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1級土木・令和3年・問題BNo.21~No.25

1級土木・令和3年・問題BNo.21~No.25

No. 21

施工計画作成の留意事項に関する下記の文章中のの(イ)~(二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・施工計画の作成は、 発注者の要求する品質を確保するとともに, (イ) を最優先にした施 工を基本とした計画とする。

・施工計画の検討は,これまでの経験も貴重であるが,新技術や(ロ) を取り入れ工夫・改 善を心がけるようにする。

・施工計画の作成は、一つの計画のみでなく、いくつかの代替案を作り比較検討して(ハ) の計画を採用する。

・施工計画の作成にあたり, 発注者から指示された工程が最適工期とは限らないので指示 された工程の範囲内でさらに(ニ) な工程を探し出すことも大切である。

  1. (イ)工程(ロ)新工法(ハ)標準(二)画一的
  2. (イ)安全(ロ)既存工法(ハ)標準(二)画一的
  3. (イ)安全(ロ)新工法(ハ)標準(二)経済的
  4. (イ)工程(ロ)既存工法(ハ)標準(二)経済的

解答3

【施工計画の作成にあたっての留意事項】

  • 発注者の要求品質を確保するとともに,安全を最優先にした施工を基本とした計画とする。
  • 従来の経験も貴重であるが, 新技術や新工法を取り入れ工夫・改善を心がけるようにする。
  • 1つの計画のみでなく,いくつかの代替案を作り比較検討して、 最良の計画を採用する。
  • 発注者が設定した工期が最適工期とは限らないので,指示された工期の範囲内でさらに経済的な工程を探し出すことも大切である。
  • 関係技術者に限定せず, 社内の他組織も活用して全社的な高度の技術水準を活用する。

No. 22

公共工事における施工体制台帳作成に関する下記の文章中のの(イ)~(二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・発注者から直接工事を請負った建設業者は, 施工するために下請契約を締結する場合には, 下請金額(イ),施工体制台帳を作成しなければならない。

・施工体制台帳を作成する建設工事の下請負人は,その請負った工事を他の建設業を営む者 に請け負わせたときは, 再下請負通知書を(ロ) に提出しなければならない。

・施工体制台帳には,作成建設業者に関する許可を受けて営む建設業の種類, (ハ) の加入 状況などを記載しなければならない。

・施工体制台帳を作成する建設業者は,当該工事における施工の分担関係を表示した(ニ)] を作成し, 工事関係者及び公衆が見やすい場所に掲示しなければならない。

  1. (イ)が一定額以上の場合(ロ)発注者(ハ)健康保険等(二)工程表
  2. (イ)にかかわらず(ロ)元請業者(ハ)健康保険等(二)施工体系図
  3. (イ)が一定額以上の場合(ロ)元請業者(ハ)建設業協会(二)施工体系図
  4. (イ)にかかわらず(ロ)発注者(ハ)建設業協会(二)工程表

解答2

公共工事における施工体制台帳作成等に関しては, 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第15条 (施工体制台帳の作成及び提出等), 建設業法第24条の8 (施工体制台 帳及び施工体系図の作成等)及び同施行規則第14条の2 (施工体制台帳の記載事項等) に規定されている。

  • 発注者から直接工事を請負った建設業者は, 施工するために下請契約を締結する場合には, 下請金額にかかわらず, 施工体制台帳を作成しなければならない。
  • 施工体制台帳を作成する建設工事の下請負人は,その請負った工事を他の建設業を営む者に請け負わせたときは, 再下請負通知書を元請業者に提出しなければならない。
  • 施工体制台帳には, 作成建設業者に関する許可を受けて営む建設業の種類, 健康保険等の加入状況などを記載しなければならない。
  • 施工体制台帳を作成する建設業者は,当該工事における施工の分担関係を表示した施工体系図を作成し, 工事関係者及び公衆が見やすい場所に掲示しなければならない。

No. 23

工事の原価管理に関する下記の文章中の(イ)~(ニ)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・原価管理は,工事受注後に最も経済的な施工計画を立て,これに基づいた(イ) の作成時 点から始まって、 管理サイクルを回し、(ロ) 時点まで実施される。

