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プラスチックの種類とインテリア関連の主な用途

プラスチック★インテリア

プラスチックとは石油からつくられる材料で、合成樹脂とも呼ばれます。

自由な形をつくりやすく、軽量で腐らないなどの特徴があります。

また家具などのインテリアでは部分的な使用が大半ですが、イスなどではプラスチックで一体成型してつくられるものもありますよ 🙂

そんなわけで今回は、インテリア関連(用途)のプラスチックの種類について解説していきます。

それではさっそく参りましょう、ラインナップは目次からどうぞ!

 

プラスチック材料の種類と用途

プラスチックのイス

まずは以下の表をみてください。

プラスチックの種類とインテリア関連の主な用途をまとめました。

分類 種別 主な用途
熱可塑性樹脂 ポリエチレン樹脂 イス、テーブル
ポリプロピレン樹脂 イス、テーブル
塩化ビニル樹脂 壁紙、ビニルレザー
ポリアミド(ナイロン)樹脂 部品(キャスターなど)
ポリカーボネート樹脂 イス、ガラスの代用
アクリル樹脂 ガラスの代用
熱硬化性樹脂 ポリウレタン樹脂 クッション材、断熱材
フェノール樹脂 合板の接着剤
不飽和ポリエステル樹脂 FRP、合板の化粧材
メラミン樹脂 合板の接着剤

 

熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂

プラスチックは、加熱すると軟らかくなり、冷えると硬くなる熱可塑性樹脂と、加熱したあとに硬化すると、再び加熱しても軟らかくならない熱硬化性樹脂に分けられます。

熱可塑性樹脂は加工や再利用がかんたんで、熱硬化性樹脂は熱に強く強度が高いのがメリットです。

それぞれの特性や用途によってさまざまなシーンで使い分けられています。

 

ちなみに熱可塑性樹脂の主な成型方法には次のようなものがあります。

参考にご確認ください。

射出成型 溶かした樹脂を金属のなかに射出して成形する方法
中空成型(ブロー成型) 軟化させた樹脂を金型に挟んでから、風船のように中に空気を吹き込んで成型する方法
押し出し成型 溶かした樹脂を型から押し出して成型する方法
真空成型 軟化させたシート状の樹脂を金型にのせ、底から空気をぬいて金型に樹脂を吸着させて成型する方法

 

家具やインテリアに使われるプラスチック

家具の材料としては、

ポリエチレン樹脂⇒屋外用の家具、オフィス用のテーブル甲板

ポリプロピレン樹脂⇒屋外用の家具、イスのシェル(※シェル:イスでは背と背面を一体で曲面状につくったもの)

ポリアミド(ナイロン)樹脂⇒引き出しのレール、キャスター

ポリウレタン樹脂⇒クッション材や塗料

などが一般的で代表的です。

また不飽和ポリエステル樹脂にガラスなどの繊維を加えて強度を高めたものはFRP(Finber Reinforced Plastic:繊維強化プラスチック)とよばれ、イスのシェルや浴槽などに使われます。

FRP

 

プラスチック家具のお手入れ方法

家具などのプラスチック製品のお手入れ方法は、基本的に水拭きです。

汚れが目立つ場合は中性洗剤を薄めて布に浸して使用し、その後水拭きしましょう。

一方注意点としては、研磨剤の入ったクリーナーはキズになるので避けるのが良いですよ。

 

以上です。

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ありがとうございました。

 

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