※この記事はプロモーションを含みます。
実地試験の勉強をしようとすると、どう勉強すればよいかわからず悩みますよね。
今回の記事内容は、土木施工管理技士の実地試験解答例【出来形管理】編です。
コピペOKなので、経験記述を書くときの参考にしてもらえればうれしいです。
この記事を書いている人
- 元公務員の土木ブロガー💻
- 国立大学★土木工学科卒業
- 某県庁の公務員土木職として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 今はブログで土木施工管理技士や土木知識をメインにさまざまな情報を発信しています。
- ココナラで土木施工管理技士の経験記述の添削サービス実施中!
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
経験記述【出来形管理】1級土木&2級土木施工管理技士の実地試験対策
それでは【出来形管理】での経験記述解答例を見ていきましょう。
とくに2級土木施工管理技士を受験する人は、過去に出題されたことがあるので要チェックです。
【設問1】
設問1では、自分が経験した工事の基本的な情報を書くことになります。もちろん本番では何も見てはいけないので、しっかり暗記して書けるようにしておきましょう。
(1)工事名
工事名:○○地区汚染幹線管渠布設工事(△△工区)
工事名は、略さずに正式名称で書きましょう。
(2)工事内容
- 発注者名:○○町建設部上下水道課
- 工事場所:××県△△郡○○町○○地内
- 工期:令和元年9月15日~令和2年2月20日
- 主な工種:管路布設工、マンホール設置工
- 施工量:管路布設工(VUφ200)L=258m、マンホール設置工N=9基、取り出し工N=21カ所
工事内容もできるだけくわしく書いてください。
工事場所は~地内、工期は日にちまで正確に、施工量は延長やボリュームまで書きましょう。
(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場
立場:現場代理人or工事主任or発注者側現場監督員など
立場が変われば、文章の書き方も変わります。
たとえば、
現場代理人や工事主任⇒「~のように施工した」「~実施した」
発注者側現場監督員⇒「~のように施工することを指示した」
となります。
あなたの立場から、工事でどのように対応や処置をおこなったかを採点のポイントとしています。
【設問2】
設問2では自分が工事をしたときの技術的課題、その課題を解決するための検討、そして対応処置について書いていきます。
- 具体的は現場状況と特に留意した技術的課題
- 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
- 技術的課題に対して現場で実施した対応処置
基本的に、行はすべて埋めるように書くようにしましょう。
具体的は現場状況と特に留意した技術的課題
最初の2~3行で工事の概要を説明し、3行目以降で生じた現場の状況を記述、最後の1~2行で留意した技術的課題を記述します。
解答例)
本工事は、交通量の比較的多い幅員7mの国道の歩道部に、延長260mの汚染管を布設し、マンホール工及び取出し工を施工する下水道工事であった。
近くには、1級河川○○川が流れており、現場周辺は扇状地に位置するため、粘性土地盤が広く分布し、地下水位も比較的高い地域であった。
従って、地盤の不同沈下が予想され、非常に緩やかな管路設計勾配の3パーミルを全延長にわたって確保すること、9基あるマンホールの基準高さを設計どおり確保することが大きな課題であった。
技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
検討理由や内容は、番号をつけると分かりやすく、採点する人に伝わりやすくなります。
解答例)
管路勾配と、マンホールの基準高確保のため、次の事項について検討した。
①丁張間隔は、当初10mに1カ所を予定していたが、VU管の定尺長4mを基準にして8m間隔とし、管の先端と後端での高さ確認も併用することを検討した。
②管路の砂基礎の材料は設計で山砂になっていたが、当地区の山砂はシルト分が多いため、良質な川砂への変更を検討した。
③マンホール位置での試掘の結果、3基に相当する箇所が、1m程度の軟弱層を挟んでいることが判明した。安定処理、置き換え、丸太杭基礎について対比し、最適な工法選定について発注者と協議を行うこととした。
そしてマンホール底版の基準高の規格値は設計値±30mmであるが、多少の沈下を打ち消すため、プラス側の社内管理基準の採用を検討した。
