土地家屋調査士とは、家や建物の状態や価値を明らかにする不動産の専門家です。
不動産に関するやりとりをスムーズにしたり代行したりします。
不動産取引(どのような大きさや形かという表示に関する登記)や、建物などに対して税金を課す際に必要な知識(資格)とも言えるでしょう。
また土地家屋調査士は、法人・個人事務所や建設会社(コンサル)、測量会社などで活躍しています。
それではさっそく、土地家屋調査士になるための試験日や内容についてくわしくみていきましょう。
土地家屋調査士★試験の日程
土地家屋調査士は、年1回実施される試験であり国家資格です。
日程は以下のとおりで、筆記試験は毎年10月の第3日曜日に実施され、口述試験は1月中旬に行われます。(筆記試験合格者のみ)
土地家屋調査士の試験日程
筆記試験:10月○日(第3週の日曜日)
口述試験:1月中旬(筆記試験合格者のみ)
土地家屋調査士★試験内容
土地家屋調査士試験は、筆記試験と口述試験(筆記試験の合格者が対象)の2種類です。
さらに筆記試験は、「午前の部」と「午後の部」があります。
午前の部では平面測量および作図を行い、午後の部は択一で不動産登記法・民法他から20問、書式で土地・建物から各1問出題されます。
そしてココでポイントなのが、測量士、測量士補、1級・2級建築士の資格を所有していれば、「午前の部」の試験が免除されることです。
上記の資格をもっている方がかなり有利ということですね。
この中でも一番取りやすい資格は【測量士補】です。
関連記事もありますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
土地家屋調査士★試験基本情報 | |
受験資格 | 制限なし(だれでも受験可能) |
試験日 | 筆記試験:10月○日(第3週の日曜日)
口述試験:1月中旬(筆記試験合格者のみ) |
試験科目 | 筆記
午前の部:平面測量10問/作図1問 午後の部:択一★不動産登記法・民法他から20問、書式★土地・建物から各1問 口述 1人15分程度の面接方式による試験 |
願書配布&受付 | 7月下旬~8月中旬
各都道府県(地方)法務局で配布・受付 |
受験場所 | 全国9会場(東京、大阪、名古屋、広島、福岡、那覇、仙台、札幌、高松) |
受験料 | 8,300円 |
また合格すれば、土地家屋調査士となる資格を有する者が、土地家屋調査士になるには、日本土地家屋調査士会連合会に備える土地家屋調査士名簿に登録します。(土地家屋調査士法第8条の規定)
この土地家屋調査士名簿に登録を受ける際には、手数料として25,000円を日本土地家屋調査士会連合会に納付する必要があります。(日本土地家屋調査士会連合会会則第41条の規定)
土地家屋調査士★試験に合格するための勉強時間&方法
土地家屋調査士になるために必要な勉強時間は800~1,000時間くらいと言われています。
1日2~3時間勉強したとしても約1年ほどかかります。
さらに筆記に加え、口述試験もあることから合格率は10%前後でかなり難しい試験と言えるでしょう。
そして勉強方法としては、独学や通信講座などがありますが、おすすめは通信講座です。
なぜなら合格率の低さから考えても、分からない部分をプロの講師に確認し、理解しておくことが大切だからです!
一方で、前章でもお話したように、、測量士、測量士補、1級・2級建築士の資格を所有していれば、「午前の部」の試験が免除されます。
多くの人が上記の資格取得も合わせて行い(済ませてから)、土地家屋調査士の試験に臨んでいます。
挑戦するのであれば、セットで資格取得を目指した方が効率はかなり良いでしょう。
そこでおすすめしたいのは、アガルートです。
もちろん土地家屋調査士のみの講座も受けられますが、測量士補とセットになっている講座もあるので、自分のスタイルに合った資格勉強ができます。
興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね~ 😀
そのほか、土地家屋調査士の通信講座についてまとめたものは、以下の記事をご覧ください。
土地家屋調査士の通信講座★比較5選!料金&内容かんたんチェック
以上です。
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ありがとうございました。