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1級土木・令和5年二次No.4~No.7

選択問題1【問題4】

切土法面の施工時における排水対策に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を解答欄に記述しなさい。

(1) 切土法面は気象条件によって種々の影響を受けるが,最も多いのは雨水の流下による

(イ)であり、集排水が十分であれば法面損傷防止に役立つ。

(2) 地山の崩壊は,ほとんどが不完全な排水処理によって生じているので,排水工の位置を決定する場合には十分な(ロ)が必要である。

(3)(ハ)の水位が高い切土部では、切土の各段階毎にその水位を下げるため, (ハ)のある側に十分な深さの(ニ)を設けることが望ましい。

(4)切土部の地質は,工事前の調査のみでは完全に把握できないので,切土作業中にも地質や(ホ)の状況を注意して観察し, 排水工や法面保護工の必要性の有無を常に考えながら,対応策をとることが大切である。

【解答欄】

(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
浸食 現地踏査 地下水 トレンチ 湧水

(1) 切土法面は気象条件によって種々の影響を受けるが,最も多いのは雨水の流下による浸食であり、集排水が十分であれば法面損傷防止に役立つ。

(2) 地山の崩壊は,ほとんどが不完全な排水処理によって生じているので,排水工の位置を決定する場合には十分な現地踏査が必要である。

(3)地下水の水位が高い切土部では、切土の各段階毎にその水位を下げるため, 現地踏査のある側に十分な深さのトレンチを設けることが望ましい。

(4)切土部の地質は,工事前の調査のみでは完全に把握できないので,切土作業中にも地質や湧水の状況を注意して観察し, 排水工や法面保護工の必要性の有無を常に考えながら,対応策をとることが大切である。

 

 

選択問題1【問題5】

コンクリートの運搬、打込み、締固めに関する次の文章の(イ)~ (ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。

(1)コンクリートを練り混ぜてから打ち終わるまでの時間は, 外気温が25℃以下のとき(イ) 時間以内とする。

(2)コンクリートを2層以上に分けて打ち込む場合, (ロ)が発生しないよう許容打重ね時間間隔を外気温25℃以下では2.5時間以内とする。

(3)梁のコンクリートが柱のコンクリートと連続している場合には,柱のコンクリートの(ハ)がほぼ終了してから、梁のコンクリートを打ち込む。

(4)棒状バイブレータは, コンクリートの(ニ)の原因となる横移動を目的として使用してはならない。

(5)コンクリートをいったん締め固めた後, (ホ)を適切な時期に行うことによって, コンクリート中にできた空隙や余剰水を少なくすることができる。

 

【解答欄】

(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
コールドジョイント 沈下 材料分離 再振動

(1)コンクリートを練り混ぜてから打ち終わるまでの時間は, 外気温が25℃以下のとき時間以内、外気温が25℃以上のとき1.5時間以内を標準とする。

(2)コンクリートを2層以上に分けて打ち込む場合, コールドジョイントが発生しないよう許容打重ね時間間隔を外気温25℃以下では2.5時間以内とする。また25℃を超えるときは2時間以内とする。

(3)梁のコンクリートが柱のコンクリートと連続している場合には,柱のコンクリートの沈下がほぼ終了してから、梁のコンクリートを打ち込む。

(4)棒状バイブレータは, コンクリートの材料分離の原因となる横移動を目的として使用してはならない。

(5)コンクリートをいったん締め固めた後, 再振動を適切な時期に行うことによって, コンクリート中にできた空隙や余剰水を少なくすることができる。さらにコンクリート強度および鉄筋との付着強度の増加、沈みひび割れ防止にも効果がある。

 

 

選択問題1【問題6】

労働安全衛生法令で定められている型枠支保工に関し、事業者が実施すべき措置について,次の文章の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。

(1) 型枠支保工の材料については,著しい損傷, (イ)又は腐食があるものを使用してはならない。

(2) 型枠支保工を組み立てるときは, 支柱, (ロ), つなぎ, 筋かい等の部材の配置,接合の方法及び寸法が示されている組立図を作成し,かつ,当該組立図により組み立てなければならない。

(3) 型枠支保工の設計荷重は, 型枠支保工が支える物の重量に相当する荷重に, 型枠1m²に

つき(ハ) kg 以上の荷重を加えた荷重によるものとすること。

(4) 支柱の継手は, (ニ)継手又は差込み継手とし, 鋼材と鋼材との接続部及び交差部は,ボルト, クランプ等の金具を用いて緊結すること。

(5) 鋼管(パイプサポートを除く。) を支柱として用いる場合は, 高さ(ホ)m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け, かつ, 水平つなぎの変位を防止すること。

 

【解答欄】

(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
変形 はり 150 突合せ 2

型枠支保工で事業者が実施すべき措置は、労働安全衛生規則に規定されている。

(1) 型枠支保工の材料については,著しい損傷, 変形又は腐食があるものを使用してはならない。(第237条)

(2) 型枠支保工を組み立てるときは, 支柱, はり, つなぎ, 筋かい等の部材の配置,接合の方法及び寸法が示されている組立図を作成し,かつ,当該組立図により組み立てなければならない。(第240条)

(3) 型枠支保工の設計荷重は, 型枠支保工が支える物の重量に相当する荷重に, 型枠1m²につき150 kg以上の荷重を加えた荷重によるものとすること。(第240条)

(4) 支柱の継手は, 突合せ継手又は差込み継手とし, 鋼材と鋼材との接続部及び交差部は,ボルト, クランプ等の金具を用いて緊結すること。(第242条)

(5) 鋼管(パイプサポートを除く。) を支柱として用いる場合は, 高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け, かつ, 水平つなぎの変位を防止すること。(第242条)

 

 

選択問題1【問題7】

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく廃棄物の適正な処理にあたり、産業廃棄物管理票(マニフェスト) (以下「管理票」という。)の交付等に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記述しなさい。

(1)産業廃棄物を生ずる事業者は, その産業廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合には,当該委託に係る産業廃棄物の引渡しと(イ)に当該産業廃棄物の運搬又は処分を受託した者に対し, 管理票を交付しなければならない。

(2)管理票には,当該委託に係る産業廃棄物の(ロ)及び(ハ), 運搬又は処分を受託した者の氏名又は名称その他環境省令で定める事項を記載するものとする。

(3)管理票を交付した者は,当該管理票の写しを当該交付をした日から(ニ)年間保存しなければならない。

(4)管理票を交付した者は,当該管理票に関する報告書を作成し,これを(ホ)に提出しなければならない。

 

【解答欄】

(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
(イ) (口) (ハ) (二) (ホ)
同時 種類 数量 5 都道府県知事

廃棄物の適正な処理のための産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付等に関しては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」12条の3(産業廃棄物管理票)に示されている。

(1)産業廃棄物を生ずる事業者は, その産業廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合には,当該委託に係る産業廃棄物の引渡しと同時に当該産業廃棄物の運搬又は処分を受託した者に対し, 管理票を交付しなければならない。(第1項)

(2)管理票には,当該委託に係る産業廃棄物の種類及び数量, 運搬又は処分を受託した者の氏名又は名称その他環境省令で定める事項を記載するものとする。(第1項)

(3)管理票を交付した者は,当該管理票の写しを当該交付をした日から5年間保存しなければならない。(第2項及び同施行規則第8条の21の2)

(4)管理票を交付した者は,当該管理票に関する報告書を作成し,これを都道府県知事に提出しなければならない。(第7項)

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