・原価管理は,施工改善・計画修正等があれば修正 (イ)を作成して,これを基準として再び管理サイクルを回していくこととなる。

・原価管理を有効に実施するには,管理の重点をどこにおくかの方針を持ち, どの程度の細かさでの(ハ)を行うかを決めておくことが必要である。

・施工担当者は,常に工事の原価を把握し、(イ)(ニ)の比較対照を行う必要がある。

  1. (イ)最終原価(ロ)設計変更(ハ)原価計算(二)実行予算
  2. (イ)実行予算(ロ)設計変更(ハ)工事決算(二)最終原価
  3. (イ)実行予算(ロ)工事決算(ハ)原価計算(二)発生原価
  4. (イ)原価計算(ロ)最終原価(ハ)工事決算(二)発生原価

解答3

原価管理は,工事受注後に最も経済的な施工計画を立て,これに基づいた実行予算の作成時点から始まって, 管理サイクルを回し、 工事決算時点まで実施されるが, 施工改善・計画修正等があれば修正実行予算を作成して,これを基準として, 再び管理サイクルを回していくこととなる。

原価管理を有効に実施するには、管理の重点をどこにおくかの方針を持ち、どの程度の細かさでの原価計算を行うかを決めておき, 施工担当者は、常に工事の原価を把握し実行予算発生原価の比較対照を行う必要がある。

No. 24

建設機械の選定に関する下記の文章中の(イ)~ (二)に当てはまる語句の組合せとして, 適当なものは次のうちどれか。

・建設機械は, 機種・性能により適用範囲が異なり, 同じ機能を持つ機械でも現場条件によ り施工能力が違うので,その機械が(イ) を発揮できる施工法を選定する。

・建設機械の選定で重要なことは, 施工速度に大きく影響する機械の(ロ),稼働率の決定である。

・組合せ建設機械の選択においては、 主要機械の能力を最大限に発揮させるために作業体系を(ハ)する。

・組合せ建設機械の選択においては, 従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等, あるいは幾分(二)にする。

  1. (イ)最大能率(ロ)燃費能率(ハ)直列化(二)高め
  2. (イ)平均能率(ロ)作業能率(ハ)直列化(二)低め
  3. (イ)平均能率(ロ)燃費能率(ハ)並列化(二)低め
  4. (イ)最大能率(ロ)作業能率(ハ)並列化(二)高め

解答4

建設機械は, 機種・性能により適用範囲が異なり、 同じ機能を持つ機械でも現場条件により 施工能力が違うので,その機械が最大能率を発揮できる施工法を選定する。

また,建設機械の選定で重要なことは, 施工速度に大きく影響する機械の作業能率, 稼働率の決定である。

組合せ建設機械の選択においては主要機械の能力を最大限に発揮させるために作業体系を並列化し、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等, あるいは幾分高めにする。

No. 25

工程管理に関する下記の文章中の(イ)~ (二)に当てはまる語句の組合せとして適当なものは次のうちどれか。

・工程管理は, 品質, 原価,安全等工事管理の目的とする要件を総合的に調整し、策定され基本の(イ)をもとにして実施される。

・工程管理は,工事の施工段階を評価測定する基準を(口)におき,労働力, 機械設備,資材等の生産要素を最も効果的に活用することを目的とした管理である。

・工程管理は, 施工計画の立案, 計画を施工の面で実施する (ハ)と, 施工途中で計画と実績を評価, 欠陥や不具合等があれば処置を行う改善機能とに大別できる。

・工程管理は,工事の(ニ)と進捗速度を表す工程表を用い, 常に工事の進捗状況を把握し(イ)と実施のずれを早期に発見し, 必要な是正措置を講ずることである。

  1. (イ)統制機能(ロ)品質(ハ)工程計画(二)施工順序
  2. (イ)工程計画(ロ)品質(ハ)統制機能(二)管理基準
  3. (イ)工程計画(ロ)時間(ハ)統制機能(二)施工順序
  4. (イ)統制機能(ロ)時間(ハ)工程計画(二)管理基準

解答3

工程管理は,品質, 原価,安全等工事管理の目的とする要件を総合的に調整し, 策定された基本の工程計画をもとに, 工事の施工段階を評価測定する基準を時間におき, 労働力,機械 設備, 資材等の生産要素を, 最も効果的に活用することを目的に実施する管理である。

工程管理は施工計画の立案, 計画を施工の面で実施する統制機能と, 施工途中で計画と実績を評価欠陥や不具合等があれば処置を行う改善機能とに大別でき, 工事の施工順序と進捗速度 を表す工程表を用い, 常に工事の進捗状況を把握し工程計画と実施のずれを早期に発見し,必要な是正措置を講ずることである。

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