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ビオトープとは?わかりやすく簡単に意味や定義をていねい解説

ビオトープ(biotope)とは、特定の生物が生存可能となる環境条件を整えた空間のこと!

土木分野においては、河川や公園などの環境整備の際に取り入れられる考え方のひとつです。(環境工学)

また最近では、メダカの水槽や庭などの環境を整える意味で「ビオトープ」という言葉が使われるようになりました。

そんなわけで今回のテーマは【ビオトープ】

定義や意味を簡単にわかりやすく解説していきます!

記事の内容はもくじ(項目)から確認、または読みたい項目へジャンプしてくださいね 😉

 

ビオトープとは?わかりやすく簡単に意味や定義をていねい解説

ビオトープの意味とは、【特定の生物が生存可能となる環境条件を整えた空間】を指します。

語源はギリシア語の「bio(命、生命)+topos(場所)」で造語です。(英語ではbiotope)

例えば、ホタルなどが生息できるように、川を清掃したり植物を植えたりして環境を整えることも立派なビオトープです。

また最近では、メダカの水槽に水草を増やしたり、庭に樹木や花を植えたりすることも「ビオトープ」と呼ばれ、一般的に知られるようになりました。

 

ビオトープの作り方(水槽×庭×河川×公園)

ビオトープの作り方について、代表的なものをまとめてみました。

工夫すれば、生物が住みやすく生息できる空間を簡単につくりだすことができます。

ぜひ身近なところからチャレンジしてみてください。

ビオトープ
事例 作り方
メダカの水槽 水草:メダカや貝に酸素を供給&水の浄化能力あり

底土:良質なバクテリアが住む場所&水をキレイにする効果もあり

タニシなどの貝:コケやメダカの食べ残しを片づける

水生植物:浮草を入れるとメダカの産卵床にもなる(ホテイソウ、マツモなど)、スイレン→おしゃれ

自宅の庭やベランダ 植物や樹木を植える

池や睡蓮鉢などに水生植物を植えたり金魚を飼う

ビオトープで飼いやすい生物(鯉やタナゴ、クチボソやハヤなどのコイ科の魚)

※夏の高水温や冬の低水温にも耐えられ、気温の変化が極端でない地域であることが条件

ホタルが住める川 ホタルに合った土の選定:栄養が豊富なやわらかい土

エサとなるカワニナ(巻貝)のいるおだやかな清流(流速減)

産卵できる水苔、さなぎになるための土草がある場所

緑が多く生物が住みやすい公園 ハゼやモツゴ、ヤゴなどの水生生物が住める池づくり

植物や樹木の維持管理

池内の定期的な清掃

外来種(ウシガエルやアメリカザリガニ)の捕獲(駆除)

また特に子供たちにとっては、自然の大切さや生き物への関心を高めるためにも「ビオトープ」の考え方はとても大切な知識となるでしょう。

 

ビオトープ管理士について

ビオトープ管理士とは、自然と伝統が共存した美しいまちづくり・国づくりを行う専門家のひとりです。

生きものに関する知識だけではなく、法律、技術、倫理観、評価力、応用力といった幅広い能力が求められます。

(公財)日本生態系協会が運営・実施しており、環境省や国土交通省、農林水産省、各自治体などでも入札条件や技術者の評価基準として採用されている資格です。

受験の内容はざっくりまとめると以下のとおり!

ビオトープ管理士にはビオトープ計画管理士とビオトープ施工管理士の2種類があります。

ビオトープ管理士
ビオトープ計画管理士(1級・2級) ビオトープ施工管理士(1級・2級)
受験申込受付期間

6月上旬から9月下旬

筆記試験実施日

例年11月上旬

口述試験実施日

例年1月下旬

とくに1級は受験資格に条件がありますので注意しましょう。

さらにくわしくは(公財)日本生態系協会の公式サイトおよび受験の手引きをご確認ください。

 

またビオトープ管理士はさまざまな職種で活躍しています。

ビオトープ管理士

  1. 環境コンサルタント業
  2. 土木・建設・建築業
  3. 造園業
  4. 農林水産業
  5. 教育研究期間
  6. 公益団体、市民団体

環境調査業務や環境・生物に配慮した施工、地域性を活かした庭づくりなど、SDGsの目標達成のため、益々ビオトープ管理士の活躍の場は広がっています。

SDGsとは環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を2030年までに解決していこう!という計画・目標のこと(持続可能な開発目標)

※「持続可能な」という部分は、人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できることを意味しているよ

ビオトープとは?わかりやすく簡単に意味や定義まとめ

ビオトープの意味とは、【特定の生物が生存可能となる環境条件を整えた空間】を指す

語源はギリシア語の「bio(命、生命)+topos(場所)」で造語(英語ではbiotope)

ビオトープ
事例 作り方
メダカの水槽 水草:メダカや貝に酸素を供給&水の浄化能力あり

底土:良質なバクテリアが住む場所&水をキレイにする効果もあり

タニシなどの貝:コケやメダカの食べ残しを片づける

水生植物:浮草を入れるとメダカの産卵床にもなる(ホテイソウ、マツモなど)、スイレン→おしゃれ

自宅の庭やベランダ 植物や樹木を植える

池や睡蓮鉢などに水生植物を植えたり金魚を飼う

ビオトープで飼いやすい生物(鯉やタナゴ、クチボソやハヤなどのコイ科の魚)

※夏の高水温や冬の低水温にも耐えられ、気温の変化が極端でない地域であることが条件

ホタルが住める川 ホタルに合った土の選定:栄養が豊富なやわらかい土

エサとなるカワニナ(巻貝)のいるおだやかな清流(流速減)

産卵できる水苔、さなぎになるための土草がある場所

緑が多く生物が住みやすい公園 ハゼやモツゴ、ヤゴなどの水生生物が住める池づくり

植物や樹木の維持管理

池内の定期的な清掃

外来種(ウシガエルやアメリカザリガニ)の捕獲(駆除)

以上です。

ありがとうございました。

 

この記事を書いた人

名前:ちゃんさと
  • 元公務員(土木職)の土木ブロガー💻
  • 国立大学★土木工学科卒業(学士)
  • 大学卒業後、某県庁の地方公務員(土木職)に合格!7年間はたらいた経験をもつ
  • 現場監督・施工管理の経験あり
  • 1級土木施工管理技士・危険物取扱者(乙)・玉掛け等の資格もち
  • ブログで土木、土木施工管理技士の勉強方法や土木知識をメインにさまざまな情報を発信
  • 書籍【土木技術者のための土木施工管理の基礎】好評発売中!
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