こんにちは、1級土木施工管理技士のちゃんさとです。
今回は2級土木第二次検定の出題傾向についてみていきましょう。
過去問10年分くらいを調査しましたので、勉強の優先順位を決める際にご活用ください。
また、動画で見たい方は以下のYouTubeをぜひどうぞ!
それではさっそく参りましょう!
最新版(令和5年)!2級土木第二次検定の出題傾向
まずは分野別にみていきます。
以下の円グラフをご覧ください。
出題率が高い順番に、
1位:土工(33%)
2位:コンクリート(29%)
3位:施工(18%)
4位:安全(10%)
4位:その他(10%)
※その他:工程表の特徴、建設発生土、コンクリート塊の利用、施工計画・事前調査など
となっています。
とくに、土工とコンクリートだけで6割以上の出題率を占めていることが分かります。
よって分野別では土工とコンクリートをメインに勉強していくと良いでしょう。
それではそれぞれの分野について、さらに詳しく見ていきます。
2級土木第二次検定出題傾向(土工)
コンクリートの出題傾向は以下の円グラフをご覧ください。
出題率が高い順に、
- 盛土の施工・材料
- 軟弱地盤対策工法
- 土の原位置試験
- 法面保護工
- 盛土の締固め・機械
- 切土の施工
- 土留め支保工
ってな感じです。
土工については盛土の施工・材料が最も多く、さらに締固め・機械も加えると37%も占めていることが分かります。
よってまずは盛土について勉強し、その後は出題率が高いものから順にチェックしていくと良いでしょう。
2級土木第二次検定出題傾向(コンクリート)
コンクリートの円グラフは以下のとおり。
コンクリート分野では、レディーミクストコンクリートとコンクリート打ち込み・締固め・養生が同率1位となっています。
次いで多いのはコンクリート用語!
一方、1級土木に比べ2級土木のコンクリート分野は項目数は少なめですので、余裕のある人はすべて確認しておきましょう。
忙しくて時間の取れない人は、コンクリート用語までの3項目をメインに勉強すると良いですよ 🙂
2級土木第二次検定出題傾向(施工)
施工に関する出題傾向は以下のとおり。
鉄筋コンクリートの施工についてが最も多く、次いでプレキャスト施工、現場打コンクリート施工と続きます。
この3つが順繰り出ているような感じですので、しっかり押さえておけば得点率を上げることができるでしょう。
2級土木第二次検定出題傾向(安全)
つづいては【安全】です。
安全系で一番出題率が高かったのは、【高所作業】でした。
そのほか、
- 明かり掘削
- 架空線の安全
- 移動式クレーンの安全
が同じくらいの割合で出題されています。
逆に言えば、ここ10年ではこの4項目のうちどれかが出題されているということ。
安全に関してはこの4項目を中心に勉強を進めていくと良いでしょう。
2級土木第二次検定出題傾向(その他)
その他に分類した項目で1番出題率が高かったのは、【工程表の特徴】でした。
工程表の特徴について記述する問題が出題されていますので、特徴や概要を記述できるように準備しておきましょう。
また、建設発生土・コンクリート塊の利用や、施工計画・事前調査については、時々たまーに出るような感じです。
この3項目をしっかり押さえておけば、得点率アップが見込めます。
最新版(令和5年)!2級土木第二次検定の出題傾向(まとめ)
最後、まとめです。
分野別、出題率が高い順(上位)をまとめると以下の表のとおりです。
分野別ランキング | 優先順位 |
1位:土工 | 盛土の施工・材料 |
軟弱地盤対策工法 | |
土の原位置試験 | |
2位:コンクリート | レディーミクストコンクリート |
打込み・締固め・養生 | |
コンクリート用語 | |
3位:施工 | 鉄筋コンクリートの施工 |
プレキャストの施工 | |
現場打コンクリートの施工 | |
4位:安全 | 高所作業 |
明かり掘削、架空線、移動式クレーン | |
4位:その他 | 工程表の特徴 |
建設発生土・コンクリート塊の利用 | |
施工計画・事前調査 |
ぜひ分野や項目別に優先順位をつけて、効率よく勉強していきましょう。
絶対合格するぞー!(おー!)
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ありがとうございました。