上記において、軟弱層対策は工法の比較検討の結果、施工性・経済性等から1.5mの松丸太4本による杭基礎を提案することとし、他の対策と併せて実施を決定した。
技術的課題に対して現場で実施した対応処置
最初の1行は「以上の検討結果に基づいて、下記の対応処置を実施した。」という感じで書きはじめ、1行を埋めます。
2行目から検討した内容に対応させて番号をつけ、検討した結果について簡潔に記述する。最後の1行で、課題が解決した旨について「上記の処置を実施した結果~~~。」というふうに結果をまとめます。
数値を入れるとよりリアルに現場のことが伝わります。
文章の中に規格値や設計値を入れるのがポイントです。
解答例)
以上の検討結果について、本工事においては次のような対応処置を実施した。
①丁張を8m間隔に設置し、この位置での水糸からの下がり検測、管長4m毎の管両端のレベルによる高さ確認を実施した。
②発注者との協議の上、砂基礎の使用材料を山砂から川砂に変更し、締固めを入念に行った。
③発注者の承諾を得て、マンホールの基礎を松丸太杭とし、底版の基準高を0~+20mmで管理した。
これらの処置により、設置管路勾配及びマンホール底版の基準高(設計値+3~+15mm)を確保し、所定の出来形とすることができた。
また動画ではポイントなどを解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
1級土木&2級土木施工管理技士の実地試験(第二次検定)の勉強方法は?
実地試験(第二次検定)の内容は以下の通りです。
①経験記述(品質管理・工程管理・安全管理・出来形管理・施工計画・環境保全・建設副産物対策)のうち、指定されたものについて、自分の経験した工事で記述します。
何が指定されるかわからないので、毎年予想大会が開かれます…。
②土木知識の記述問題
- 問2~問6の5問のうち3問選択し回答する。
- 問7~問11の5問のうち3問選択し回答する。
実地試験(第二次検定)はすべて筆記です。
マークシートじゃないので、勘が使えないところも痛手…。
実地試験(第2次検定)は合格率も30~40%となっており、簡単に合格できるとはいえません。
しかし、きちんと経験記述や土木知識の内容をまとめて勉強しておけば、合格できますので頑張りましょう!
経験記述について
①経験記述については、自分の経験した工事をまとめてから、ひたすら書けるように練習します。
誤字脱字などもないようにしましょう!
また汚くても、文字はていねいに書くことをおすすめします。
土木知識の記述問題について
②土木知識の記述問題については、一次試験だったマークシートの応用問題です。
土木知識を筆記で書けるようにしておくことが大切です。
過去問を一通りやってから、参考書などを使って自分なりの文章でまとめて、くり返し読んだり書いたりして覚えることをおすすめします。
おすすめの過去問や参考書についてまとめた記事がありますので、くわしくはそちらをご覧ください。
1級土木&2級土木施工管理技士の勉強において、経験記述の独学はおすすめしない
まずは解答例や例文をみながら、自分の工事をまとめてましょう。
経験記述のポイントなどについては別記事でくわしく書いていますのでそちらをご覧ください。
そして経験記述は論文試験なので、必ず自分ではないだれかに添削を受けてください。(できれば添削のプロ)
そんな人には、土木施工管理技士の経験記述を作文代行してくれるサービスがあります。
別の記事でくわしく書いていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
1級&2級土木施工管理技士の合格を目指すなら【独学サポート事務局】
いっぽう、添削【だけ】なら、ココナラ
土木施工管理技士の経験記述ていねいに添削します 1級&2級土木施工管理技士経験記述の添削サービス!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://coconala.com/js/coconala_widget.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document,'script','coconala-wjs');
【ちゃんさと技師】で検索してみてくださいね~
経験記述【出来形管理】1級土木&2級土木施工管理技士の実地試験対策まとめ
この記事の内容をまとめるとこんな感じです。
まとめ
今回は以上です。
土木施工管理技士の実地試験(第二次検定)、がんばってください!
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。