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1級土木・令和3年・問題BNo.31~No.35

1級土木・令和3年・問題BNo.31~No.35

No. 31

労働者の健康管理のために事業者が講じるべき措置に関する下記の文章中 の の(イ)~(ニ) に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・休憩時間を除き一週間に40時間を超えて労働させた場合、 その超えた労働時間が一月当たり 80時間を超え,かつ, 疲労の蓄積が認められる労働者の申出により、(イ)による面接 指導を行う。

・常時に特定粉じん作業に従事する労働者には, 粉じんの発散防止・作業場所の換気方法・ 呼吸用保護具の使用方法等について(ロ)を行わなければならない。

・一定の危険性 有害性が確認されている化学物質を取り扱う場合には,事業場における(ハ)が義務とされている。

・事業者は,原則として,常時使用する労働者に対して, (二)以内ごとに,医師による健康診断を行わなければならない。

  1. (イ)医師(ロ)技能講習(ハ)リスクマネジメント(二)1年
  2. (イ)医師(ロ)特別の教育(ハ)リスクアセスメント(二)1年
  3. (イ)カウンセラー(ロ)技能講習(ハ)リスクアセスメント(二)3年
  4. (イ)カウンセラー(ロ)特別の教育(ハ)リスクマネジメント(二)3年

解答2

労働者の健康管理のために事業者が講じるべき措置は, 労働安全衛生法や労働安全衛生規則 等に規定されている。

  • 休憩時間を除き一週間に40時間を超えて労働させた場合、 その超えた労働時間が一月当たり 80時間を超え,かつ, 疲労の蓄積が認められる労働者の申出により, 医師による面接指導を行う(労働安全衛生法第66条の8第1項及び同規則第52条の2第1項)。
  • 常時に特定粉じん作業に従事する労働者には, 粉じんの発散防止・作業場所の換気方法・ 呼吸用保護具の使用方法等について特別の教育を行わなければならない (粉じん障害防止 規則第22条第1項)。
  • 一定の危険性・有害性が確認されている化学物質を取り扱う場合には,事業場におけるリスクアセスメントが義務とされている(労働安全衛生法第57条の3第1項)。
  • 事業者は,原則として, 常時使用する労働者に対して, 1年以内ごとに,医師による健康診断を行わなければならない (労働安全衛生規則第44条第1項)。

No. 32

品質管理に関する下記の文章中のの(イ)~ (二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・品質管理は,ある作業を制御していく品質の統制から, 施工計画立案の段階で(イ)を検討し, それを施工段階でつくり込むプロセス管理の考え方である。

・工事目的物の品質を一定以上の水準に保つ活動を(ロ) 活動といい,品質の向上や品質の 維持管理を行う品質管理よりも幅広い概念を含んでいる。

・品質特性を決める場合には,構造物の品質に重要な影響を及ぼすものであること,(ハ)しやすい特性であること等に留意する。

・設計値を十分満足するような品質を実現するためには、(ニ) を考慮して、余裕を持った品質を目標としなければならない。

  1. (イ)管理特性(ロ)品質保証(ハ)測定(二)ばらつきの度合い
  2. (イ)調査特性(ロ)維持保全(ハ)推定(二)ばらつきの度合い
  3. (イ)管理特性(ロ)品質保証(ハ)推定(二)最大値
  4. (イ)調査特性(ロ)維持保全(ハ)測定(二)最大値

解答1

  • 品質管理は,ある作業を制御していく品質の統制から, 施工計画立案の段階で管理特性を検討し, それを施工段階でつくり込むプロセス管理の考え方である。
  • 工事目的物の品質を一定 以上の水準に保つ活動を品質保証活動といい、品質の向上や品質の維持管理を行う品質管理 よりも幅広い概念を含んでいる。
  • 品質特性を決める場合には,構造物の品質に重要な影響を 及ぼすものであること, 測定しやすい特性であること等に留意する。
  • 設計値を十分満足するような品質を実現するためには、ばらつきの度合いを考慮して、余裕を持った品質を目標としなければならない。

No. 33

情報化施工におけるTS (トータルステーション)・GNSS (全球測位衛星シ ステム)を用いた盛土の締固め管理に関する下記の文章中の の(イ)~(二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・TS・GNSSを用いて締固め機械の走行記録をもとに, 盛土の締固め管理をする方法は,(イ)の1つである。

・TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理は, 締固め機械の走行位置をリアルタイムに計測 し,(ロ) を確認する。

