今回のテーマは【エクセルの小数点以下の切り捨てや消費税切り捨て】です。
エクセルでお金の管理をしている人は多いのではないでしょうか。
お金の計算をするとき、日本(円)で金額に小数点がつくことはありませんよね?
たとえば請求書や税務申告をするときも、消費税などに関する端数処理はすべて切り捨てでおこなわれます。
国税庁のルールで、消費税の課税により発生した1円未満の端数についてはすべて切り捨てと定められているのです。
よって使うエクセル関数は【ROUNDDOWN(ラウンドダウン)】
使い方や意味を理解して、しっかりお金管理していきましょう。
エクセルで小数点以下切り捨てるならROUNDDOWN(消費税も)
エクセルを使ってお金などの予算管理をするときに、小数点以下や消費税の切り捨てをしたい場合は、ROUNDDOWN(ラウンドダウン)という関数を使います。
さっそく使い方をみていきましょう。
ROUNDDOWNの式はこんな感じです。
切り捨てをしたい数値や式(セル)と、切り捨てたい引数(桁数)を指定してあげると、自動で端数処理をしてくれます。

たとえば、以下のリンゴの売上の表をみてください。
商品名 | 単価(10㎏/円) | 数量 | 金額 |
ふじ | 3,488 | 1.6 | 5,581 |
つがる | 3,755 | 1.5 | 5,633 |
おうりん | 3,858 | 2 | 7,716 |
ジョナゴールド | 4,125 | 1 | 4,125 |
合計 | 23,054 | ||
消費税 | 10% | ||
総合計 | 25,359.73 |
エクセル関数をなにも入れない状態で総合計を計算すると、小数点以下が出てきてしまいます。
いっぽうROUNDDOWNの関数を入れて計算してみると、
こんな感じで、小数点以下の数字を切り捨ててくれました。
※分かりやすいように小数点以下も表示しています。
ここで、引数【桁数】の指定について理解しておきましょう。
小数点を切り捨てたいのであれば、引数【桁数】は0(ゼロ)を指定してください。
位が大きくなるにつれ引数はマイナス、小さくなるにつれ引数はプラスの数字が増えていきます。
まちがえやすい部分ですので注意してくださいね 🙂
【エクセルの小技】小数点以下を含む指定した桁数で四捨五入するROUND(ラウンド)
そのほか数値の切り捨て以外でも、四捨五入をしてくれるエクセル関数【ROUND(ラウンド)】があります。
関数の構成や引数(桁数)の考え方はROUNDDOWNと同じです。
四捨五入をしたい!というときは、ぜひROUND(ラウンド)関数を使ってみてください。
【エクセルの小技】小数点以下を含む指定した桁数で切り上げるROUNDUP(ラウンドアップ)
ROUNDつながりでもうひとつ。
数値を切り上げたい場合はROUNDUP(ラウンドアップ)を使います。
ROUNDと同じく、関数の構成や引数(桁数)の考え方はROUNDDOWNと同じです。
数字を切り上げて表示したいときは、ROUNDUP(ラウンドアップ)を使いましょう。
まとめ
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今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。