【No.12】
鋼材の溶接継手に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 溶接を行う部分は, 溶接に有害な黒皮, さび, 塗料, 油等があってはならない。
- 溶接を行う場合には, 溶接線近傍を十分に乾燥させる。
- 応力を伝える溶接継手には, 完全溶込み開先溶接を用いてはならない。
- 開発溶接では, 溶接欠陥が生じやすいのでエンドタブを取り付けて溶接する。
解答3
1.溶接面にさびや油分等があると、密着せずに欠陥溶接となるおそれがある。
2.乾燥させることで被覆に吸着した水分を除去し、欠陥の発生や溶接作業性の劣化を防止する。
3.応力を伝える溶接継手には, 完全溶込み開先溶接, 部分溶込み開先溶接, 連続すみ肉溶接を用いる。
4.エンドタブとは、溶接線の端部に取り付ける補助板のこと。
【No.13】
鋼道路橋に用いる高力ボルトに関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 高力ボルトの軸力の導入は, ナットを回して行うことを原則とする。
- 高力ボルトの締付けは, 蓮結板の端部のボルトから順次中央のボルトに向かって行う。
- 高力ボルトの長さは, 部材を十分に締め付けられるものとしなければならない。
- 高力ボルトの摩擦接合は, ボルトの締付けで生じる部材相互の摩擦力で応力を伝達する。
解答2
1.記述のとおり
2.高力ボルトの締付けは、群の中央部より周辺に向かう順序で行う。端部から締付けた場合、連結板に膨らみが生じ、密着性が確保できないおそれがある。
3.4.記述のとおり
【No.14】
コンクリートに関する次の用語のうち, 劣化機構に該当しないものはどれか。
- 塩害
- ブリーディング
- アルカリシリカ反応
- 凍害
解答2
1.塩害とは、外部からの塩化物イオンの侵入、またはコンクリート中の内在塩分により鉄筋の不導体被膜が破壊され、鉄筋が腐食することで膨張し、コンクリートにひび割れが生じる現象
2.ブリーディングとはコンクリートを打設後、コンクリート表面に水が浮き上がる現象であり, コンクリートの劣化機構には該当しない。
3.アルカリシリカ反応(ASR)とはコンクリート骨材中のシリカ分がコンクリート中のアルカリ分と反応し、生成されたシリカゲルが吸水膨張することでひび割れが発生する現象である。
4.凍害とは、コンクリート中の水分が凍結するときの膨張圧力により発生し、凍結、融解を繰り返すことでコンクリートが徐々に劣化する現象である。
劣化形態として、ポップアウト、微細ひび割れ、スケーリングなどがある。
【No.15】
河川堤防に用いる土質材料に関する次の記述のうち, 適当でないものはどれか。
- 堤体の安定に支障を及ぼすような圧縮 変形や膨張性がない材料がよい。
- 浸水, 乾燥等の環境変化に対して, 法すべりやクラック等が生じにくい材料がよい。
- 締固めが十分行われるために単一な粒径の材料がよい。
- 河川水の浸透に対して, できるだけ不透水性の材料がよい。
解答3
1.2.記述のとおり
3.単一な粒形では空隙が増え、高い密度を与える粒度分布とならない。
4.記述のとおり
【No.16】
河川護岸に関する次の記述のうち, 適当なものはどれか。
- 高水護岸は, 高水時に表法面, 天端, 裏法面の堤防全体を保護するものである。
- 法覆工は, 堤防の法面をコンクリートブロック等で被覆し保護するものである。
- 基礎は, 根固工を支える基礎であり, 洗掘に対して保護するものである。
- 小口止工は, 河川の流水方向の一定区間ごとに設けられ, 護岸を保護するものである。
解答2
1.高水護岸とは、高水時に堤防の表法面を保護するもの。堤防全体の保護ではない。
2.記述のとおりコンクリートブロックの他に植生、石張(積)、コンクリート法枠、蛇かご等が使用される。
3.基礎工は、法覆工を支えるもの。根固工は河床の洗堀防止のために設置される施設である。
4.小口止工は法覆工の小口(端部)を保護するもの。構造・勾配の異なる法覆工の小口処理を行う場合に設置する。
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