・盛土の施工仕様 (まき出し厚や(口) は,使用予定材料のうち(ハ) について、事前に試験施工で決定する。

・盛土の材料を締め固める際は,原則として盛土施工範囲の(ニ)について,モニタに表示される(口) 分布図が, 規定回数だけ締め固めたことを示す色になることを確認する。

  1. (イ)品質規定方式(ロ)締固め度(ハ)最も使用料が多い材料(二)全ブロック
  2. (イ)工法規定方式(ロ)締固め回数(ハ)全ての種類毎の材料(二)全ブロック
  3. (イ)工法規定方式(ロ)締固め度(ハ)最も使用料が多い材料(二)代表ブロック
  4. (イ)品質規定方式(ロ)締固め回数(ハ)全ての種類毎の材料(二)代表ブロック

解答2

TS・GNSSを用いて締固め機械の走行記録をもとに, 盛土の締固め管理をする方法は,工法規定方式の1つであり、締固め機械の走行位置をリアルタイムに計測し, 締固め回数を確認する。

盛土の施工仕様 (まき出し厚や締固め回数)は、 使用予定材料のうち全ての種類毎の材料について、事前に試験施工で決定し、 締め固めの際は,原則として盛土施工範囲の全ブ ロックについて, モニタに表示される締固め回数分布図が, 規定回数だけ締め固めたことを示す色になることを確認する。

No. 34

機械式鉄筋継手に関する下記の文章中の(イ)~(二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・機械式鉄筋継手には, 継手用スリーブと鉄筋がグラウトを介して力を伝達するモルタル充填継手や, 内面にねじ加工されたカプラーによって接合する(イ) 鉄筋継手がある。

・機械式鉄筋継手の継手単体の特性は,一方向引張試験や弾性域正負繰返し試験時の引張強度や(口)によって確認される。

・モルタル充填継手の施工にあたり, 鉄筋の挿入長さが十分であることを,(ハ)で確認す る。

・施工後のモルタル充填継手では,モルタルが排出孔から(ニ)ことを確認する。

  1. (イ)竹節(ロ)座屈強度(ハ)マーキング位置(二)排出していない
  2. (イ)竹節(ロ)すべり量(ハ)ノギス(二)排出していない
  3. (イ)ねじ節(ロ)座屈強度(ハ)ノギス(二)排出している
  4. (イ)ねじ節(ロ)すべり量(ハ)マーキング位置(二)排出している

解答4

  • 機械式鉄筋継手には, 継手用スリーブと鉄筋がグラウトを介して力を伝達するモルタル充 填継手や, 内面にねじ加工されたカプラーによって接合するねじ節鉄筋継手がある。
  • 機械式鉄筋継手の継手単体の特性は,一方向引張試験や弾性域正負繰返し試験時の引張強度や すべり量によって確認される。
  • モルタル充填継手の施工にあたり, 鉄筋の挿入長さが十分であることを, マーキング位置で確認し, モルタルが排出孔から排出していることを確認する。

No. 35

プレキャストコンクリート構造物の接合施工に関する下記の文章中の の(イ)〜(二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・プレキャストコンクリートの接合面に用いるエポキシ樹脂接着剤は、コンクリート温度が(イ)と粘度が高くなり硬化反応も遅くなることから, 使用温度に適したものを選んで使用する。

・プレキャストコンクリートの接合面に接着剤を用いる場合は, 施工前に接合面を十分に(ロ)させる。

・プレキャストコンクリートの接合面にモルタルを打ち込んで接合する場合は,施工前に接合面を十分に(ハ)させる。

・シールドのセグメント等で用いられる(ニ)により接合する方法は、部材の製造や接合時に,高精度な寸法管理や設置管理が必要になる。

  1. (イ)高すぎる(ロ)乾燥(ハ)吸水(二)モルタル充填継手
  2. (イ)高すぎる(ロ)吸水(ハ)乾燥(二)ボルト締め
  3. (イ)低すぎる(ロ)乾燥(ハ)吸水(二)ボルト締め
  4. (イ)低すぎる(ロ)吸水(ハ)乾燥(二)モルタル充填継手

解答3

  • プレキャストコンクリートの接合面に用いるエポキシ樹脂接着剤は, コンクリート温度が低すぎると粘度が高くなり硬化反応も遅くなることから, 使用温度に適したものを選んで 使用する。
  • なお, 接合面に接着剤を用いる場合は, 施工前に接合面を十分に乾燥させ, 接 合面にモルタルを打ち込んで接合する場合は, 施工前に接合面を十分に吸水させる。
  • シールドのセグメント等で用いられるボルト締めにより接合する方法は、 部材の製造や接合時に,高精度な寸法管理や設置管理が必要になる。

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