続して行い、 速やかに据え付ける。
No. 27
鉄道工事における道床バラストに関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 道床の役割は,マクラギから受ける圧力を均等に広く路盤に伝えることや, 排水を良好にすることである。
- 道床に用いるバラストは, 単位容積重量や安息角が小さく, 吸水率が大きい, 適当な粒径, 粒度を持つ材料を使用する。
- 道床バラストに砕石が用いられる理由は,荷重の分布効果に優れ,マクラギの移動を抑える抵抗力が大きいためである。
- 道床バラストを貯蔵する場合は,大小粒が分離ならびに異物が混入しないようにしなければならない。
No. 28
鉄道営業線における建築限界と車両限界に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
- 建築限界とは,建造物等が入ってはならない空間を示すものである。
- 曲線区間における建築限界は,車両の偏いに応じて縮小しなければならない。
- 車両限界とは,車両が超えてはならない空間を示すものである。
- 建築限界は,車両限界の外側に最小限必要な余裕空間を確保したものである。
No.29
シールド工法に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- シールドのフード部には、切削機構を備えている。
- シールドのガーダー部には, シールドを推進させるジャッキを備えている。
- シールドのテール部には、覆工作業ができる機構を備えている。
- フード部とガーダー部がスキンプレートで仕切られたシールドを密閉型シールドという。
No.30
上水道の導水管や排水管の特徴に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- ステンレス鋼管は、強度が大きく、耐久性があり, ライニングや塗装が必要である。
- ダクタイル鋳鉄管は、強度が大きく、耐腐食性があり, 衝撃に強く, 施工性がよい。
- 硬質塩化ビニル管は,耐腐食性や耐電食性にすぐれ, 質量が小さく加工性がよい。
- 鋼管は,強度が大きく, 強靭性があり, 衝撃に強く, 加工性がよい。
No. 31
下水道管渠の剛性管における基礎工の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
- 礫混じり土及び礫混じり砂の硬質土の地盤では,砂基礎が用いられる。
- シルト及び有機質土の軟弱土の地盤では, コンクリート基礎が用いられる。
- 地盤が軟弱な場合や土質が不均質な場合には, はしご胴木基礎が用いられる。
- 非常に緩いシルト及び有機質土の極軟弱土の地盤では, 砕石基礎が用いられる。
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